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「自然体」の学び方は?
剣道や弓道,柔道などで出てくる「自然体」に興味をもっています。 自分なりに「こんな姿勢かな」と想像しながら試してみても,しっくりしません。 どなたか,学び方を教えてください。
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剣道の場合です。 右足の踵が左足のつま先の辺りにくる位置で拳ひとつ入るくらいに開きます。膝は曲げても伸ばしてもダメです。その状態で軽くジャンプして着地したあと,すっと立っている姿勢が自然体であるとか言われます。私の先生は,右足前の状態から頭のてっぺんから糸で吊り下げられているイメージで軽く両足の踵を浮かし,それから糸が切れてすとんと落ちたときの立ち姿だと言いますね。たぶん表現が違うだけで両方とも同じことを言っているのでしょう。 ♯3さんが,武蔵の絵を紹介されていますが,この絵の武蔵は,猫背ではありません。顎を少し前に出している(※1)ので猫背に見えるのでしょうが,息を吐きながら肩の力を抜いて,背筋を伸ばし,臍下丹田(へその下)に意識を集中しているのです。「気をつけ」の姿勢は動けないのでダメですが,力を抜いたうえで背筋は伸ばさないといけません。 武蔵自身,姿勢については,五輪書で「兩の肩をさげ、脊すじをろくに」(※2)と言っております。詳しくは,五輪書をお読みになると参考になるのではないでしょうか。下にサイトを紹介しておきます。 ※1 五輪書で「少し頤〔おとがひ〕を出す心なり」として顎を前に出すよう言っております。 ※2「背筋をろくに」というのは「背筋をまっすぐに」という意味です。
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宮本武蔵が描かれた掛け軸の絵をご存じでしょうか。 二刀流で構えて立っている構図です。 この絵では武蔵はやや猫背で、膝の力を抜いて立っています。 これが日本人に合った立ち方であり、日本人の「自然体」だそうです。 背筋を伸ばしてすくっと立つ、いわゆる「気をつけ!」の姿勢は、明治になってヨーロッパ式軍隊の導入で入ってきたモノで、日本人には会わない姿勢だそうです。 古武術家の甲野善紀氏の著作を読まれるといいです。
お礼
宮本武蔵の絵ですか。みだみたことはありません。 やや猫背で膝の力を抜くということですね。 甲野善紀氏の著書にあるなら取り寄せてみます。 ありがとうございます。
- doi3desu
- ベストアンサー率61% (230/376)
どのアプローチから入るかは、人それぞれです。 私事になりますが、私の場合は、マクロビオティックという食事理論から入りました。結果的には、ここ20年ほど、卵、乳製品、たまに魚を食べる以外は、菜食主義です。肉は原則食べませんが、人様の家で出た場合は、いただきます。どんなことでも、「極端」に走ると「自然体」ではなくなるからです。私の場合は、食事が自然体に結びついた気がします。 その他、身体的な場合は、野口整体などが有名です。カイロプラクティックが向いている人もいますし、座禅や瞑想が向いている人などさまざまです。 質問者さんの場合、「剣道や弓道,柔道などで出てくる「自然体」ということですから、精神面や武道を行うにあたっての「あるがままの人間本来の姿勢」という意味だと思います。それならば、整体から入るのも一つの手だと思います。ただ、こういった分野は、人の身体の弱みにつけこんで(痛みを伴って苦しい人がいるからです)、非常に高価な施術料を取るところがありますので、お気を付けください。まずは、本を読まれることをお薦めします。 私が参考になった本は、『別冊宝島 BODYの本』(通しNo.は 3 です)。絶版の可能性がありますが、オークション、古書店で流通していると思います。幅広く人体について学べます。一つのことに片寄らず、さまざまな自然体について学べます。お勧めの本です。東洋の知恵を学ぶことのできる名著だと私は思います。 ご参考までに。誤字等はお許しください。
お礼
ありがとうございます。 たぶん「見かけだけを学ぼうとしてもダメ」という事だと理解しました。 日常生活のなかで自分なりの方法で,日常生活のなかで少しずつ勉強しなさいという意味ですね。 マクロビオティック,野口整体,どちらも名前だけは聞いた事があります。 別冊宝島 BODYの本も、探してみます。 そのうえでちょっと考えてみます。
- ppp4649
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何かのヒントになればと思います。 何処かの民族で頭に荷物を乗せて運ぶ人達が居ます。この人達の姿勢はとてもとても綺麗です。 頭の天辺を通る線に重心お置くと、これほど綺麗な姿勢が自然と作り出されるのだと感心しました。
お礼
私もみたことがあたます。 頭に荷物を乗せると姿勢がまっすぐ綺麗に伸びますね。 ただこれって日本古来から伝わる「自然体」と同じなんでしょうか?
お礼
驚きました。武蔵は五輪の書でかなり具体的に姿勢について述べているのですね。 ありがとうございます。ぜひ参考にさせていただきます。