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ストラトキャスターのP.U.について・・・。
閲覧戴きありがとうございます! フェンダーのストラトのピックアップを変えようと思うのですが、 Seymour Duncan等のホームページを覗いていた所Hot Rails SHR-1等には フロントピックアップとリアピックアップはあっても、センターピックアップは無いようで・・・。 これってセンターピックアップには、 1.フロントピックアップを取り付ける 2.リアピックアップを取り付ける 3.どちらでも好きなほうを取り付ける 4.どちらも取り付け不可能 のうちのどれなんでしょうか? また、フロント・センター・リアで別の物(例えば、フロントがSHR-1、センターがフェンダーオリジナル、リアがSCR-1) のピックアップを取り付けることは可能でしょうか? 長くなってしまいましたが、回答宜しくお願いします。
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- ayupapa
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回答はNo.1さんにお任せするとして、なぜセンター仕様が無いかですが、Hot Rails SHR-1等はシングルコイルの形をしたハムバッキングPUであり、そもそもセンターがハムバッキングのギターが少ない(古いレスポールカスタム等、一部)ので需要が少ないのが理由だと思います。
センターピックアップの搭載に関して、ご質問文で挙げられた4択であれば「3」が正解です。 また、搭載するピックアップの構成については、自由に選択することができます。原則的に、どのピックアップをどこに積むか、またどのピックアップと組み合わせるかについては、求める用途に応じて選択するべきもので、特にこうしなければならないというような普遍的な決まりがある訳ではありません。柔軟に捉えるのが良いでしょう。 ピックアップのマウント位置についてですが、どのピックアップをどのポジションにつけるかは基本的には自由ですし、その組み合わせ方についても決まりがある訳ではありません。リア用のピックアップをフロントに取り付けてはいけないとか、フロント用ピックアップをリアに積んだから音が出ないとか、そういうような現象は起こりません。用途と求める音に合わせて、ピックアップの搭載位置やピックアップの組み合わせなどを考慮するのが妥当です。 ただし、同じピックアップでも搭載位置によって拾う音の加減が変化することがあります。具体的には、ピックアップの搭載位置がネック側に寄るほど音量は大きく、中域の強い太くマイルドな音になる傾向が強くなり、ピックアップの搭載位置がブリッジ側に寄るほど音量は小さめで高域の強い硬い音になる傾向が強くなります。相対的に、リア位置のピックアップで拾う音はフロント側よりも細く小さな硬い音になる傾向が出るため、それを補うことを意図してピックアップ自体の設計でリア側用をよりハイパワー寄りに設計したりすることもあります。ブリッジ用のピックアップなどと差別されるのはそのためと思われます。 Hot Rails SHR-1についてですが、型番にbと付くのがブリッジ側(リア)向けに設計された物、型番にnと付くのがネック側向けに設計されたものになります。センターピックアップについては、どちらを積んでも良いのですが、設計上はネック側向けのものを積むことを想定しているようです。これは、セイモアダンカンの公式サイトのHot Railsの製品紹介の中からもその傾向が読み取れると思います。 http://www.seymourduncan.com/products/electric/stratocaster/cutting-edge/hot_rails_for_s/ Complete settingの項目を見ると、ピックアップをブリッジ用とネック/ミドル用というように分けて表記していますし、また具体的な組み合わせを例示した文章でも、ブリッジにSHR-1b、ミドルに(Hot Railsではありませんが)SVR-1"n" Vintage Rails、ネック側にSCR-1n Cool railsを搭載すると書かれています。 このことからも、センターにはネック側と同じものを積むことが想定されているものと読み取れるでしょう。 蛇足ですが、シングルコイルのピックアップについては、3シングルコイルで組み合わせることを前提とした設計で、逆巻・逆磁界(リバースワイアリングなどとも表現されます)のものが特にミドルピックアップ用として用意されることがあります。これは、ハムノイズに弱いシングルコイルにおいて、ハーフトーン(フロントないしリアと、ミドルピックアップとのミックス位置)を選択した時に、フロントないしリアが拾ったハムノイズと、ミドルが拾ったハムノイズを、逆位相の効果でキャンセルすることを狙ったものです(フロント・リアのハムノイズは正位相になるのに対し、リバースワイアリングのミドルのハムノイズは位相が反転した逆位相になります)。こうした場合は、ミドル位置用のシングルコイルPUはミドル位置に搭載し、またフロントとリアにはシングルコイルのPUを搭載しなければ、ハーフトーンでのハムキャンセル効果が得られないということになるので、こちらについては搭載位置が設計段階で決められているものと捉えるのが無難でしょう。 蛇足が長くなりましたが、参考まで。