私は仕事柄(教育の研究職です)、たくさんの学校を見ています。
1.ご存知の学校では、どれが実現されてますか?
例に出したものは、どれも実現されています。ただし、「体育館に可動収納式の座席」は海外日本人学校と、私立の小学校でしか見たことがありません。また、これらを全て兼ね備えた公立小学校はさすがに見たことがありません。
ところで学校というのは、「学校」ですから、子供の教育という目的外の施設は作れないのです。#2さんが提案された和室というのはその典型で、可搬式の畳を購入することは(総合やクラブなどの利用で)可能ですが、和室そのものを作るためには、学習情報室やパーティションのある大教室(こちらは、教育目的という名目が立つ)と違って、一工夫必要です。
ただし、和室ももちろん見たことがあります。
例えば、学童保育施設を中に入れる予定であるとか、将来構想として、公民館的施設を併設する予定であるなど、役所がそれなりの名目を立てることで実現可能となります。この辺は、正直なところ、役所の「さじ加減」(和室を造る大義名分が立つかどうか)みたいな部分があります。
2.また、芝生化をすでにされてましたら、維持管理はどのようにされてるのか
正直、色々です。
・維持管理費用を、費目として配分する自治体
・維持管理費を、学校予算の中に含めてドンブリで配分する自治体
・社会教育から校庭整備(放課後や夜間に開放することを前提として)費用が別枠で出る自治体←これはベターです
現時点で分かっている問題点としては
1.最大の悩みは、費用が足りないということ
変な話ですが、芝生化するための初年度費用は降りても、維持管理費は不十分なところが多い(というかほぼ全て)。芝生は継続的・定期的に張り替えの作業が必要ですし、必要に応じて肥料をやるなど養生も必要です。でも、その費用が、特にドンブリのところは、捻出できないのです。
2.人手が足りない
自治体のショーウィンドウの学校は別だと思いますが、実際には用務主事さんと学校の教員、保護者のボランティアでやるしかありません。
もちろん、学校としても子ども達に草取りをさせるなどしていますが、校庭というのは、芝生の養生のために休ませる(立ち入り禁止にする)ことができないので痛みが早いのです。
3.知識不足
日常的には用務主事さん(学校作業員さん)の仕事になるのですが、特別に好きな人は別として、芝生を維持管理するための知識を持っている人は少ないです。
社会教育から金が出る場合には、長期休業中に作業をするなど人・金・物が上手く流れるのですが・・・。
お礼
具体的なアドバイス、有難うございます。 和室は魅力的なのですが、大義名分をきちっと作って要望書を提出しないとならないのですね。何とか、他の方と考えて見ます。「書道の時間に和室で書かせたい。」とか、「伝統の作法(茶道、華道など)を経験させたい」という意見が周りからは出ているのですが、もう一押しできるものを出さなくてはなりませんね。 体育館の可動式の椅子は、近くの市民会館に設置されているようです。 小学校では予算が付きそうに無いですね。(T_T) 芝生の維持費はやはり重要課題ですね。現時点ではボランティア主導の試みなので、今後の管理をどこが請け負うかがキーポイントになってます。校庭は、現在は放課後・休日ともには児童クラブ(サッカー)が使用しているだけで一般には開放していません。芝生化された後は、広く市民に開放するつもりでいます。地域住民、また他地区の方々の憩いの場とするつもりです。そのあたりを強調して、市のほうから維持の費用を予算に組み込んでもらう方向で動いてみます。 いろいろと有益な情報を有難うございました。m(__)m