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Z80コンピュータ
Z80コンピュータと現在のコンピュータの機能性などどの視点からでもよいので違いを教えてください。
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懐かしいですね。 1970年代の後半にパソコン(PersonalComputer)が登場して来たときに主に 使われていたCPUがZ80ですね。 アメリカではTandy社のTRS-80、日本ではNECのPC-8001やシャープのMZ-80が 一世を風靡してました。 このZ80はZilog社の8ビットCPUで、先行していたIntel社の8080CPUの互換CPU でしたが、更に命令セットを追加してより高機能なものに仕上げていました。 動作周波数は4MHzのものがパソコンで主に使われていました。 http://www.st.rim.or.jp/~nkomatsu/zilog/Z80CPU.html ところが、Intel社は8ビットの8080と命令セットの互換性のない16ビットCPU8088を 1981年にIBM社の最初のPCに採用されたのを機に、一気に市場を制覇していきました。 これは、IBM社が、このPCの仕様を公開し、互換機を容認したためです。 マイクロソフトもMS-DOS(PC-DOS)がこのIBM-PCに採用されたことで、 OSの覇者への足がかりを作る事になりました。 この時の動作周波数は5MHz程度だったと記憶しています。 http://www.zdnet.co.jp/news/0108/10/e_ibmpc.html このあと、Intel社は互換性を維持しながら機能の向上を図り、その延長上に 現在の32ビットCPU、Pentium4-3.06GHzがあります。 (64ビットのItanium2は別扱いとします) http://www.intel.co.jp/jp/products/browse/processor.htm Z80と比較すると、 ・動作周波数:3GHz/4MHz =約1000倍 ・データ幅: 32ビット/8ビット =4倍 ・物理アドレス空間:64GB/64KB =100万倍 比較にならないほどの差がありますね。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/6134/cpu.html http://www.01.246.ne.jp/~ssn/essay/pen4.htm ということで、まとまりがいまいちですが、CPUの歴史を振り返ってみました。
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- saxtukan
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Z80-CPUはインテルの8080CPUの上位互換CPUで8080もZ80も嶋さんとおっしゃる日本人が開発のリーダーをされていました。 当時私もこの関係に興味を持ち個人でトランジスター回路でフリップフロップなどの論理演算回路の実験を行っており嶋さんとも同人誌などの関係で親交があり事情のほうもよく知っております。 最初は彼も日本の企業でやりたかったようですがどこも取り合ってくれませんのでインテルの方で開発することに決めたようです。 インテルの8080開発後アラブのオイルマネーで設立されたザイログ社に移籍しZ80を設計しました。 ちなみにZ80はその後高速型のZ80H(8Mhz)もリリースされており16ビットCPUもZ8000が開発されましたが採用するPCメーカーがなく幻のCPUになったとの記憶があります。 私もアイデアの一つくらいは出しましたのでこのことに(CPUの開発)関しては今でも誇りに思っております。 なおフロッピーディスクも日本人のDr中松(発明王)が基本特許を所有しておりPCに関しては日本人もかなりの貢献をいたしております。 もし日本の企業が研究開発に熱心であったら(お金を出したら)日本も今のような状態にはならなかったとつくづく思うこの頃です。 皆さんとは異なった見地からの一言です。
お礼
ありがとうございました。
- myeyesonly
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こんばんは。懐かしいですね。 では、今で言うハードディスクについて。 もちろん当時はそんなものはなく、電池でバックアップされたCMOSーRAMのカセットや、バブルメモリ、紙テープ、パンチカード、はてはオーディオのカセットテープまでが主要な記憶媒体でした。 そして当時鳴り物入り?で導入された最先端の新兵器が「フロッピーディスク」です。 今でこそフロッピーなんて一番小さいクラスのメディアですが、当時は、高速アクセス、大容量のすばらしいメディアだったんです。 もちろん今のみたくプラスチックの箱?入りじゃなくて、紙のケースに入ってる下敷みたいな8インチとか5インチというやつです。 封筒でフロッピーを送ろうとして折り畳んで入れて怒られたなんて話が本当にあるやつです。 記録密度も今の両面倍密度じゃなくて片面単密度というやつですね。今の半分以下でしょうか。 参考までに、OSをカセットテープに録音した器械もあったんですけど、電源を入れてから今で言うウィンドウズ等が起動する(つまり使える状態になるまで)、当時は黒い画面に字が点滅するだけですけど、そこまで行くのに10分以上かかりました。 何せ当時のフロッピードライブは20万近くしましたから、それでも大ヒットしたようです。
お礼
ありがとうございました。
- mentama
- ベストアンサー率18% (55/299)
ものすごく大きな違いは、内部クロックと外部クロックに差があることじゃないかと思います。 今のCPUは、外部クロックの何倍かで、チップ内部は動作しています。 これは、キャッシュという内蔵メモリーの存在が可能にしています。 パイプラインという機能も、この周辺であります。
お礼
ありがとうございました。
- miz-fuyu
- ベストアンサー率8% (1/12)
究極の8ビットCPUですね。 あまり詳しくは無いのですが参考程度に…。 現在のCPUとの違いは ・8ビット処理(レジスタペアで一部16ビットでの処理も出来る) ・浮動小数点演算回路が無い ・マルチタスク用に設計されてない ・メモリー空間が狭い(64K) ・命令数が少ない(命令で掛算、割算も無かったような…。) など現在主流のCPUとはずいぶん違います。 今のCPUの基礎を作ったCPUの一つではないでしょうか? また、ある意味非常にシンプルなのでCPUの基本構造を覚えるには簡単なCPUだと思います。
お礼
ありがとうございました。
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
Z80ですか。懐かしいですね。 今の最新のCPUと比べたら何もかも月とすっぽん。かわいそうですよ。 Z80の思い出をいくつか。当時、CPUメーカは2社が競り合ってました。 次の世代に1社殴りこみ、3社の開発競争になりました。 バグやら、納期遅延やら有って、抜き出たのが新参のZAILOG社のZ80 でした。お陰で世界中のパソコン、マイコン、埋め込みマイコンのプロセッサが 殆どZ80一色と言う時代がかなり続きました。でもZAILOGは次を出さず Z80だけで終わってしまいました。(成功に怖気づいた?) その後、巻き返しがあって、パソコンのCPUは他社に引き戻されました。 マイコンや組み込みマイコンなどではまだ細々とZ80が生きています。
お礼
ありがとうございました。
- taknt
- ベストアンサー率19% (1556/7783)
Z80は、8ビットのCPUで 4KHzとか低い周波数で動作してました。 今は 64ビットです。 このCPUの何ビットというのは、一瞬に受け取る情報量の事をさします。 つまり、8倍です。 それに、今は 2GHzとかで、かなりの速度差があることが分かるでしょう。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。たいへん詳しく書いていただいて助かりました。