殺傷されましたが、あまりお気の毒に思わない人居ますか？

質問

最近のトップニュースでは、元厚生次官殺傷事件が取り上げられていますが、私はあまり同情的になりません。

役人＝金に汚い、何かやましい事をしていると刷り込まれているからかもしれません。

今回、被害に合われた方や関係者の方々の心情は怒りであったり、悲しみであったりすると思います。
メディアや、当時の同僚は基礎年金制度を確立したとか、大変仕事熱心だったなど、元県知事も発言していますが被害に遭ったからメディアも悪く放送しないように思います。
週刊誌などでも取り上げて欲しいんですが、何かやましい事をしているとしか思えません。

更にどうなのと思ったのが、
事件後直ちに政府は各所に警察を配置、公安部と連携など素早い対応をしていますが、これも国の威信がかかってるからでしょ？
と思います。

この行動力を他に使えないのか？身内の時だけ？
と気の毒と言うより冷ややかに感じるのが先に感じます。

皆さんはこの事件でどのように感じましたか？

回答No.20

pokoaruki

＃２０の国民年金係にいたことのある市職員です。
事件に進展がありましたが、被害者が年金制度に深い関わりのある方だったことということには変わりないので、その線で書き込みます。

まずこちらから
＞事件後直ちに政府は各所に警察を配置、公安部と連携など素早い対応をしていますが、これも国の威信がかかってるからでしょ？
＞と思います。

私もひとりの国民としては「そういうこともありそうだな」とは思います。
ただ、２人の死者が出ており、しかもそれが関連性があるということで、
再犯が起こる可能性、模倣犯が出る可能性も高く感じられましたから、迅速に動くのは当然と思うところもあります。
省庁爆破などより大きな事件が起こることも想定できました。

以前私の住む町に皇族の方がいらしたことがあったのですが、
屈強な数十人もの男性が、１週間以上前から町中をくまなく巡回して調べるのです。
あまりにもすご過ぎたので、このとき私も「この行動力や費用を他にも使えないのか？」と思いました。
しかしテロなど起これば巻き添えも大きいですし、やむをえないことだと考え直しました。
町はお祭りムードでしたが、大惨事の危険もはらんでいるのだなとしみじみ感じました。

＞この行動力を他に使えないのか？身内の時だけ？

児童の殺人事件が起きたときとか、犯人が不明で再犯の危険性があるときは警察がたくさん出てたと思います。
どのような被害が起こるか見えていないケースと一緒にはできないと思います。
動かないなら動かない、動けば動いたで、どっちにしても叩かれるような風潮もありますね。

次に年金の話をします。
年金というと「ずさんな管理」として語られることがほとんどですが、
実務についてはほとんど知られていないと思います。一部ご紹介します。

社会保険庁や社会保険事務所では年金データは分かりますが、住民基本台帳のデータはありませんでした。
（今は住基ネットワークがあります。ただしどの程度社保庁がシステムを使用しているかは現役年金係でないこともあり情報をもっておりません。）
なので市町村に国民年金部分の事務を委託していたのですが、
市町村には厚生年金や各共済年金、また他市町村の国民年金データはありません。
ですから、他市町村から転入してきた時は元の役所から国民年金データの書類を持参してもらい、それを入力し、
また厚生年金などから移行してきた人は、会社からの書類により手続きを行います。
このようにして市町村で受け付けた年金に関する書類を、社会保険事務所へ提出し、
社会保険事務所がその書類をもとに国のデータを直すというやり方です。
社会保険事務所と市町村の二段階を踏むので、まずこの点でも煩雑となります。

しかもこのやり方はコンピュータなど無く紙だけの時代から続いています。
年金制度の大きな特色は、ほかの様々な制度と違って「年金加入時から死亡するまで、人の一生をずっと追いかけていくもの」であることだと思います。
特に紙の時代ですと、引っ越すたび、会社を替わったり辞めたりするたびに、どんどん別個の記録が増えていくこともあったのです。
このような制度をしっかり維持していくためには、十分な人員の投与が必要だったのですが、
政府自体や国会議員などからも年金に対してあまり関心が払われておらず、
職員はいっぱいいっぱいの状態だったと、これは伝え聞いた話ではありますが、そうだったということです。

職員が怠慢だったという話もよく聞かれます。
でも私にはすごく疑問です。
年金窓口に、他市町村からの年金データや会社からの書類を持ってこない来庁者も多かったので、
その方に書類が無くてもその場で処理を済ませて差し上げるために、社会保険事務所に頻繁に照会電話をかけ、手続きに必要な情報を確認していたのです。
国民年金係数名でそれぞれに毎日何回も照会電話をかける必要がありましたし、他市町村でもそうでした。
社会保険事務所から情報確認しないのなら、お客様にいったん帰宅して書類を持ってきてもらう必要があります。
なかなかあちらの通常業務がはかどらないだろうなと申し訳なく思うのですが、
こちらも書類か事務所情報のどちらかがないと仕事が処理できませんのでねえ。

また、年金は相談業務も非常に多いです。
先に、人の一生を追いかける制度だと言いましたが、相談を受けた時には、その人の過去（住所や職歴、納付状況）などを浚って整理する必要があります。
それでその人が老齢・障害・遺族年金を受給できるかどうか判断します。
年金相談は非常に時間のかかることが多いです。

マスコミで年金の話がされるとき、ただいたずらに崩壊崩壊と、まるで本当に崩壊すればいいとでも取れるような報道を繰り返し、
じゃあ本当に年金制度がなくなったらどうなるのかという検証を示さないのが、いつも不満でした。
実際に老齢や障害などの年金を受給している人たちがおり、これらの人たちがどうなるというのでしょうか。
生活保護？　今もらっている人だけは受給継続？
いえいえ、どのような形でも国からお金を支給するのなら仕組みと財源が必要で、制度がなくなればたちまち破綻です。
現役世代にとっても年金が無くなることは大打撃です。
老親に入ってくるお金が今さら無くなるということは、自分の今の生活と、老親の生活を支えなければならなくなります。
今の生活でカツカツになれば、自身の老後は子供を当てにするより仕方なくなるかもしれません。

危険なことに、マスコミはステレオタイプを多用しています。
「何々は○○」とある一面だけを取り上げて強調し、後の要素は切り捨て、単純化して視聴者に強く訴えます。
すると、本質的には複雑極まりない様々な具象がすっきり明快になったような気分になれます。
よく考えてみればわかることなのですが、
例えば、自民党を見てみてもさまざまな会派があり、さらにその会派の中でも様々な意見が噴出してますよね。
特定の組織に属していても、一枚岩であることなどほとんどないと思います。

試しにひとつステレオタイプを使ってみます。
今回無くなられた方のお家は大変立派でした。あの一帯のお宅がすべて立派でした。
あの一帯の方々は、どんな悪いことをしてあのような家を建てたのでしょう？

自分が直接知らないことはステレオタイプに頼りやすいです。
皆様には、ワンクッション置いて考えることをぜひ習慣付けていただきたいです。

じゃあ何でマスコミはそういうことをするのかということについても様々想定できますが、それは今回は書きません。

他の殺人・傷害事件と同様に、この事件も大変気の毒に思いました。
セカンドレイプという言葉がありますが、今回の事件に関しては、勝手に作った言葉ですがセカンド殺人という言葉が浮かびました。
他の事件でもセカンド殺人的なことは頻繁に起こってるけど、ここまで多くの国民からいい気味だと言われた事件は類を見ないでしょう。
非常に不当なことです。

回答No.19

pokoaruki

国民年金係にいたことのある市職員です。
回答したいのですが、長文になるためまとまった時間が必要です。
締め切り待っていていただけませんか？

回答No.18

astute_2wd

仕事人シリーズの「翔べ! 必殺うらごろし」では、市原悦子が一般人の振りして悪い役人や悪徳商人を油断させ懐に飛び込んだ瞬間ドスで刺してましたが、たぶんそんな感じだったのかなと。

官僚の公金横領や不正接待などはつい最近まで法律で裁けないし、大臣すら自由に罷免できない状況でしたので、
法の目を掻い潜る悪を討つ仕事人が本当に出現したということでしょう。

回答No.17

anachronism

今、この質問と回答を読んで寒気を覚えました。

私も経験はありませんが、人に刺し殺されるのってどんな気持ちでしょうね。
痛いでしょうね、苦しいんでしょうね。近所の人が、男のうめき声を聞いたという証言もありますけれど、これはもしかしたら被害者のものかもしれません。いっそ一思いに死んでしまえるならまだ楽でしょうが、声らしい声も出ない痛みと苦しみの中、絶望にかられながら助けを待つ気分ってどんなもんでしょうね。自分だけならまだしも、長年連れ添った伴侶がその横で苦しんでいたら、あるいは冷たくなってゆくのを見ていたのだとしたら、それはどんな気分でしょうね。

生前、被害者がどんな悪事を働いていたのかは、あなたはご存知なのかもしれませんが、報道を見聞きするだけの私はそれほど存じませんので、そういう「死ぬ苦しみ」に引き合うほどの「何かやましい事」ってなんなんだか見当もつきません。とにかく、私はそういう苦しみがほんの少しですけど想像できますから、とても、あなたの言っているような気分にはなれません。

たとえその人が、人を殺した人であっても、そういう苦しみを想像できる程度の人間性を持っていれば、「気の毒と言うより冷ややかに感じるのが先」なんて言葉は出てこないでしょう。あなたの質問にしろ、少なくないそのような回答にしろ、そういう苦しみを想像できない決定的な想像力の欠如なのか、それともそれを想像できながらも鬼のような残忍さでそれを「ざまみろ！」と思えるのか、その辺はわかりませんが、今回の事件の場合、少なくとも可能性として、第三の悲劇が発生する可能性がありましたから、警察も可及的速やかな対応が求められたわけですけど、それを「国の威信がかかってるからでしょ？」などといえる神経だからこそ、そういう感じ方が出来るのでしょうか。

念のために言っておくと、現時点では犯人の動機はまったく不明です。話として面白いのかわかりやすいのか、「年金テロ」という見方が定着しつつありますが、実のところそれほど根拠があるわけでもありません。単純に、二人は顔見知り以上の関係なわけですから、共通の知り合いが何らかの怨恨を以って凶行に及んだ可能性だって考えられるし、単なる物取りの可能性だってまだ残っています。実際、第一の事件では金銭が奪われていたらしいという報道もあります。

繰り返しますが、人として人の身になって考えることの出来る、ほどほどの『想像力』があればあなたのような感じ方は出来ません。
そのくせ、根拠らしい根拠も無く「何かやましい事をしているとしか思え」ないという『妄想力』ばかりがたくましいがゆえに、そのような考え方になるのだと思います。それが回答です。

回答No.16

United_93

テロルやリンチを肯定
もしくは心情的に同意する輩に言いたい。

　　　「いつか自分に返ってくる」

フランス革命やナチズム、スターリンなんかを思い起こせば分かるだろうに。

不正を犯したのなら、公正な方の下で裁かれなければならない。

回答No.15

questman

正直第一報に接して「ざまみろ！」と思いました。また「まだこの国には国士がいるな」とも思いました。

元来役人は国（＝自民党や日本政府のみならず、国土・歴史・文化・国民及び外国からの評価をの総体化させての）に殉じて本分とする人間です。悲しいかな現代は本人達にその自覚がない者が多く、税金泥棒に徹していますが本来はそうなのです。

彼らも現役中に失政の反省・是正と問題点の改善に全力を尽くしさえすれば、殺されることもなかったでしょう。また彼らに大和魂があるのであれば、国民全体を大混乱に巻き込んだ責を感得した時点で自ら首をくくったり、腹を切る機会もあったのです（武士であるならば、ですね。百姓には無い発想かもしれませんが）。

つまり彼ら（まだ殺されていない者も含む）は失政をしておきながら反省も善後処置もせずにのほほんと国民の血税で飯を食っているわけで、これでは今回のように「超法規的処罰」を受けても当然です。マスコミは彼らうを無辜な被害者として報道してますが、どっこい彼らこそ国に対する加害者ではないでしょうか？
そうそう、「善良な役人」としてアイヒマンの例もありますよ。彼は家庭では善良な夫であり父であったのですが、その実ナチス政権下でユダヤ人を大量虐殺した人物です。いい人でも職務として残酷なことができる良い例ですよね。今回の犠牲者が「いい人」だとしても国に対して「いい役人」だったかは眉唾です。多分答えはNoですね。
役人二人（と家族）の首程度なら、「国民の報復」としてはまだまだ軽い方じゃないでしょうか？

命かけて仕事なんてするのはイヤだよ！という人は根本的に役人という職業に向いていません。今からでも転職するべきでしょう。

社保庁もまだ今のところ天誅が及んでないですね。当事者たちは早い所反省し、前後処置を急がないと命がなくなるかも知れませんね。さもなくば一生怯えて暮らすべきでしょうね。今までの仕事内容を思えば身から出た錆びですけど。

最後に。過激なこと書きましたが、私は犯人ではありません（笑）

回答No.14

hiroki0909

ここのサイトって、血なまぐさい事件が起こるたびに「とっとと死刑にしてしまえ！」とか「死刑廃止なんて、身内を殺されたことの無い人間の戯言だ！！」とかいう論調ばかりなのに、被害者が政治家だの公務員だのになった途端に『天罰』ですか・・・ハァ～～～～　（×_×

>何かやましい事をしているとしか思えません。
　証拠は？
　「官僚だからきっと何か裏でやってるだろう」では短絡的過ぎでしょ。

>国の威信がかかってるからでしょ？
　国の威信結構。国家のために働いてる人間の命さえ守れないような国じゃぁ先が知れてるよ。

>気の毒と言うより冷ややかに感じるのが先に感じます。
　人間だから、どんな感情を持とうとそれは止められない。だけどこんな感情は心の奥底にしまっておくべきもの。ネットだろうと何だろうと、公の場で表明していい内容じゃない。「医者は一般人よりも社会常識に欠ける」と言って総スカンを食らったどこかの国の首相のことを、君はわらう資格が無い。

　たった一つの真実。人の命は地球より重い。
　君は心が狭い、狭すぎるよ。

回答No.13

appleapple

同感ですね。
庶民には想像も出来ないほどの良い思いもしたのでしょうから、まあ太く短い人生だったということで、納得してもらいましょう。
メディアで大きく取り上げすぎ。
もっと気の毒な事件もたくさんあります。

回答No.12

huna-huna

知り合いじゃないので一般の殺人事件と同様です。
ただ秋葉原の無差別殺人よりは、被害者が年寄りだけのためマシかな、という印象です。
犯人が個人的恨みを抱いてた可能性もあるので（元厚生官僚とか）、それ以上は何とも思いません。

回答No.11

rcc123

血税でいい思いした天罰です。
自業自得。
死んだ人間には悪く言わないのが日本です。
日本でなかったら殺されて当然と皆思うでしょう。