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白点病についての治療法及び水槽の管理方法
白点病についての治療法及び水槽の管理方法を教えてください。 ★環境 水槽:45cm×30cm×30cm 35リットル規格 生体:ミドリフグ1匹、ハチノジフグ1匹、スベスベサンゴヤドカリ2匹、インドカエルウオ1匹 フィルター:GEX 60cm用外掛けフィルター(L)×2台、水作(M)併用 海水。魚・ヤドカリ以外の生体(サンゴなど)はなし。 水槽を立ち上げてから4ヶ月経ってます。 病気知らずで安定したとても良い状態だったのですが、 昨夜ハチノジフグのヒレと体に小さな白点を発見しました。 見た感じ、体のラインが少しボコボコになっていて(雪に少し触れたようなイメージ?) お腹にも出来ているのかなぁという感じです。 食欲はありましたが、心なしかいつもより少し元気がないように感じました。 今朝確認したところ、昨夜よりもやや酷くなっているような気がします。 確信はないのですが、白点病かなぁと思います。 約2週間前に新しくインドカエルウオをお迎えしました。 水合わせをして、最後は生体だけ水槽に移したのですが、 この子が原因だったのかもしれません。 ちなみに、今のところ一緒に泳いでいるミドリフグ、インドカエルウオには 白点は見受けられません。(ヤドカリも感染するのかは知りませんがないと思います) 白点病の治療について、いろいろ調べてもみたのですが、 白点病は風邪のようなもの・・・という意見から 感染率がかなり高く、死に至る病気なので早急に対処する必要あり、という記述もあり、 さまざまでどう対処したらよいか迷っています。 何か処置をしなければ・・・と気ばかり焦ってしまっているのですが、 取り急ぎ疑問点を挙げますので、是非ご教授頂けますようお願いします<(_ _)> (1)薬の投入・隔離について ・薬の投入はした方がいいのか。 ・投薬する場合、何がいいのか。 グリーンFゴールドリキッドを持ってるのですが、他の薬の方がいいのでしょうか。 ・隔離はした方がいいのか。 隔離するとしたらその期間の目安は?(症状?日数?) ・投薬する場合、そのやり方 投薬はしたことがないのですが、する場合、具体的にどうしたらよいのでしょうか。 例えば隔離が必要ない場合、直接水槽に投入してしまっていいのか、 その場合、他の生体への影響は大丈夫なのか。 隔離の場合、1日に数時間薬浴×必要日数でやるのか、 それとも入れっ放しで数日そのまま投薬した水槽で飼い続けるのか、 その場合、水換えはどうしたらいいのか・・・など。 (2)これからの水槽の管理方法 原因を見ると水温の急激な変化や、水質の悪化などが挙げられていますが、 考えられるとしたら後者で、特に珊瑚砂の汚れが気になっています。 砂は水槽立ち上げから1度も洗ったことがなく、スポイトで糞などを取る際、 少しの水圧でもモワ~・・・とゴミが舞い上がるような状態です。 砂はみなさん定期的に洗ってるのでしょうか? 相当ゴミが溜まってるような気がするので、水槽の水を全部別の入れ物に移し、 砂をお米を研ぐように水道水で綺麗に洗ってしまおうかと考えてるのですが、 バクテリアのことなどを考え、躊躇してます。大丈夫なのでしょうか。 また何か他に病気防止対策で良い方法などがありましたら教えてください。 長々とくどい書き込みで申し訳ありません。 どうか、良いアドバイス、ご教授ください(´;ω;`)
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最初に、海水魚での白点虫のライフサイクルを押さえておきましょう。 海水魚の白点病の原因である繊毛中クリプトカリオン・イリタンスは、魚に寄生した後、魚の粘膜を食い破って、奥深くへ侵入。そこで養分を吸い成長します。この侵入時の動きがかゆみにつながり、岩などに体をこすりつけるのだと考えられています。 寄生したクリプトカリオンは、三日から一週間ほどで成虫になり、体表面に出てきます。この時の形状が白い点に見えるので、白点病と呼ばれるわけです。 つまり、白点として肉眼で確認できた時は、寄生から三~七日経っているということなのです。この寄生期間は体の奥深くにいますので、到底薬は届きません。ですから、この時期の駆除はほとんど不可能といえます。 次に、肉眼で見えるようになった成虫は、数時間で魚から離れます。そのあと、比重が海水より重いので、水槽の底へと沈降していき、底砂やライブロックに付着、そこでシストと呼ばれる、卵になります。 シストの中では仔虫が分裂を繰り返し、三~三十日近くで水中に浮遊していきます。そしてまた、魚に寄生していくのです。 シストは、非常に強いシールドのようなもので、薬や低温・高温に対しての抵抗力がかなり高いので、ここでも薬による駆除はできません。 クリプトカリオンは、このシスト状態で繁殖できる状態が揃うまで休眠することもあり、数日間にわたる薬の投入で完治したと思っていても、休眠から目覚める条件が整えば、容易に再発します。 つまり、白点虫、クリプトカリオン・イリタンスを、水槽内から殲滅することは不可能で、ゆえに常在菌であり、海水魚飼育の上では避けて通れないものなのです。 ところで、水中に漂っている子虫は薬で駆除できるため、シストから浮遊しだして魚に寄生するまでのほんの数時間を狙って、薬での治療を行うのわけですが、この効果がはっきり認められているのは、銅系の薬だけで、他の方が書かれている通り、扱いはかなり難しいものになります。特に濃度の調整を誤ると魚の方が☆になりますし、無脊椎のいる水槽には使用できないという不便さがあります。 他にICHをはじめとする過酸化水素水を主成分とする薬剤もありますが、高価なわりに効果の出方が一定せず、同じ水槽でも、効く時と効かない時があるのが実際です。 この他、マライカイトグリーンなどの色素系薬も効くと言われますが、これも効果のあった方・なかった方どちらもいらっしゃいます。ただ、色素系の薬は、著しく水質を悪くしますから、毎日全換水する場合が多く、結果として水中内の子虫を水槽外に排出、これが白点の鎮静化に役立つのは確かでしょう。 他にも低比重法といって、比重を1.008と汽水レベルまで落として、浸透圧によって子虫とシストの両方を破裂させて行く方法があり、かなりの効果がありますが、低比重に耐えられない魚も多く、リスクも高い方法です。また、それでも耐えるシストがいることも確認されています。 以上でお分かりかと思いますが、海水の白点病には、決定打がありません。皆さんかなり試行錯誤をされています。 ただ、異口同音におっしゃることは、白点が出たからと言って、へたにいじらない、安定した水質管理で、白点虫の爆発的増殖を未然に抑えることが肝心ということです。 先に書きました通り、魚から離れた成虫は沈降していきシストを形成します。つまり、底砂部分には、白点の卵が繁殖の機会を淡々とねらって待っているのです。 ですから、下手に底砂を清掃してデトリタスやゴミを巻き上げてしまうと、休眠していたシストを眠りからさますことにもなるのです。汚れが溜まってしまうようなら、もともと溜まらないように、普段から水流を工夫して止水域を作らないこと、そしてより多くの水が濾過装置を循環する工夫が一番大切なことです。実際、白点虫のシストが一番多くいる所は、濾過槽の物理濾材の中だそうですよ。 また、殺菌灯を設置するのも予防には大きな効果があります。水も透明度をましますし、値段なりの効果が期待できます。 プロテインスキマーも汚れと一緒にシストや子虫を濾しとる効果があるそうです。白点を越しとる手助けをする添加剤も出ていますから、ネットなどで検索してみてください。 換水も、水中の子虫を物理的に排出するわけですから、当然効果がありますし、寄生虫系の対処の基本だと思います。 ちなみに、うちの水槽で白点が出た際は、初心者のうちはグリーンFゴールド顆粒やマラカイトを試してダメで、低比重を始めたら沈静化していきました。それからスグ殺菌灯も併設し、早期に沈静化したようです。 その後、追加投入した魚が、レイアウト変更で底砂を舞い上がらせてしまったところ白点を患い、暫くICHを使用してみたのですが、もとから居たウズマキ・フレームと立て続けに☆にしてしまい、もういいやと、指示にあって消していた殺菌灯の再稼働と吸着系のろ過材を元に戻したところ、他に何もしなくても沈静化してしまいました。
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- x530
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(1)マズ、治療。 魚の治療は時間との戦いです。 一刻も早く治療を始めることで、救命率が高まります。 マラカイトグリーン製剤による治療方法をご案内いたします。 ・濾過細菌類や魚などの生体に無害です。 製品名:ヒコサンZ http://www.rakuten.co.jp/biotop-jp/102179/1868563/259826/ ・用量:海水魚に使う場合は100リットルあたり20mlを水槽に溶かす。(淡水魚の2倍) ・薬効期間:3日間 ・治療期間:2週間 =注意事項= ・外掛け濾過器の濾過ボードは取り外します。 (濾過ボードの活性炭などの吸着剤が薬を吸着するため。) ・マラカイトグリーンは、光分解するため、照明は普段よりも暗くするか、消すこと。 ・海水性の白点病は、25℃~30℃で爆発的に繁殖します。温度制御のできるヒーターならば、水温は22~23℃に設定します。 ⇒26℃一定のフルオートヒーターならば、治療のために「温度制御のできるヒーター」に交換することをオススメします。 参考:ヒーター http://www.rakuten.co.jp/biotop-jp/323968/323974/1858521/ =治療手順= 1・半水量の換水。 2・本水槽、底砂、濾過器、他の全てに薬剤を行き渡らせ、白点虫を殲滅させる必要があるため、濾過器は回したまま、本水槽へ規定量の薬剤を投入します。 3・3日後に半水量の換水と追薬。 4・数日で、魚体の白点がなくなっても、2週間、キッチリ治療を進めることが重要です。 ⇒2週間経過すれば、水槽内の白点虫、幼虫、卵は殲滅して、病気は完治しているハズです。 (2) 飼育水の富栄養化や底砂へのヘドロの滞留などにより、飼育水の汚れが白点病など様々な病気の原因になります。 =対策= ・ひょっとして、多すぎませんか?餌の量の見直し。 ・フグが気に入ってくれればですが、餌の種類の見直し。なるべく、油分の少ない餌へ。。。 ・水換え頻度を増やす。 ・底砂清掃の徹底⇒A ・殺菌灯の使用(海水飼育のみ) ・プロテインスキマーの使用(海水飼育のみ) A私は、月に1度くらいのペースで底砂清掃をオススメします。 私は、ラクチンな電動掃除機を使用しています。 GEX そうじやさん http://item.rakuten.co.jp/chanet/14387/ エーハイム 電動掃除機 http://www.a-forest.jp/product_info.php/cPath/21_80_125/products_id/3389 なお、一番効果がある薬剤は「銅イオン」による治療です。 ただし、同イオンは扱いが難しいため、掲示板のような文書によるやり取りは危険に感じます。 「白点病 銅イオン」⇒で検索してください。 http://homepage2.nifty.com/KuraPage/book01med-Hakuten.htm
お礼
詳しい手順、ありがとうございました! とても参考になります。 『時間との戦い』というのは最もで早急に対処するように心がけます。 初心者なのできちんと出来るか不安ですが・・・。 対策と具体的な商品紹介、ありがとうございました!! さっそくGEXのそうじやさん、購入しました。 これでマメに底砂清掃をしていきたいと思います!
- mahaze
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白点病について。 以前、海水魚での白点病に対してコメントしたことがあるので参考にしてください。 http://okwave.jp/qa4385066.html グリーンFゴールドリキッドはたしか海水の白点病には効果なかったはずです。 底砂はごみを吸い上げる程度で問題ありません。 底砂掃除用(ごみの吸い上げ)の器具も熱帯魚屋にあるので、検討してみましょう。 間違っても水道水で洗ったりしないように。せっかくのバクテリアが死んでしまいます。
お礼
早々のご回答、ありがとうございました。 教えて頂いたコメント、参考にさせて頂きます! 底砂の掃除はよくわかりました。 そうですよね、やっぱバクテリアが死んじゃいますよね。 間違っても洗わないようにします。 アドバイス、ありがとうございました<(_ _)>
お礼
ご丁寧な説明、わかり易い解説、ありがとうございました! 白点病について良くわかりました。 何度も読み返して、きちんと理解しておこうと思います。 いろいろなサイトを拝見すると、仰るとおり銅系の薬以外では決定的な効果を期待するのは難しいようです。。。 でも銅系は初心者の私ではとても扱えそうにないので、ご紹介頂いてるような影響の少ない薬をトリートメントの意味で活用しながら、白点虫のライフサイクルを考え、魚から離れるときを見計らって換水などを行って様子をみていこうと思います。 殺菌灯などに関しても、調べて導入を検討します。 貴重なアドバイス、ありがとうございました!