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ウインドブレーカーのお尻の股の部分が破けたのですが
綺麗に直してくれるようなお店はないのでしょうか? ウインドブレーカーは数年前に上下セットで購入したもので 下だけ破れて困っております…。 このような場合皆さんならどうされますか?
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ご自分で直すという選択肢はないのですよね。 その場合、他人に直してもらうことになりますが今時では修繕をしてくれる店などありませんしあったとしても 業者に出しては高く見積もられこれなら新品の上下を買ったほうが良かった、なんて事になりかねません。 お母様さま又はお義母様がご存命で、裁縫がお得意でしたらお願いしてみるというのも一つの手でしょう。 しかしそのどちらにも見込めない場合、全く赤の他人に依頼することになります。 ご近所に旦那に先立たれたご年配のご婦人はいませんか?そのような方を見つけ依頼するのも手です。 当然、面識もろくにない他人に「すいません、これのお股の部分縫ってくれません?もちろんお代は払います」 などと言うのはキチガイのやる事ですから、縫ってもらえるように長期的な目で計画を進めることが大事です。 まずは出会いです。その方が好みそうな惣菜を薄い味で作って持って行きましょう。 「こんばんわ。すみませんオカズを作りすぎてしまって、もしよろしかったら貰って頂けませんか?」 これをきっかけにして家を行き来する機会を得ます。 あとは家の中で何か困ってそうな事があったら自分から見つけ出して手助けします。 「トイレの電灯替えておきますね」「包丁砥いで置きましたから」「年金の記帳済ませてきましたよ」 「コタツ出しちゃいますね」「お墓参りご一緒しましょう」「息子さん夫婦が帰ってこなくても私がいつもいますよ」 「家で60型買ってもう使わないのでプラズマ42型使って下さい」「バリアフリーに改修しましょう」 など、嫌な言い方をすれば『恩を売る』のです。しかし、本当の娘のように接することを忘れないで下さい。 これを短期間でやっては、自分の財産目当ての行動と思われ本末転倒になりますので本当に長期的、最低でも 2~4年に渡って行います。 すると、嫌でもそのご婦人はあなたを心の底から信用し、あなたに対して「できることを何かしてあげたい」 と思うようになります。そうなればもうこっちのもの。 あとはウインドブレーカーの下を持って 『ねぇお母さん。お裁縫教えてくれない?お尻破れちゃって。』 『あらあらもう、見せてみなさい。わたしの手先をよーく見ててな。こうやって・・・』 『ふんふん。お母さんお上手だわ。もう、お母さんが本当のお母さんだったら良かったのに。』 などと会話のシミュレーションをしながら訪問して話しかければ完璧です。 ・・・しかしその予測を裏切り、温かい部屋で半天を着てテレビを見ているはずの老婆がおかしな格好で倒れていた。 「・・・・おかあさん!!」 とっさに脈を確認すると、かすかだが脈も息もあった。era子は携帯を取り出し救急車を呼ぶと半狂乱になり 老婆の手を取った。先ほどから意識が飛んでは戻りを繰り返している。素人目にも危篤状態なのはわかった。 救急隊員が到着する十数分が数時間にも感じられた。 一時間後、なんとか意識が安定した老婆の病室にera子はいた。 酸素吸入器と共に幾重ものチューブに繋がれたそれは活きる力を全て機械に委ねた人形のように見えた。 「・・・お母さん。わたしよ。わかる?」 目を閉じたままの老婆の手を取り、era5は囁く。老婆がうっすら目を開け、目だけをこちらに向けた。 「・・・・era子・・・ごめんねぇ・・・・」 「何を言ってるの。私こそもっと早く行けてたらすぐ連絡できたのにごめんね、お母さん。」 era子の脳裏に、縫ってもらうつもりだったウインドブレーカーを探す為に費やした時間の事が横切った。 「あんたにまだ・・・ちゃんと裁縫の事教えてなかったねぇ・・・」 心臓を氷の中に突っ込まれたような感覚だった。全て見透かされていたような錯覚に陥った。 「・・・そ、そうだっけ?でも何度か縫い方は教わったでしょ?雑巾とかエプロンとか・・・」 「それだけが心残りだねぇ・・・・・・era子。era子?どこにいるの?」 「?お母さん?わたしはここにいますよ。」 意識が朦朧としてきたのだろうか。era5は老婆の手を握り、虚空を見つめる瞳に顔を近づけた。 「そう。うん。窓が開いてるのかい?ちょっと見てきてくれないかい。」 「はいはい、見てきますね。」 era5は立ち上がると窓が閉まり、錠前で固定されていることを確認した。 「ちゃんと締まってますよお母さん。」 「era5。」 呼びかけられ、振り返ると老婆がこちらを見て微笑んでいた。 「今日はやけに・・・冷えるねぇ。」 それが最後の言葉だった。 数ヵ月後── era5はウインドブレーカーを見つめていた。 破れた部分はあの時のまま、ぽっかりと穴が開いたままだった。 「まるで私の心みたいね」 全てはここから始まったのだ。era5は買ってきた修繕用のパッチを当て、針に糸を通した。 何度も修正・やり直しを要するかと思っていたが、作業は驚くほど迅速に進んだ。頭が理解するより早く 体が先へ先へと手を進ませた。糸を止め、鋏に伸ばしかけた手を引っ込め前歯で糸を食いちぎる。 目を近づけなければ、修繕したことが分からないほどの出来を確認すると自然と言葉が出た。 『うんうん、上出来上出来。』 老婆の口癖と共に姿と笑みが自分と重なった。その途端、死に瀕しても、葬儀の場でも出なかった涙が 止め処なく溢れ出た。 「・・・できた…できたよ、お母さん。ありがとう。本当にありがとうございました。」 胸に抱きしめたウインドブレーカーがera5の涙を優しく拭った。 嗚咽はまだ止みそうも無かった。 おわり なんて悲しい結末になることだけは覚悟した方がいいとは思います。 まぁ一番いいのは新しいのを買うことでしょうか?
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- hiromi-5
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直すくらいなら買った方が安いかもね どうせ安物でしょ? ナイロンなんだからつぎはぎなんてそう簡単にできるものじゃないな 俺なら買い直すな
お礼
早速ありがとうございます。 スポーツブランドものなのでまぁまぁ高かったですし 気に入っていただけに残念です…。 ランニング用なのですが、やはり上下違うのも変ですし 上下買い直さなければならないですかね。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。