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レーシングカートエンジン KT100Pについて・・・
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- teru_kuma
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KT100Pはフルチューン前提なので、ノーマルで使うことは考慮されていません。したがって(写真にはワルボロのキャブが写っていますが)当時のレースではとんでもなく径の大きいスライドバルブキャブが使われていました。質問者さんが入手されたもののチューン度合いがわからないのでキャブセットについてはなんとも回答しようがありません。 ノーマルでかつKT100Sと同じキャブを着けるのであればKT100Sよりローハイともやや濃いめから絞っていけばよいと思います。 上の話と被りますが、基本的にワンメイクレースにノーマルで使うPV50やPRDとフルチューン前提のKT100Pを単純比較するのは無理ではないですか?古いといってもノーマルエンジンよりはパワーがあります。 ノーマルのKT100Pということであれば、圧縮比の初期値がやや高い分だけKT100Sよりはパワーがあります。 あと、このエンジンはKT100Sと同じパーツを使っている箇所とそうでない箇所があったと記憶していますので、専用パーツはもう入手できないと思われますのでオーバーホールなどは不可能だと思います。
- teru_kuma
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1985年ぐらいまでA1クラスではレギュレーション上 ・KT100S(今も入門クラスで使われているエンジン)に代表されるピストンバルブ形式 ・外国製(当時はIAME全盛)リードバルブ形式 のどちらも使用が認められていました。 当初からリードバルブの方がパワーはあったのですが、1984年ぐらいまではKT100Sを使うヤマハワークスが良いドライバーを乗せていたこともありピストンバルブ形式がレースを制していました。 しかし1984年頃から、プライベート系の速いドライバーがリードバルブを使うようになった事もあり、KT100Sは劣勢を強いられるようになってきました。 そこでヤマハがワークスの威信を賭けて開発し1985年に実践投入したのがKT100Pです。 しかし、時代はリードバルブ全盛期に移っておりピストンバルブのKT100Pは大した成果を上げることなく数年で表舞台から消えました。 実際にフルチューンのKT100SとKT100Pを乗り比べた経験がありますが、そう大した違い感じませんでした。 当時最強のリードバルブであったIAMEパリラTT25とわかり易く比較すると TT25>>>KT100P>KT100S こんな感じですね。 注)記載した西暦は1年前後ずれているかもしれません。
お礼
まずは、たいへんなエキスパートの方より御回答いただきましたことに対して、心より御礼申し上げます。 実は、私も20年近く前にカートを始めてはいるのですが、すでにその頃は、リードバルブ・ロータリーバルブ全盛の時代でした。 IAMEもすでにTT75に進化し、KT100Pはすでにサーキットで見ることはありませんでした。(話には聞いておりましたが・・) ですが、今回縁あってKT100Pを譲っていただけることになり、ピストンバルブの限界(チューニングエンジン)に乗れることに胸躍らせております。そのための予備知識がもっと欲しかったのですが、かなり以前からカートをやっていらっしゃる上に、かなりのエキスパートの方しか御存知無い・・ということで、半ばあきらめかけておりました。 本当にありがとうございました。 図々しさついでにですが、もし御存知であれば、基本的なキャブセッティングと注意点を御教授願えましたら・・と思っております。 ちなみに私はあえてPV50やPRDではなくKT100Pを選択したのですが、パワー的にはどうなのでしょうか? 最後がまた質問になってしまってすみません。 それでは失礼いたします。
お礼
二度までも、丁寧な御指南本当にありがとうございました。 ピストンバルブエンジンにスライドキャブを付けていたなんて驚きです。 確かに20年ほど前に「以前はKTをカリカリにチューンしてとんでもないくらい回していた・・。あっ、このKTではないけどネ・・。」というのを聞きました。(実はその記憶が引っかかっていたので、今回のKT100P購入へと繋がったのですが・・。) 何だか「探偵ナイトスクープ」で昔からの疑問を解決していただいたような気がします。 心からteru_kuma様には感謝いたします。 (しかし、teru_kuma様はたいへんなエキスパートの方とお見受けいたしましたが、もしHP等をお持ちでしたら、御迷惑でなければお教え願えましたら幸いです。) それでは失礼いたします。