自費出版であれば、よほどのことがないかぎり、一般の書店に流通することはないと思います。「いい本だ」ということが口コミなどで広がり、自費出版社ではない(普通の)出版社の目にとまり、そこから一般書店へ流通するということが、ないとは言いませんが、あってもそれこそ、何万冊に1冊というくらいの世界でしょう。
また、自費出版を扱う出版社以外の出版社に、原稿を送る、あるいは持ち込んでも、門前払いがほとんどです。そういうものをいちいち受け付けていては、編集者が何人いても追いつきません。
ということで、一般に出版社では、それぞれの原稿にあわせた「賞」を設けています。「賞に応募してください、そこで受賞すれば本にしてあげますよ」というわけです。
これも、何千人かに一人、ということにはなりますが、門前払いよりは可能性が高いと思います(これらの賞については『公募ガイド』やネット上にもいろいろと載っています)。
さらに、このご時世、ネット上で話題のブログなどが出版社の目にとまるということも、ままあるようです。こちらはどのくらいの確率か、全く分かりませんが。
あと、これは質問者さまにはあてはまらないと思いますが、どこか研究機関なり会社なり、それなりの場所に所属して専門的な研究に基づく内容であれば、その専門ごとに強みを持っている出版社は常にそういう機関、会社をチェックしていますから、その目にとまる確率はずいぶんと高くなると思います。
最後に、ツテを探す、というのもあるかと思います。お知り合いのお知り合いのお知り合いにでも、文筆業をしておられる方がいれば、出版社を紹介してもらうという手段もあり得ます。まずは、そのお知り合いのお知り合い……に認めてもらう必要がありますが、上手くいけば出版社の方に見てもらえる確率は高くなると思います。
お礼
ご返信ありがとうございます。個人では困難なことがよく分かりました。芸能人の本がすぐに並ぶのは、知名度に関係しているのかもしれませんね。賞というキーワードを頂きありがとうございます。今後自分でも頑張ってみます。