誰にも愛されない人生
彼女ができないし、できたことがない。世のカップルや幸せそうな人間共を見ているとイラ立ちが止まらない。奴らは自分達の幸せの踏み台になって、地面を這いつくばっている俺のような存在に気づくことはない。気づいても、当然のように踏み潰すだけ。
悔しい、怒りしかない。何も上手くいかず、負けてばかり。
「自信を持て」などと言う人間がいるが、なぜ自信を持つことができるのだろうか、これまでの人生、誰にも愛されていないのに。親でさえ、肝心なときにはいつも無視をするだけだったのに。
生まれつき美男美女、または「何か」を持って生まれた人間がうらやましい。そういうやつらに限って知ったような口で愛を語る。生まれつき愛される権利を持っていただけなのに。俺のような、何も持っていない人間の気持ちもわからないくせに。
どいつもこいつもムカつく、幸せそうな面をしている奴らを見ると吐き気がする。何もしてないのに、「気持ち悪い」「死ね」などと言われる俺、「愛してる」と言われるクソ共、何が違うのか、最初は同じはずだったのに、
年々醜く、暗い方向に行く自分に気づいても歯止めが効かない。きっとこの先には破滅的な人生しか待っていないような気がする。
けど、もうそれでいい。自分が幸せになれないことなんてわかりきっているから。
誰にも話せる人がいないから、せめて文章にしてここに残す。