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InDesign CS4
InDesign CS4で、アンカー付きオブジェクトを文字と重なったときに、文字の背面へ配置するにはどうしたらよいのでしょうか?
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は~いはい、私と同じ問題に突き当たった人がいらっしゃったわけですね(^_^;) 私はCS3ですが、おそらくこの機能についてはCS4でも変更されていない(だからこそ私と同じ問題に直面なさっている)と思います。 まず、私が直面した状況についてお話ししておきます。 私の場合、文章の段落の一部に、網かけをする必要が生じました。しかし、校正時に行ズレが生じる可能性が高い(というか必ず起きる)ため、アンカー付きオブジェクトの機能を利用し、グラフィックによる網かけが文章の行ズレと同期するようにしようとしたわけです。 こういう条件での話であることを前提にお聞きください。 上記のような理由で、グラフィックの単純な長方形を作成し、塗りを15%(ちなみに、カラーはマゼンダですが、ここでは関係ありません)にして、アンカー付きオブジェクトを実行しました。 ところが、結果は、長方形のグラフィックが前面に出てしまって、本来読めなければならないはずの文字が下になって隠れてしまったわけです。 こりゃまずいとばかりに、「オブジェクト→アレンジ→背面へ・最背面へ」などの指定を試みましたが、これが機能しません(そのうち修整してほしい、お願いAdobeさん<(_ _)>)。(゜◇゜)ガーン いったんは、アンカー付きオブジェクトの処理を諦めようとしました。しかし、何せトータル1000ページを超える書籍の組版で、これを諦めてしまったら、校正で行ズレが生じるたびに、1000を超える長方形グラフィックを手動で配置換えし続けなければなりません。 私は、シャーロック・ホームズのように(*^_^*)目を閉じ、腕組みをし、狭い部屋を右往左往しながら解決方法を考えました。 お待たせ、結論です。 長方形グラフィックの「塗り」を、効果メニューを使って、「標準」から「乗算」に切り替えました。 そうすると──な、何と、背面に隠れていた文字がお化けのように浮き上がってきたではあ~りませんか!!!!! 私は、DTP屋としては珍しく文字組版を専門とする者なので、イラレ・フォトショをはじめとするグラフィック関係については「幼稚園児」レベルなのですが、今回のことでわかったのは、塗りの「乗算」というものが、前面のオブジェクトの色と背面のオブジェクトの色を、文字どおり「掛け合わせ」で表現するものだということです。 その昔、ページメーカーのグラフィックで、「塗りのオーバープリント」というのがありましたが、これと同じような機能なんですね。ページメーカーでは、画面表示技術がインデザインほどではなかったので、画面上は表現されませんでしたが、印刷所で出力すると、確かに前面オブジェクトと背面オブジェクトの色が混ざって(掛け合わされて)出力されました。 インデザインの塗りに関する「乗算」も、これと同じ効果が得られます。 以上が、私の体験談です。 ただ、質問者がアンカー付きオブジェクトとして使用しているグラフィック(画像)が、もっと複雑なもので、「乗算処理」などができないものである場合は、私の経験をそのまま適用することができないかもしれません。 そのあたり、何か不明点がありましたら、補足質問してください。私の方でも試してみて、わかる限りはお応えしたいと思います。
お礼
P-Techさん、貴重な体験談ありがとうございます。 自分もP-Techさんとおなじ、ページモノを専門にしています。 普段はモトヤのEL-Winでの作業が多く、インデザインのほうは、勉強がてら初めてみました。 おっしゃるとおり、乗算でやる方法が打開策にようですね。 なにかEL-Winを超えられる機能があるかと思いましたが、ページにまたがる連続表を作っていたら、なんと、インデザインは同一セルを2ページにまたがせる表示はできないそうじゃないですか。 この時点でインデザイン終了となりました。 表以外は、優れた機能もあるので、機会があったら使ってみたいと思います。