> E=IR くらいしかしらないのですが、電圧を倍にしたら電流も倍になると思ったんですが、どうして「電圧を倍にして電流を半分にすれば損失が1/4にできます」なのでしょうか?
損失を考える場合、損失(P)は電圧(E)×電流(I)で決まります。
P=E×I
ただし、ここでいう電圧(E)というのは、送電する電圧ではなくて、電線の送り元から使用先までの、「電線の両端の」電圧です。この電圧は、電線の抵抗(R)と、流れる電流(I)で決まり、ここで、E=I×Rが出てきます。
E=I×R
さてここで、送電する電圧を倍にすると、流れる電流(I)は半分になるわけです。電流(I)が半分になると、電線の両端の電圧(E)も半分になります。ですから、損失(P)は、半分のさらに半分で1/4になります。
もう一つの説明の仕方としては、先の二つの式を組み合わせると、
P=E×I=I^2×R(Iの二乗×R)
すなわち、損失(P)は、電流(I)の二条に比例します。だから、電流が半分になると損失は1/4になる、というのも一つの説明です。
再度ポイントを申しますと、
○送電する電圧を倍にすると、流れる電流は半分になる。
○流れる電流が半分になると、電線の両端の電圧は半分になる。
○損失は、電線の両端の電圧と電流との掛け算なので、半分の半分で1/4になる。
まだちっとややこしですかね。わかってもらえるとうれしいのですが。
お礼
ありがとうございます! E=IR くらいしかしらないのですが、電圧を倍にしたら電流も倍になると思ったんですが、どうして「電圧を倍にして電流を半分にすれば損失が1/4にできます」なのでしょうか?