お返事ありがとうございます。
FMアンテナは展示や在庫のあるお店が少ないので、知っている方が限られるかもしれませんね...。カタログで型番を指定して、取り寄せてもらうといいですよ。
FM用のアンテナがなく「雑音交じりで聞こえる」状態なら、専用アンテナの設置が大きな改善効果をもたらすでしょう。FM大阪やFM802は「大阪府域局」(奈良県内はサービスエリア外)ということもあり、生駒山ではなく大東市に送信所があるとのこと、大阪のFM局を聞くなら専用アンテナを大阪向けに立てることが重要なポイントですね。(調べるまで送信所は生駒山だと勘違いしてました。元大阪府民なのに)
ブースターには、信号を強くする程度を調整するボリューム(利得調整)がまず用意してあります。オーディオアンプを常にフルボリュームで使ったり、車を常にフルアクセルで動かさないようなものですね。正式には信号レベル測定器で測りながら調整しますが、ご質問のケースでは「最小に絞っておいて」「ブースターの電源を入れて、各部屋の受信機が良好に受信できるようになるまでボリュームを上げて」「良好に受信できるポイントから少しあげたところで固定」という方法でも実用上問題ないかと。
要は「よく確かめずに最大利得で動かすな」(利得調整ボリュームを最大で使う)でして、これを間違えると余計な信号を増幅して、近所のTVアンテナにノイズをばら撒く恐れがあるんです。ブースターの説明書にも記載がありますし、工事店などに「アンテナやブースターの設置」を依頼された場合でも、よほど知識のない人がなんちゃって工事をしている困った業者でもない限り、言われなくても調整するしその方法も心得ているかと存じます。
FM・VHF・UHFの3本のアンテナを混合する必要があるので、混合器(ミキサー)も要りますね。マスプロW73GでFM・VHFを混合、それをブースターのVHF入力に接続、UHFアンテナはブースターのUHF入力へ、ブースターの出力を今ある各部屋への配線につなぎます。
もしアンテナ~各部屋への配線の間に、分配器が2つ以上ある(分配した先のリビングでさらに分配器を経由して2台目のTVに繋がっている、など)なら、6分配器など端子数の多い分配器を、アンテナ線を屋内に引き込んだところに設置し、2個目3個目の分配器を撤去すると余分な分配損失を減らせ、「部屋によって受信レベルに差ができる」のを防止できます。
お礼
重ねてご丁寧なご回答を頂き、本当にありがとうございます。「利得調整」もわかりやすい説明で理解できました。現在のところテレビはどの部屋でもきれいに視聴できているので、ブースターの増設よりFMアンテナの導入と混合器ですね。手配しようと思います。ありがとうございました。m(__)m