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モンテッソーリ用玩具について
少し前流行っていました、モンテッソーリ用玩具について伺いたいです。あのモンテッソーリ用玩具導入のメリットや目的が分りません。 1人遊び用として使ってらした方はそれはそれで良いのですが、手作り積み木や布・木製のおままごとセットやママの手作り絵本(数年前、布製刺繍絵本が流行りましたが、紙でも良いので、母の会などで塗り絵感覚で作って、登場人物に子供の名前を入れてあげるとか)など、もっと感性を育むようなおもちゃはありますし、知育を謳った謎の玩具より、幼稚園ではみんなで何か(お団子をこねる、ぬる目のお抹茶、オーブンを使ってママや先生とケーキを焼く)を手作りさせた方が、ずっと教育的である気がするんですよね。私も特にあの玩具が良いという話は聞いたことが(お茶の水女子大学・奈良女子大学 経由では)ありません。紋白蝶や揚羽蝶の写真合わせだって、庭に(どんな都心でもバッタ・蝶・蜻蛉・トカゲなんかは)ちょっと園庭に芝生や花を植えたら寄ってくるものなんですけどね。みんなで蝶の模様を観察して図鑑で名前を調べるなり、蝶が蜜を吸うところを観察するなり、トカゲを遠巻きに見るなり、そういうことが体験教育であり、幼稚園教育の本質なんじゃないかと思うんですよね。 喧嘩をして仲直りして、自分の要求が通らなくて、遊びたいおもちゃが回ってこないから「貸して」って言ってみよう、少し早く登園して自由時間に遊んでみよう、そういう、家庭で子供が少人数の生活の中では出来ない教育、「どうしよう??」ということが起こったときどうやって自分の意見を通す(我慢する)か、あの子が欲しそうだから貸してあげよう、あの子が寂しそうだから声をかけてあげよう。幼稚園とはそういった社会性を育む機関であると思うんですよね。 小学校入試用知能開発教材(ペーパー)ならイマドキいくらでもありますし、あの玩具にこだわる必要はないと思います。各受験小学校は知能も勿論ですが、それ以上に躾(しつけ)や社会性を重視する気がするんですよね。みなさんの子供さんはあのモンテッソーリ1人遊び用玩具(動物の絵合わせ、ピンクの塔組立、日本地図パズル)を使ったことがありますか、またどの程度の時間使いましたか??みなさまの意見はどうですか??(どのくらい普及していたのでしょうか??)教えてください。
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お礼
私がプリスクールとしてのキンダーガーテンを嫌うので、その表現は好きではない(お受験幼稚園のように過剰に資本主義的な響きがあるので・・・)のですが幼稚園とは、就学前の社会化の為の教育期間であるはず。『親が作ったもの』とか『親の観察』ということばがわざわざ(勿論親による観察は家庭内での子育て・躾の中で大事な行動ですが)出てくること自体、やや過保護な教育なになってしまっているのではと思います。(一見過保護に見えてもそれが必要な子供も存在するでしょうが)モンテッソーリは私も学生時代(家族社会学)の専門分野のひとつなので、いろいろ考えはあるのですが、モンテッソーリという言葉だけが都合よく解釈されて、一種の流行りモノのように商品化している現状には一抹の危惧を抱いています。「集団生活を学ぶ」とは、単に「ルールを守り大人しく良い子に振舞うこと」ではなく、家庭外の社会集団(家庭の中では親世代のずっと年長な人に触れる機会のほうが多いでしょうから、幼児にとっては主に同年代や年少者を指すでしょう)での人間的な触れ合い、繋がりの中(時には自分の主張が通じないこともあったり、対人上のトラブルや感情の処理に向かい合わねばならないこともあるでしょうが)で、社会性を身に付けていくことだと思うのですが・・・。
補足
積み木が多様に変わりながら遊ぶんですか???創造性涵養なら良いのですが、お魚になったり落ち葉になったりするんですね。徒歩で公園に行って遊ぶのは普通の子供でもするのではないでしょうか??きちんと皆とはつらつと遊んでいますか??玩具に関心があるというよりは、モンテッソーリ園の写真を見ると、1人or遊んでいるのを見ているもう1人で黙々と教具をこなしていくという感じなので、私が学校で習ったことや私自身の幼稚園時代と比較すると非常に不思議な光景に思えただけです。