- ベストアンサー
データ用のCD-Rとオーディオ用のCD-Rの音楽再生時の違い
MP3等をCD-Rに焼いてCDプレーヤーで再生する場合に、データ用のCD-Rでも音楽を再生できるようですが、オーディオ用のCD-Rに焼いた場合とでは、どのような違いがでるのしょうか。耳で聞いた範囲では判断がつきにくいのですが、どのような違いが出てくるのでしょうか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Q/オーディオ用のCD-Rに焼いた場合とでは、どのような違いがでるのしょうか。 A/データモード(ISO9660など)で書き込むMP3の場合は音質の差はまずないですよ。但しディスクによって別の差があるものもありますけど(後述です) オーディオ用とデータ用で差が出るとすれば、RedBookで規定するAudio書き込みモード、CD-DA*書き込みの場合のみです。しかも、その差はディスクのメーカーによって違いがあるメーカーと、データ用もオーディオ用も同じ作りで差はないメーカーとそれぞれ対応が異なりますから、必ず差があるわけではないのです。 *CD-DA=CompactDisc-DigitalAudioの略。Track At Onceで非圧縮PCM音源を16bitステレオ44,1KHzサンプリング(最長700MBディスクに80分)もしくはモノラル音声を8bit、22,05KHz(最長700MBディスクに160分)で収録したもの。 何故、CD-DA書き込み時のみかというと元々CD-DAの読み出しとデータCD(MP3などの書き込みはこれ)にに違いがあるためです。 CD-DAでは読み出し/書き込み時などにドライブの一部にアナログ回路があり、その回路を経由する際に僅かなノイズが混入することがあります。それが、結果的に音質を僅かに変えるのです。 そのため、オーディオ用ディスクの一部(マクセルなどはしているはず)では、ディスクのそりや歪みなどを最大限減らし、ドライブ駆動系への余分な負担を減らす試みを取っている物があります。 ドライブの駆動系はCDの読み書きなどを行うピックアップなどを適正な位置に動かすもので、これが頻繁に動くと、アナログ回路に余分なノイズが載ります。そんな、微細なノイズまで考えたのが音楽用CD-Rなのです。 しかし、MP3などの圧縮オーディオの場合は、アナログ回路はなく、別の回路を通って書き込まれます。そのため、データに余分なノイズが載ることはありません。よって、MP3の書き込みで音楽用を使っても音質向上の意味はない。ただし、オーディオ用のディスクの一部には音質向上とは別に、記録保持性を高め、劣化を減らす工夫をしているディスクも存在しますから、長期保存がデータ用より良いものもあります。そのため、全く効果がないかというと、そうとは言えない。 ちなみに、先にも述べたように全てのメーカー、全てのディスクがオーディオ用とデータ用で何らかの違いがあるわけではありません。一部メーカーではオーディオ用とデータ用との差がないものもありますから、ご注意を・・・(注意しろといってもメーカーに聞く以外、一般の人には調べようがないですけどね。) ということです。 最後に、例え音質向上策が採られているメディアに書き込んでも、差は本当にわ~~~ずかですから、よっっっぽど耳が優秀な人でないと分からないと思いますよ。私もオーディオ用とデータ用での差は感じない。粗悪メディアとの差なら分かることもありますけど。 まあ、私的録音(録画)補償金が上乗せされた音楽用メディアを使うなら、とっても大事な音楽を保存するには良いかも。それ以外はデータ用で良いでしょう。(本当は法律上、好ましくはないのですけど)
その他の回答 (1)
- densha
- ベストアンサー率29% (333/1123)
音に関しては、差がないと思います。 メディアに価格の差があるくらいでは無いでしょうか? 音楽用CD-Rメディアには、著作権料(?!)の様な 保護価格が含まれていて、その分高価だと思います。 真偽のほどは確かではないですが、品質も高いと言う 事です。(=高品質の音と言う意味ではない) 私の場合は、使った事が無いですね。 データ用で十分だと思っています。
お礼
densha様 早朝からご回答ありがとうございます。 MOにも保護価格が設定されていることは話に聞きました。 その保護価格の関係でオーディオ用のCD-Rがあるわけですか。 であれば、ほとんど個人で楽しむ範囲においては品質の違いはないと いうことですね。 みなさん、大体個人的にはパソコン用またはデータ用を使っている ということでしょうかネ。 ありがとうございました。
お礼
parts様 明快なアドバイスをありがとうございました。 専門分野の方の貴重なご意見を生に近いかたちで、いただいて感謝です。 >Q/オーディオ用のCD-Rに焼いた場合とでは、どのような違いがでるのしょか。 私自身は何も差を感じないのですが、もしかして存在する多少の差を私は 認識できていないのではないか、という認識不足からくる不安に駆られて 質問させてただいた次第です。 他に、友人に試聴させるときなどにも音自体は問題ないとしても、CDケースが オーディオ用でないとそれだけで、音質がよくないイメージをもたないか、 なども含めて、実際のところはどうなのか確認したかった内容でした。 非圧縮音源と圧縮されたMP3などの音源では書き込みモードにアナログ回路を 通すか、別の回路を通るかの差によって、わずかなノイズがでるデータ用と そのノイズを遮断するオーディオ用に分かれるということでしょうか。 仕組みまで詳しくご説明いただいて、しかも、詳しい方が音楽鑑賞としては まったくと言っていいほど差はない、ということですので十二分に納得しました。 これで人に渡すときにも、簡単な説明なるでしょう。