- ベストアンサー
外張り断熱(HYBRIX)と床下根太間断熱
今度外張り断熱で新築予定です。 壁は、設計士の薦めでHYBRIX45にタイル張りの予定です。天井断熱はネオマフォーム80mm、また床断熱には根太間断熱でネオマフォーム50mmを使用する予定です。特別寒冷地ではないので基礎断熱は必要ないと言われました。これに24時間気調システムと床暖房が付きます。 HYBRIXは通気層のない外張り断熱で、これがいいのかどうかわからないのと、床断熱は根太間断熱のみで十分でしょうか?また根太部分以外はすべて断熱材で覆われているわけですから、根太がヒートブリッジになる、そして床下は基礎パッキンによる自然換気のみなので、根太のところで結露する(?)なんてことにはならないのでしょうか?ネオマフォームは吸水性が高くてもろいという話もあり、このような根太間断熱に用いても大丈夫でしょうか? 設計士と工務店は、特に外張り断熱に特化したところではなく、そういう工法もしたことのある普通の工務店です(HYBRIXは初めてらしい)。 いろいろ教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ほぼ私の仕様と同じですね。 壁はHYBRIX45+タイル、天井はネオマ80mm。唯一異なるのが床下断熱の部分です。基礎パッキン方式ですと外気と床下がつながっているため、床下の断熱材表面が結露して性能劣化する危険があると判断し、提案されたネオマから水に強いポリスチレン系の断熱材に変更しました(根太に関しては、呼吸してくれるのであまり心配していません)。当然ポリスチレン系の断熱材はネオマよりも熱抵抗値が悪いので厚くする必要はあります。根太高が45mmとか60mmですと厳しいと思いますが、90mmあるのであればネオマと同じ熱抵抗にすることは可能です。 私も温暖地(VI地域)ですが、基礎断熱にして基礎・断熱材一体施工としました(設計士からはオーバースペックだと反対されましたが押し通しました)。 結局、床下も室内と同じ環境にすれば結露の心配から解放さると判断し、基礎パッキン方式は止めて基礎断熱を選択したのです。 私は全館空調なので、床下と室内を同じ環境にすることは容易ですが、基礎パッキン+床暖房の場合は、床下は外環境になりますので、室内がその影響を受けない設計や、床温度と床下温度の差による結露(もちろん冬型結露と夏型結露の両方を考えて)を排除する材料選定をする必要があると思いますよ。 もう一つ心配しておられるHYBRIXは通気層がないことについてですが、内壁(PB)と外壁(HYBRIX)の間に万が一湿気が浸入した場合に、どう排出するかがポイントでしょう。HYBRIXですと透湿抵抗を内高→外低に持って行くことは極めて困難ですから。 設計士の方が気密・断熱・通気に関する知見が豊富であることを祈ります。
その他の回答 (3)
- tkofji
- ベストアンサー率59% (34/57)
No.2です。 お問い合わせの件ですが、現在建築中の新居ではなく、築27年の現在の我が家についてお話しします。 7年ほど前にリフォームをしました。建築当時はユニットバスではなかったため、浴室のタイルの目地から長期間水漏れが生じていたようです。開けてみたところ、土台、柱などが腐巧菌に侵され、手でさわっただけでボロボロになる状態でした。侵された土台や柱は取り替えましたが、併せて調湿炭を敷き詰めるとともに、床下換気扇を設置しました。この床下換気扇は動作時間を制御できるタイマー及び床下の湿度が上昇すれば自動作動するタイプです。ただ、現在の我が家は古い家なので、ベタ基礎ではないし基礎パッキンでもありません。布基礎で換気口は土台に開口部があるタイプです。この換気口に換気扇を設置します。メーカーは東芝や三菱などがあり、制御盤で床下の湿度がモニターできます。調湿炭と床下換気扇のどちらが効果があるのか定かではありませんが、梅雨時などには有効だと感じています。 OMarunoUtiさんの新居は恐らくベタ基礎でしょうから、土の地面と縁が切れていますので調湿炭が有効かどうか定かではありません。私なら、調湿炭を敷設せず(全面に敷き詰めるとなると結構コストが嵩みます)、床下断熱材に湿気に強い(と言われる)ポリスチレン系のカネライトかスタイロフォームを選択します。多分ネオマに最も性能的に近いのはスタイロエースでしょう(他にもあるかもしれませんが)。 ネオマは公庫仕様のFランク(熱伝導率0.022W/m・K以下)、スタイロエースはEランク(熱伝導率0.028~0.023W/m・K)ですので、次世代省エネ基準のIII~V地域であれば、断熱材の厚さはネオマが55mm厚、スタイロが70mm厚となります。70mmが床下の根太間に収まるのであればこれが良いのではないでしょうか。 なお、以下は私見ですので聞き流して下さい。 私は、温暖地でここまでの断熱性は必要ないという設計士は信用しないことにしています。寒い地域だから断熱性を強化するのではなくて、長寿命、省エネ(光熱費の削減→CO2削減)の観点から、温暖地であっても高気密・高断熱を選択するという考え方です。私が依頼している設計士は住宅の機能・性能に対する理解が乏しく、意匠ばかりを重視するタイプなので、気密・断熱に対する設計士の提案をことごとく却下し、私が勉強した範囲で、且つ限られた予算の範囲で最適と思われる設計や仕様を指示しました。
お礼
全く同感です。うちの設計士もしかりで、ネオマとスタイロなんて、会社が違うと名前が違うだけなんだよね~、なんてレベルでした。かなり心配なレベルです。ですからこちらが出来る限り勉強をして、設計士の教育をしつつやっていくしかないようです。おかげでこちらも良い勉強にはなります。 いろいろと教えていただき有難う御座いました。
- tkofji
- ベストアンサー率59% (34/57)
No.2です。 冬場よりも夏場を気にしています。逆転結露と言う言葉をご存じでしょうか? 夏場、湿気を含んだ熱い空気が床下に浸入し、夜になって冷えると結露するリスクがあります。それを嫌ったものです。 冬場、室内の暖かい空気がネオマを通して伝わり、床下の冷気と接触してネオマ表面に結露を起こすということではありません。 夏場の小屋裏の逆転結露に対する対策を、床下にも適用した方がよい考えた次第です。
お礼
疑問を掘り下げていくと、次から次へと新たな疑問が沸いてきます。 床下の内部結露については、最初の頃に読んだ本で知り、これは大事だ!と思っていたのに、設計士から寒冷地でもないのに基礎断熱は必要ない、と言われ、その後すっかり忘れていました。 確かに重要な問題ですので、今後設計士とよく相談してみたいと思います。tkofjiさん、このたびは重要なご指摘を有難うございました。 床下に調湿活性炭を敷くと効果がある、ということを聞きましたが、これはどうなんでしょうか?
- walkingdic
- ベストアンサー率47% (4589/9644)
まず、床断熱ですが、厳密に言えば確かにヒートブリッジにはなりますが、木材なのでそれ自体がある程度の断熱性があり、太さもそれなりにあるので、床であればそんなに気にする必要は無いだろうといえます。 結露についてはそもそも床下での結露はだめなので、防湿対策(防湿コンクリなり防湿シートなりのバリアと換気)はとるでしょうから、ネオマでもかまわないでしょう。ネオマは厚みと比較すると断熱性能が高いですから、厚みを確保できない状況であれば、ネオマを使うメリットのほうがずっと大きいといえます。 お値段は高めですけどね。 壁についてですけど、ご質問にあるHIBRIXなる商品は私も初めて知りましたが、うまく施工を減らせるように考えているわけですね。 もともと外壁との間の通気層には2つの意味があります。 ひとつは万一水が浸入した場合に蒸発できる空間を設けるという意味、そして室内から進入した湿度を外に逃がす道を用意することで壁内結露(正確に言うと断熱材内部の結露)を防止するという意味です。 ただご質問の場合、すでに断熱材から先は一体構造なので水が入り込む余地がそもそもほとんどないのと、進入するとしても守りたい家の柱部分の前には防水層を設けるということから、水に対する心配はそんなに必要ないのではと思われます。 湿度に関してはプラスチック系断熱材でそれ自体が防湿性能が高い場合には、断熱材内部での結露の心配はないですから、これも必要性がないという話になります。
お礼
有難う御座いました。 設計士任せにせずに、自分で勉強していろいろ突っ込みながら良い家になるように頑張っています。 これを読んで安心しました。
お礼
高温で高湿度の空気が急に冷やされると結露を生じるのだと思いますが、室内の暖かい空気は(ネオマフォームを通っては)直接床下には行かないはずなので、tokofjiさんがおっしゃるように、”床下の断熱材表面が結露して性能劣化する危険がある”ことにはならないような気もするのですが・・・? 設計士さんとよく相談してみます。 親切な御回答を有難う御座いました。