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イスラム・中東に関する報道の嘘・誤解を教えてください
イスラムに関する報道は偏向・虚偽が多いらしいのですが、 どこがどう事実と異なるのでしょうか。 何でもいいので、何かあったら教えてください。 できれば具体例を挙げて書いてくれると助かります。
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イスラムに関する報道に誤解や虚偽が多いということですが、これに関してはイスラムの国々が、いまだに情報公開といった概念をなかなか自国内に浸透させきれていない以上、ある意味当然であるかもしれません。ただしそれを放置しておいたことに起因する、イスラムに対する他国の偏向的な報道や理解に、国を挙げて非難したり過激な反応をすることは間違っているともいえます。 ともあれ、イスラムに対する誤解や嘘という具体例を挙げるとすれば、まず「イスラム教」という言葉です。いわゆる「イスラム教」はイスラムという宗教の名称であることは当然ですが、通常は「イスラーム」という言葉で、イスラム教全体を表現します。したがって「イスラム教徒」という言葉もちょっと変で、通常は「モスリム」といったほうが通りがいいようです。 メディアによってはパレスティナやレバノンの「ハマス」や「ヒズボラ」が、あたかもテログループであるかのように報道されていますが、そのどちらも国会に議席を持つ立派な公認政党です。さらに中東の国々はどれも独裁政権や王国の支配下に置かれているかのような印象がありますが、今一番話題になっているイランは実は制度上はちゃんとした民主国家であり、大統領の上にきちんとした立法司法行政の3権があります。(あくまでも制度上ですが…) イスラームといえば最近では自爆テロ(テロとは言い難い側面もありますが)が話題になりますが、これはジハード・聖戦で殉教死することを自ら望む者の行為とよく言われていますが、現実的には生活苦に陥った家族を食べさせるために、死んだ後の家族の面倒を見てくれることを条件に自爆したり、さらには知的障害者たちを騙して爆弾を身体に仕込ませたりと、とても聖戦とはいえない状況もあったりします。 ついでに言えば、コーラン(クルアーン)やハディース(預言者のゲ言行録)では、ムスリムが自己及び他人を傷つけることは固く禁じられていますので、自爆テロは神への冒涜ということになります。 などなど、書き始めればきりがありませんがこの辺で。まだまだ我々はイスラームに対しての知識や理解は十分とは言えませんが、お互いがそれぞれの文化へのきちんとした姿勢を持って理解しようとすれば、無益な諍いや戦いは起こらないかもしれませんね。
その他の回答 (1)
アラジンが魔法の絨毯にのって爆弾を落して空爆すると言うお話でしょうか?
お礼
すみません、その話は知らないのですが、 そういう報道もあったのですか… そうだとしたら酷い話ですね。
お礼
ヒズボラやハマスがきちんと議席をもった政党だったとは知りませんでした。てっきりアルカイダと同じようなテログループかと… 自爆テロもコーランでは禁じられているんですね。意外でした。 詳しい回答ありがとうございます。