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チベット仏教と統一協会
- チベット問題と統一協会の関係について考える
- 統一協会が世界平和を目指す宗教的立場
- チベット問題に対する統一協会の関心度
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おそらく、両者は全く関係ないと思います。 私は1989～1991年に、統一協会と関わった経験が有ります。 当時は、東欧革命や天安門事件、ソビエト崩壊という、共産主義崩壊の時代であり、もともと左系だった私も同僚が加入していた反共主義の統一協会に、まんまと引き込まれてしまいました。 ところが、統一協会は反共といいながら、中国やソ連に取り入っていたのです。 天安門事件で世界の企業が中国から引き上げた時期に、真っ先に広東に大規模自動車会社の設立を発表しました。その計画は米誌「ニューズ・ウィーク」の日本語版にも取り上げられ、奇妙さを持って受け取られました。 1990年にモスクワで世界マスコミ人大会のような会合が開かれたのですが、これは文鮮明が主催した物。ここに当時のゴルバチョフ大統領が挨拶に来たのですが、その時に1枚だけ撮影に成功したツーショット写真を、翌年のクーデター未遂まで1年半にわたって統一協会の宣伝材料に使っていました。 どこに、筋の通った反共精神があることやら。共産主義政権でも軍事独裁政権でも、自分の財閥を受け入れてくれる国なら支持する団体なのです。 一方で、一般庶民は救いません。 1991年のソ連クーデター未遂の1ヶ月ほど前に、中国で歴史的に広範囲の水害が発生しました。先の自動車会社設立の時には、「これからは中国布教だ」と意気込んでいましたから、この水害救済にも献金を募ると思っていました。でも、その名目の献金は、何も有りませんでした。 その夏休みに、私は台湾を旅行しました。まだ国民党政権とはいうものの李登輝政権に入っていた時代です。中国共産党とは対立が終っていません。ところが、駅前や大通りでは「大陸へ愛を送ろう」という大キャンペーンが開かれ、募金活動をしていました。ＴＶでは、香港の大物歌手によるチャリティ番組が放送されていました。 でも、帰国後に参加した統一協会の集会では、中国水害のことは全く話しません。そして、2週間後に発生するゴルバチョフ監禁事件（クーデター未遂事件）の予言も、全く聞かれませんでした。 ソ連のクーデター未遂に関する協会のあきれた対応に、私は目が覚め、脱会しました。 そして、脱会宣言の文書に、当時流行の宗教学者「中沢新一」氏が雑誌に寄せていた、チベット仏教修業体験の話を引用し、理論武装しました。 統一協会は、文鮮明が韓国式の財閥を宗教の形態を借りて理論武装し、従業員を「信者」に変えて死ぬまで働かせることを正当化する組織と認識しました。協会は、「社長」や「財閥の総帥」を「神様」や「神の子」にスリかえていると、私は理解しました。 そして、実際に自分たちの「神の国」を作ろうと考え、その場所は現在の中国東北部を想定しているようであり、ちょうど韓国と中国が歴史認識上で争っている「高句麗」の位置に相当します。 一方、私が統一協会脱会するとき背中を押した中沢新一さんの言葉は、これです。 「どんなに世話になった師匠でも、一定期間が過ぎると別れなければならない。人間である限り、汚い部分が見えてしまうから」 「木の下や岩の上で座っている時に、悟った。『いいじゃん、誰にも愛されなくたって』と」 「人間に愛されることを追及すると、空しくなる。自然に愛されていればいい」 文鮮明の集金マシンとして働くのを「天国への貯金」と信じて生きるのと、「人に愛されなくても、自然や仏様に愛されていればいい」という中沢さんのチベット仏教理解を比較して、私は統一協会と絶縁しました。 改めて御質問に回答します。統一協会とチベット仏教は、全く異質です。手を差し伸べる発想は、恐らく無いでしょう。 また、仏教についても、私が協会で聞いた話は、御釈迦様の童話的な伝説と、創価学会へのライバル心だけでした。
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- Shirozaru9
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No.3です。補足します。 先ほど書いた、統一協会が中国広東に設立した自動車会社の名前は「パンダ自動車（熊猫汽車）」と言いました。 この名前で検索したら、統一協会の批判的研究で有名な「有田芳生」さんのページにヒットしました。 http://www.web-arita.com/touitu4.html パンダ自動車は、すでに挫折した会社です。 しかし、この会社を設立する過程で、統一協会は中国とのパイプを持ちました。中国を接点にして、統一協会は文鮮明の出身地である北朝鮮との繋がりを作ることができ、後に北朝鮮は文鮮明を「経済的恩人」として迎えました。 統一協会にとって中国政府は、文鮮明の故郷にである北朝鮮に帰って活動するための、重要な保証人なのです。 だから、わざわざ中国政府を怒らせるようなことは、絶対にしないと思います。 つまり、統一協会がチベット支援を言い出すことは、無いでしょう。
- okaokada
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統一教会？ それは宗教なの？ 魂の救いはあるの？ その団体に入っている人が、一番苦しんでるでない？ 金を巻き上げられてない？、変な壷を売ってない？ 世界を語る前に、洗脳されたその友人を救ってあげたらどうですか？ ちなみに宗教は死後の魂の救いが大きな目的です。 現世は死後のための修行、試練の場であるとされてる場合が多いです。 だから、宗教家は現世で功徳を積もうとします。 宗教の目的は政治ではありません。 政治の問題に宗教が顔を出しても、問題が大きくなりこそすれ、解決には至らないと思います。 政治と宗教は分離する。国家神道から脱した日本はそのことを理解しています。
お礼
ちょっと質問の意味と違います。 私は統一協会について知りたいのではなく、協会とチベット仏教の関係を知りたいのです。 少しでもチベタンの力になりたく、持った疑問でした。 ありがとうございました。
- maxmixmax
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ただのカルトだから、上層部の利益にならない事や、 火種を抱えるような事はしたくないんでしょ。
お礼
やっぱりそうですか、ありがとうございます。 私は統一協会のこと、ほとんどと言って良いほど知りません。 でも世界的な団体になればなるほど、「お金」の臭いはプンプンと思ってました。
お礼
貴重な体験をお話くださり、ありがとうございました。 知らなかったお話も聞けて勉強になりました。 実は私の住むマレーシアは異宗教国家です。でその宗教者達が好んで入会しているのが、「統一協会」だそうです。イスラム教も、キリスト教もヒンズー教もみんなで仲良く一緒に平和な世界を作りましょう、と。 なので、宗教団体というよりは組織という感じがしていました。 「天国への献金」って外国も同様なんでしょうか。。。 外国、少なくともマレーシアでは「あの頑固なムスリムを入会させた」と言う事実が鼻を高くさせているのでしょう。 それでも、いちばん引っかかったのが「ユダヤ人がメシヤであるイエスをこ・ろ・し・た」というコメントでした。(少しビデオを見せてもらいました） 私は年少時、父親に教会へ連れて行かれており、多少の知識があります。でも、殺された、という風には日曜学校では習わず、罪を負ってくれた、でした。 そもそも死ぬという事実があれば、イエスは神の子ではありません。 今だキリスト教にとってはユダヤ人が許せない、そんな状況では戦争は終わらないし、平和も来ない。という訳で思い悩んでいました。 私はチベット仏教徒ではありません(アメリカンインディアンの自然教です）が、チベットを愛するものとして毎日悲しい思いにくれています。 なんか乱文ですみません。自然を愛するもの同士、祈りましょう。 人類が憎しみを捨てて、己の中に存在する1本の木に気づきますように。 ありがとうございました。