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うつ病における認知療法の効果について
私は、現在休職中で、うつ病と診断されて治療を開始してから4ヶ月が経ちますが、薬の効果等もあって徐々に日常生活には支障のない状態。(やはり気分の波はありますが)にまでなりました。 復職に向けて、そろそろリハビリ期かなというところです。 薬の効果や休息のおかげて、3ヶ月目ぐらいにはある程度落ち着いてきたのですが、それ以降やはり復職に向けての不安もあり、なかなか気分が改善しません。 下園先生の「プチ認知療法」の本では、認知療法をマスターしなければという気持ちが返って逆効果になる場合もあると、示唆されており、先日購入した「いやな気分よさようなら」(デビット・D・バーンズ)という分厚い認知療法(読書療法)の本を読み進めるべきかどうか迷ってます。 もちろん、個人差があり、一概には言えないと思いますが、認知療法(読書療法)を試してみた方がいらっしゃたら教えて下さい。
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こんばんは 自分の経験からすると、仕事上のオーバーワークや過労で発症する 単極性うつ障害(定型うつ病)は脳内のモノアミン(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等)の バランスが崩れる事によって起ると言われています。 これに対しては、抗うつ剤による薬物療法が効果的と言われています。 殆どの抗うつ剤はモノアミン仮説に基づいた作用機序で作られていますからね。 これは、俗に言う「心の風邪」なる疾患で環境や状況で誰しもが 発症する可能性のある病気です。 一方、気分変調症等(以前は抑うつ神経症と呼ばれた抑うつ障害)等は 各個人の性格に何らかの拘りや囚われが有り、それがその人の判断思考に起因して抑うつが起る場合があります。 つまり、ある事象が起る→自分の性格に起因すると思い込む その繰り返しで、抑うつ状態に陥る。 これが行動認知療法で言う自動思考の状態です。 これに自分が気付き、その誤った思考や判断を修正改善するのが 認知療法です。 独学で行うのは、誤った自分に向き合う事になりますから 諸刃の刃になる可能性も秘めています。 臨床心理士等専門家の指導で行うのがベストかと 主治医とよく相談されて判断された方が宜しいと思います。 尚、うつの社会復帰リハビリプログラムとして、うつのデイケアや リケア支援等もありますから、それも一つの方法かと
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- micky9646
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同じくうつを患ったものです。 下園先生のうつからの回復も、バーンズのいやな気分よさようなら~もどちらも読んだことがあります。 下園先生の本には、ちょっと従来の認知療法に否定的なことが書いてありますよね。 私もそれでちょっと認知療法には(初めの頃は)否定的でした。 下園先生の本にも書いてあるように、病気が重く、自分自身を客観的に見られないときに、認知療法さえマスターすれば、とか強迫的に考えてしまうのであれば、認知療法も逆効果になるかもしれませんね。 あまり知られていませんが、心理療法も、薬と同じで効果もあれば副作用もあります。 人によって、あるいは回復程度によって、合う合わないもあります。これも薬と同じです。 余談になりますが、心理療法では心への侵入度が問題とされます。 心への侵入性が高い療法(催眠療法など)は、病状によってはかなり注意深く行うことが必要になります。 下園先生の本にも書いてあるとおり、認知療法というトレーニングを行うには、専門家の元で、というのが一番正解かもしれません。 また、(中井の治療技法と適応から)行動療法は回復期後期から寛解期に適応的とありますので、ある程度心にエネルギーがある状態で行う、というのも大切かもしれません。 ちなみに私は、症状が重かった頃は下園先生の本、良くなった頃から認知療法の本を読み始め、またカウンセラーにかかっているので、そこで認知療法の5つのカラム法を行っています。 カウンセラーと一緒に認知療法をやることの利点は、自分の書いてきた考えをまとめて、こういう風に考える傾向がありますね、とまとめてくれるところ、自分では気づかなかった点を教えてくれるところです。 また、不安が激しいとき、合理的な考えを書き出そうとしても、何も思いつかない!ということがあります。 そういうときは、カウンセラーのサポートが有効になってきます。 私の場合は、カラム法を繰り返しているうちに、段々と合理的な考え方ができるようになってきたかなと思っています。 もちろん時間の経過による病状の回復もあるでしょうが。 また、昔はうつ病といえば認知療法一本でしたが、最近はそうでもありません。 フォーカシング、内観、マインドフルネスなど、不安などの感情を感じている自分をさらに客観的に見つめる自分を養う心理療法が近頃たくさん注目を浴びていますので、そちらも参考になさってみてください。
お礼
現在、私は適度な運動はできるようになりましたが、長時間の外出はしんどいといった状況です。本を読み進めるにしても力まずに読んでみようと思います。アドバイス有難うございました。
- pomocc
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下園先生という方の本は読んだことがありませんが、バーンズの「いやな気分よさようなら」は読みました。とても価値のあるすばらしい本です。私はこの本を読んで半月で、地獄の苦しみだったうつ病による全身の激しい倦怠感や強い疲労感が嘘のように消えていきました。 感情は物事や出来事や言われたことを、どのように受けとめるかの「受けとめ方」によって決まってくるということや、それと同時に、考え方は1つではなく、それは思い込みだったりして、本当は様々な考え方があって、その様々な考え方からプラスになるような考え方を選んで、自分の思いこみや認知の歪みを治す、というのが認知行動療法の基本です。バーンズの本には他にも、完全主義をどう克服するかや、価値のない人間だとか罪悪感を感じる時にどうすればそうならずにすむのかがなどが詳細に書かれてあり、とても役に立つ本でした。 私はこの本に救われました。そして今は、もっと専門的に認知行動療法を受けるために、認知行動療法の専門機関に通い始め、2回目が終わったところです。聞けば聞くほど希望が見えてきました。 以上は私の経験なので、他の人はどうかは分かりませんが、私にとってはうつ病にかかって認知行動療法を知ったことで、様々なことを学び、一歩成長できた気がして、こんなすばらしいことを学べたなら、うつ病にかかって損ではなかった、うつ病にかかってよかった、と思えるようにまでなりました。 どうぞ参考にしてください。
お礼
ご丁寧有難うございます。私も、この経験をこの先の人生のプラスにできればと考えてます。
- yakushimas
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確かに下園先生のいわれるケースもあるかもしれません。でも私は同様な状況でその本買いやりましたが、効果ありました。(3度目のうつ 休職した同様に時期))その結果その本のこと以外もいろいろやりました、この2年充実していてとてもハッピーです。うまくいかれることをお祈りします。
お礼
有難うございます。はげみになります。
お礼
私は、ある大きなショックが原因で鬱へと移行してしまったようなので、薬での治療も行ってます。ただ、元来から心配性なので、この機会に物事に見つめ方を見直してみようと思います。