チベットブームという言い方もどうかと思いますが・・・
チベットの問題は断じて流行などとよぶべきではありません。
当然、去ったなどと有耶無耶にするわけにも参りません。
チベットの問題は現在進行形で迫害が続いています。
チベットやウィグル、内モンゴルは膨張中国の象徴です。
経済路線に乗り換えた1980年代以降、周辺国への侵略行為は止まっていますが、
以前はベトナム侵攻、東パキスタンへの侵攻、朝鮮戦争、あるいはロシアにちょっかいを出したりと
ほぼ毎年のように侵略行為を繰り返してきました。
経済路線になってからは自国領と称する領土内で侵略行為をしています。
さて、この20年間に及ぶ経済発展で軍事力も飛躍的にのびました。
20年前の中国軍ではロシアや米国はおろか日本にも勝てたかどうか。
それが軍事力、特に金額面や近代装備面で日本を抜き去り、アメリカに並ぼうとしています。
さて、自信をつけた中国は再び膨張政策の影が見え隠れしています。
最大のライバルはインド、そして目の上のたんこぶの日本です。
インドとは資源の問題があるので確実に対立します。おそらく戦争になるでしょう。
ただ、この戦争はインドが勝利するだろうといわれています。
日本に対しては支配的に振る舞うか対等に振る舞うかは時の政権次第です。
当然、周辺国はもう身の危険を感じています。
ネパールやベトナムの神経を尖らせ方は尋常ではありません。
ベトナムでは中国政府への抗議も行われています。
これからも中国の動きは目を離せません。