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不安定で痛々しい、少女たちの物語はありませんか?
山田詠美の「放課後の音符(キイノート)」を読みました。 語り手の純一に対する片思いが描かれた「Sweet Basil」がすきでした。 さて、このような少女の危うさや脆さがリアルに描かれている小説はありませんか? 参考までに、過去私が質問したものを貼らせていただきます。 これらのような神秘的な小説、いいなと思える恋愛小説もあったらぜひ。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3260725.html http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3375069.html
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こんにちは。No.3です。丁寧なお礼ありがとうございましたm(__)m。 >重松清で、他にお気に入りまたはオススメのものはありますか? 重松はお気に入りなので、私にとってあまりハズレはないのですが、「青い鳥」なんていかがでしょうか?既読かもしれませんが、学校の中で少し浮いてしまったり孤立してしまったり、コンプレックスがあったり、そういう人の側に臨時教員のムラウチ先生がそっと寄り添ってくれます。解決にはなりません、ただホンワリと暖かくなり一人で何かを求めるようになる所が大好きです。同じように「きよしこ」も吃音障害のある男の子が主人公です(重松作品に多く吃音という事がテーマとしてあげられています。)。彼も必ず治るという訳ではありませんが、自分から少しずつ成長していく様が見受けられます。 他には中年男性ですが死への準備を始める「カシオペアの丘で」も好きです。それから今年に入ってすごい勢いで短篇集が出版されています。ファンにとっては嬉しいのですが「ブルーベリー」「ブランケットキャッツ」「季節風シリーズ」(現在秋が出たばかりです)などもお勧めです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31922363 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31539899 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31899041 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32058383 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32018525 http://books.yahoo.co.jp/search?p=%BD%C5%BE%BE%A1%A1%B5%A8%C0%E1%C9%F7 それからつい先日読み終えたばかりなのですが、「ジョイ!」は多分質問者様の御要望にピッタリです。ガーゼ・スキン・ノイローゼというバンドのJOYというヴォーカリストと彼と関わった高校生の少女達の話です。親から経済的援助が叶わず風俗で働く自立した子や、ジョイを独り占めしたいと奔走する太めの子、彼を父親だと思い込む80年代フリークの少女などなど、角田光代さんや江国香織さんなどの作家が書いた連作短篇集です、この子をこの作家さんがどう書いたのか?というのも楽しみの一つですよ。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32060788 あと「リョーコ」も10代の少女の話です。岸和田少年愚連隊という爆笑ヤンキー小説があるのですが(映画化されました)、それの少女版といった感じです。すっごく面白いですよ。気に入ったら岸和田少年愚連隊の方も読んでみて下さい。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31683893 関係ないですが図書室の司書さんが色々相談にのってくれるなんて良いですね(^o^)。私の高校生の時の先生はやる気なし!という感じでしたので、勝手に読んでましたので(^_^;)。 ご参考までにm(__)m。
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- ksm_ksm
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加納朋子さんの「ガラスの麒麟」はいかがでしょう? 一応区分としてはミステリーで(日本推理作家協会賞受賞作だし)連作短編集なんですが、 わたしの中では青春長編小説です。 少女の危うさや脆さがテーマそのものですが、ラストは救いを感じられて読後感はいいです。
お礼
加納朋子は、私も好きな作家の1人でどこか切ない物語が気に入っていました。 しかし、「ガラスの麒麟」はどうやら未読だったみたいです。全部確認したはずなのですが、 あらすじを見てもぴんと来なくて。とっても悔しいですね!もっと早く読めたはずなのに! ご回答ありがとうございました。これからぜひ読んでみますね^^
補足
皆様へコメントのみで、お礼のポイントを配布するのが遅くなってしまいました。大変申し訳ありません。今ここで、いま1度お礼申し上げます。 またお世話になることがあるかもしれませんが、その時はぜひよろしくお願いします。皆様がお勧めしてくださったものは、ほとんどすべて読ませていただきました!
- drop-in345
- ベストアンサー率44% (22/49)
NO4です。アマゾン検索しましたらでましたが? 何か違ってましたかね?(^_^;)> 下のでいかがでしょう?でませんかしら? http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%82%C6%82%E0%82%BE%82%BF%8CY
お礼
わざわざ検索ありがとうございました。 drop-in345さんの貼って下さったURLから飛んでみたところ、 無事辿り着くことができました。 雨宮処凛の作品を、私はまだ一作も読んだことがないので、 ぜひここから読んでみたいと思います。 内容紹介やレビューを拝見しましたが、とても興味深い内容のようです。 また何かありましたらぜひ、お願いします^^
- drop-in345
- ベストアンサー率44% (22/49)
airiaxさんのお好みに合うかわかりませんが、 雨宮処凛「ともだち刑」(講談社) おすすめします。 タイトルからして、不穏な感じがしますでしょう?
お礼
ご回答ありがとうございます! Amazonで検索してみたところ、見つかりませんでした。 どうしてでしょう?また探してみますね。
- MAY1814
- ベストアンサー率71% (1816/2527)
こんにちは。前回の質問も拝見させて頂きました。 角田光代さんはいかがでしょうか?代表作で直木賞受賞作の「対岸の彼女」は現在の30歳を過ぎた女性の友情と、高校時代の少女の恋愛と同時進行のように進んでいく話です。特に高校時代の少女達は家庭の事情などを抱えていてたりしますので御希望にそっているのではと思います。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31951401 他にもデビュー作の「幸福な遊戯」の絶妙なバランス関係や(ちょっと切なくなりますが)、高校生の少女が主人公の短篇集「おやすみ、こわい夢を見ないように」などお勧めです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31199043 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32053683 重松清さんの「きみの友だち」は映画化もされたので既読かもしれませんが、小学生から大人になるまでの主人公を通して、本当の友だちとはを探る物語です。イジメや女子特有のグループなど、現代の少女のリアル感が出ていると思います。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32068539 神秘的な小説なら梨木香歩さんの「家守綺譚」はいかがでしょう?普通に怪異があるという感じです。続編の「村田エフェンディ滞土録」も異国情緒にあふれた神秘的な小説です。ちょっと不思議な「りかさん」もお勧めです。面白かったら微妙に繋がる「からくりからくさ」もどうぞ。少女ではありませんが、大学生の女の人4人で家を借りて生活する話です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31755265 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31875519 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31131730 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30904377 ご参考までにm(__)m。
お礼
丁寧にご回答ありがとうございます! 角田光代は、「幸福な遊戯」を読んだことがあります。 他のものはまだ未読のはずなので、ぜひ挑戦したいと思います。 自分で見つけるとなると、いつも偏ってしまうので、こうやって教えてもらえるとすごく助かります! 重松清は読んでないものも多いのですが、 「きみの友だち」は図書館の人に薦めてもらったものでした。 女子特有のグループと書かれていましたが、確かにそうですね。 私たちは(私は高校生なのですが)どうして!と思うぐらいくっつきたがり、誰かがいないと不安で仕方がない。 重松清で、他にお気に入りまたはオススメのものはありますか? さきにも書いたように、読んでないものが多いので。 「家守綺憚」は挫折した本でした。これは図書室の先生に薦めてもらったもので、 私が読めないというと「なんでだろ?面白いのに・・・」と言われて、実は心残りだったんです。挑戦してみたいです! というわけで、梨木香歩は全く手付かずでした。 「からくりかくさ」が気になります。なのでまず、「りかさん」を読んでみようかな。 ありがとうございました^^また何かありましたら、ぜひ!
- kuroko-krk
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森絵都さんの「つきのふね」がいいです。 思春期の女の子の話です。 女の子は二人ぐらいしか出てきませんが… なんとなくドロドロで不安定ですよ。
お礼
回答ありがとうございました。 中学生のときに「つきのふね」は読んだはず…なのですが、 正直ストーリーを覚えていないので、これを機に読みなおそうかと思います。 また何かありましたら、お願いします。
- nimi6987
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桜庭一樹先生の「少女には向かない職業」がオススメです。 直木賞受賞作で、まさしく不安定で痛々しい少女の物語です。
お礼
回答ありがとうございました。 桜庭一樹の本では「少女七竈と七人の可愛そうな大人」を少し読んだことがあります。 今調べたところ、文庫もハードカバーも素敵な空模様ですね。 もしかしたら、帯?書き出し?を読んだことがあるかもしれません。 ぜひ読んでみたいと思います。 また何かありましたら、よろしくお願いします。
補足
休日に早速読んでみました。 主人公の痛みで、私も感じたことがある!と思うものが多かったのが良かったです。 あんな風に人を殺してしまうことは私たちにとって日常的、と言っては変に思われるかもしれませんが、 あんなに近くにあるんだと再実感しました。 どうもありがとうございました^^
お礼
またまたご回答ありがとうございました! 朝書き忘れてしまったのですが、昔の質問も見てくださったようでありがとうございます!恩田陸、そして辻村深月、島本理生がすきなんですが、なかなか同じような作家に会うことができず、または制覇してしまったようで、自分で見つけた本を読んでも、どうもピンと来ませんでした。今回も丁寧に・・・、嬉しいです! 梨木香歩を今日、早速本屋へ行って見てきました。「りかさん」を数ページ読んだのですが、良かったです!昔から探していた本と、あと「春になったら苺を摘みに」を気になってしまい(イギリス・・・海外に憧れがあるので)買ってしまったので今日は無理だったのですが、近日中に読んでみたいと思います^^今は彼女の作品に「西の魔女が死んだ」の映画化記念で帯がまかれていましたよ。作品紹介が書いてあってよかったです! 本題ですが、重松清作品のご紹介ありがとうございました!私は著名すぎるものを読むのにひいてしまう節があるので、きっと今まで触らなかったんだと思います。あとは苛めや障害など、現実味が帯びすぎていると感じていたのかもしれません。MAY1814さんが教えてくださったものから挑戦していきます^^個人的には「季節風シリーズ」というのに興味がありますっ! 「ジョイ」はてっきり海外文学かと思ったのですが、連作短編集で日本のものなんですね。気になります!色々な作家で同じ世界観を書いている作品なんですね。 「リョーコ」も「岸和田少年愚連隊」も初めて知りました。ありがうございます! 中学の時に、よく図書室の司書の方とお喋りをしたり、またよく利用させてもらっていて。ただ私は最初のみこめないと、挫折するタイプだったので、薦めてもらっても読めずに返すことが多かったです。高校ではほとんど利用していません。使いづらいですし、司書の方にも聞きづらいんですよね。あと、図書館・図書室で借りたものがとてつもないヒット作!というパターンが多いので、借りて読むのが怖くなっています。自分の手元にそれらは置いておきたいと思うんです。金銭的には辛いのですが・・・^^; 長くなりました。本当にありがとうございます!