ニコンFM1Oの事?
FM10はフィルム使用の完全マニュアルカメラです。機械式シャッターで露出計以外は電池無しでも動きます。
このカメラで覚える必要がある動作は、
1.フィルムのセット・巻き上げ・巻き戻し・取り外し。
2.ISO感度設定。(シャッターダイヤルを持ち上げて回し、ダイヤル上部窓内の数字がフィルム感度と同じになる様に合わせる)
3.ピント調整。レンズのピントリングを使用。
4.露出調整。これが一番問題。簡単に言うと、レンズの絞りリングとカメラのシャッターダイヤルを回して露出計が緑になる様にする(この時シャッターを半押し状態にしないと露出計は点灯しない=シャッターボタンを少し押すと露出計が点灯し、押し切るとシャッターがきれる。ただし、シャッターボタンの代わりに、レンズ着脱ボタン上のボタンを押す事でも露出計を点灯させる事が可能)。絞りやシャッタースピードの違いによる効果を覚える必要あり。
5.レンズの着脱。電池の交換。
ここまで出来れば普通の写真の撮影は可能です。
このカメラの他の機能として、セルフタイマー、多重露出レバー(巻き上げレバー根元部にあり、一枚のフィルム上への重ね撮りに使用)、プレビューレバー(絞りの効果の確認に使用)があります。
特徴として、巻き上げレバーを少し出した状態(レバーを少し動かした時にシャッターボタン部に黒い板が出入りするの分かりますか? その板がボタンから外れる程度)にしないとボタンが押せません(板がロックになっている)。
また、ストロボを使用する時には1/125秒以下のシャッタースピードにしなくてはなりません。
書籍を購入されるなら、露出を扱った物が良いかと。一番やっかいですから。操作系が同じあるいは似ているカメラの特集本でも良いですね。ちなみにその手のカメラだと、ニコンFM2・ニコンFM3Aや、操作系に違いはあるけどニコンF3等。