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西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだの感想を聞かせてください。(『あれは泣けたね』みたいな簡単な回答はできるだけやめてください・・;)
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- tosa-bash
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私は、おばあさんの言動に注意して読みました。私の娘も不登校経験者だったからです。当時の娘の身の回りの人たち(私も含まれますが…)の様子を思い浮かべながら読み、映画も観ました。 孫娘に直接的に語りかける言葉にも、孫娘のことを「どう思うのか」を他者に語る言葉にも、「不登校である孫娘」を否定したものはありません。そのおばあさんの作り出す雰囲気が物語全体の柔らかい世界を作り出しているように思います。 質問者様が、どういう意図で質問なさったかは分かりませんが、もしも感想文を書くとしたら、おばあさんがどんな場面で何を言って、それが孫娘にどのように届いたのか、あなたが孫娘なら、どう感じたと思うのかについて書いてほしいと思います。冒頭の「お母さんとお父さんの電話での話を聞いてしまったこと」と対比させればいいでしょう。 この話は「起承転結」が比較的はっきりした話だと感じるのですが、「転」はやはり「おばあさんの平手打ち」でしょうね。その意味はじっくり考える価値があると思います。孫娘を否定しなかったおばあさんが、なぜ「平手打ちをした」のか。私は、「平手打ちをしてしまった」よりも、敢えて「平手打ちをした」のかもしれない、とも感じますが、あなたはいかがでしょうか。そのあたりを「おばあさんの思い」にウエイトを置いて考えてみたいと、私は思います。 ラストの部分は、何度読み返しても涙が出てきます。でも、物語としては昔から似たような手法は使われていると思います。それでも、今でも感動します。「世の中が変わった」「人間が変わった」「今の若い者は…」「今の大人は…」と言っても、感動のツボは変わっていないことに、少し安心感と未来の明るさも感じています。