最近はHMや工務店が地盤強度についてたいへん慎重になっており、
基礎補強や杭基礎、地盤改良などを何も行なわない現場は殆どないと思います。
その結果、安くても数十万円程度はこれらに費用がかかっているようですが、
200万円という地盤改良費用はやや高額の部類に入ると言えるでしょう。
ただ、地盤調査の数値結果からどういう対応を考えるかは、
施工会社がどこまで安全率をみるかという問題なので、なかなか単純には言えません。
「建売なら地盤改良せず、建ててしまっているかもしれない」と言うのは、
建売業者は地盤沈下しても気にしないということではなく、
(建物が傾いたら、建売業者も瑕疵担保責任を問われます)
その施工会社がより慎重な対策をとっているということもできます。
但し、個人ならともかく業者が自ら開発した新規の分譲地なら、
造成時の資料は当然保有しているはずなので、
地盤に関する説明や資料の提供がないのは、たいへんに不誠実な対応です。
建物の施工会社が「全くお話にならない酷い地盤」と言うほどではないようなので、
土地の売主への地盤改良費の一部負担が法的に認められるかどうかは、
事実確認、評価、立証など面倒な話になっていきますので、そこまでは想定せず、
「多少のことは覚悟していたが、こんなに多くかかるのは納得がいかない。」
「当然地盤の状況は知っているはずなのに、説明がなかったのは重要事項説明違反だ」
ということで、個人対応できる範囲で素直に疑問をぶつけてみて、
50~100万円程度の費用負担をダメ元で求めてみる、ということではないでしょうか。
(先方に多少やましいところがあれば、多少の反応はあるかもしれません。)
お礼
ありがとうございます。 建て物はハウスメーカーは決まっていますがまだ着工していません。 そのハウスメーカー指定の調査会社によって軟弱が判明しました。 と言う事で土地だけの状態で土地売主に瑕疵担保責任を 問えるのかわからないんです。