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原油・金を求めるヘッジファンドは人を救う?
ニュースで見たんですが、今原油の価格が急上昇しているじゃないですか?それは世界のヘッジファンドが金とか石油とかの物資に集まるようになったのが原因だといっていました。原油の価格が大幅に上昇したことで漁師さんたちが困っていて休漁をするとか、トラック運転手の所得がものすごく落ちていることとか、あらゆることに被害が出てきていることがわかりました。 僕はこのニュースを聞いて「(ファンドの人に対して)あんたらのお金にどん欲な心がいろんな人を苦しめているんだ!」といいたくなりました。そこで考えたのですが、僕のような考えを持つ人がファンドを設立し、石油を産出している会社を買収したりして原油価格を下げてみんなを助けることはできないのでしょうか?今は政府系ファンドとかファンド自体の規模が大きくなってきていた対抗するのは難しいと思うんですけど… 別にヒーローになりたいとかじゃないんですけど、なんかニュース聞いて心が痛むなぁ~って思って…
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お怒り、ごもっともです。一般市民が苦しんで、ほんの一部の誰かがとんでもない利益を上げているのですから、「ふざけるな!」って感じですよね。私も全く同じ意見です。 情報ソースによって違いますが、今の原油価格140ドルの約20~30%ほどが「投機資金」、つまりご言及のヘッジファンド、投資信託、年金ファンドだと言われます。「市場開放・自由取引」という経済原理ばかりが独り歩きするのを許容し、何も規制をしようとしない政府に対し、腹立たしささえ感じます。どこの国の政府もこれを規制しませんよね。米商品先物取引委員会も「原油投資の透明性を強める」というような意味のないことを言って誤魔化し、黙認状態です。 全部が全部ではないにせよ、良く考えてみて面白いのは、この莫大な年金基金やら投資信託やらのもともとの「カネ主」の大半は、実は毎月自分の給料から年金を積み立てている一般市民なのです。つまりガソリンや食費が値上がりしてヒ~ヒ~言っているのは、実のところ「自分で自分の首を絞めている」のです。まあ最終的には老後に自分が年金として受け取るおカネなのですけど、運用で増えるだろう分を今日ガソリン代やら食費の値上げ分として先に掃き出している格好です。 、、、とまあ、こんなことでお怒りは収まらないでしょうが、#4さんもご指摘の通り、この原油高、決して悪いことばかりではなく、「行けるところは自転車で」とか「自動車でないとダメな場面以外では絶対に乗らない」という人が増えていることを身をもって感じませんか? ハイブリッドバス一台で普通乗用車30台あまりを公道から排除するだけの輸送能力があるそうで、自動車大国米国では「休日に自動車で出掛ける家族が40年来初めて減少に転じた」という調査結果も発表されました。走行車輌数が減れば理論的に交通事故も減るでしょうし、今世界規模で謳われている「地球環境保護 エコロジー」という観点では、まずまずの効果をあげているようです。 21世紀にもなりながら、地底から掘り出す化石の油に過度に依存して来た人類に対して、「このまま消費していたら地球が取り返しの付かない事になるよ。そろそろ世界規模で代替案を考えなさい」という天のお達しですよね。 直接ご質問にはお答えしていませんが、こんな考え方もあるということでご参考までと思いました。
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- Antithese
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多くの人が勘違いをしていますが、今の原油の高騰の原因はファンドが買っているからではありません。 原因A(ファンドの買い付け)があるから結果B(原油が高騰)が引き起こされている、というマスコミの言い分を真に受けて納得してしまっている人が多いですが、実際は原因C(消費の増大やテロなどによる供給の不安定)によって結果Aと結果Bが引き起こされているに過ぎないのです。 つまりファンドが原油(や金など)を買い付けているのは“原因”ではなく“結果”の一つなのです。 なぜファンドが悪役にされているかと言うと、理由は簡単。マスコミにとって為政者と金持ちは敵だからです。 ではマスコミの言うとおり、規制によってファンドを市場から排斥したらどうなるでしょうか。 確かに価格の上昇は緩やかになるでしょう。しかし根本的な原因はほったらかしですから、価格の上昇自体は続きます。 むしろ緩やかに価格が上昇することで、価格上昇による消費の減退が起こりづらくなり、値上がりは長期にわたることが予測されます。これにより得をするのは産油国と石油精製や元売などの当業者たちです。 また、ファンドが排斥された市場では当業者の力が強くなり、当業者による価格のコントロールが容易になってしまいます。それこそ健全な市場とはとても言えません。 そもそも短期的な価格の行き過ぎというのは、市場では良くあることです。こうしたことがきっかけになって消費の減退や生産の増大(もしくはその反対のこと)が引き起こされて、適正な価格に向かうものです。 今回の価格高騰が長期にわたっているのは、これが“短期的な価格の行き過ぎ”ではなく、上記原因Cに対する正当な価格上昇であるということが考えられます。 つまり根本的な原因を解決しない限り、ファンドを規制しても一時的な対症療法に過ぎないのです。しかもその対症療法は、メリットよりもデメリットのほうが遥かに大きいものです。 例えるなら、ダイエットのために絶食するようなものです。
お礼
なるほど、ファンドだけのせいではないんですね?とても分かりやすい回答ありがとうございます。
- pullmandsg
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原油高は庶民にとっては困ることですが、資源枯渇や地球環境問題のことを考えると高くなったほうがいいという考えもあります。石油価格が高くなって消費のスピードが緩むことで、突然世界から石油がなくなって大戦争になったり(※1)するのが避けられたり、地球の温暖化(異常気象の頻発とか)にブレーキがかかるならそれでいいのでは、という考えです。 現状でも原油への資金集中を強制的に禁じる事で強制的に石油価格を下げる事は可能かと思いますが、そういった動きが起こらないのは、「わざわざ石油価格を下げても、地球温暖化問題が進行してそっちの対応が大変だからあんまり意味ないなあ」という考えが各国の政治家の頭の中にあるのではないかと思います。また、こういったことを考えると、石油高騰で商売が成り立たない場合には失業手当てや転職支援、暖房費の高騰などの場合には高断熱の住宅建設のための補助金を支給するほうがいいかもしれません。 というわけで、ファンド設立よりは代替エネルギー(あんまり使われていない地熱発電を使いやすくするとか、太陽電池のコストを下げるとか)の開発支援とか、特に困る人に対しての、上記のような政策提案を行う事が現実的かと思いますが、いかがでしょう。 ※1:まあ、もっと安い水準で大量に消費しても半世紀は持つと言う話もありますが、その場合、私の年齢だと年取って死ぬ間際に石油をめぐっての惨劇が繰り広げられる事になってしまうので、ちょっとなあ、という感じです。
お礼
とてもわかりやすい回答ありがとうございます。 >失業手当てや転職支援、暖房費の高騰などの場合には高断熱の住宅建設のための補助金を支給するほうがいいかもしれません。 このような政策に転換してくれるとたくさんの人が救われるのになぁ~代替エネルギーの開発・普及が最良の策だと考えました。
- rikukoro2
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ファンドとはみながお金を出し合って、リスクを回避しつつ利益を出すことです。 質問者の言うことは寄付ですね >石油を産出している会社を買収・・・ ほとんどの石油会社は国営が多いですよ しかもその中で、会社というのは少なく、買収ともなれば数兆円規模のお金がいるでしょうな そーゆーこと考える馬鹿はいません ふつう、お金を使うなら・・・ 先物取引で 大量の原油の売り注文だしたり・・・ ドルの大量買い のほうがはるかに現実的です でもっと現実的なのが石油の増産です 今、石油は高値なので、会社を買って、原油を安く出しても、安く買い叩かれ、それを高く転売されるだけです。 ですので国家単位の増産が現実的です いま石油増産が可能なのはサウジアラビア一国ですが、先日増産を決め、それほどマージンがありません。 あとはアルジェリアは石油はありますがテロで石油が輸出できない状況なので、アルジェリアのテロ防止の警備に金をだしたほーがなんぼかマシです
お礼
会社を買収してみんなを助けるにはやはりものすごい量のお金が必要なんですね。
- dai-ym
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そういうことをするとしたら、それはもうファンドでは無いでしょう。 ちなみに金融の多くは元々ギャンブルと同じもので誰かを損させて儲けるという考えです。 今の社会は資本主義でなく金融主義の社会になっているためにこのような問題が多発しています。 石油だけを買い占めても良くはなりません。 世界的に金融に対する引き締めを行い、本来の資本主義の形に戻さないとこういう問題はなくならないでしょう。
お礼
なるほど、そういう考え自体を改めてもらわないといけないんですね?ありがとうございます。
- celtJapan
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そのファンドの利益はどうやってだすつもりですか?
お礼
そうですよね?ものすごく腹立たしいです。でもこれをいいほうに考えたらそれも納得できます。ありがとうございます。