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ヒンドゥー教の人から見た牛食
ヒンドゥー教では牛を食べることを禁止されていると聞きました。 ヒンドゥー教を信仰している人は、日本人などヒンドゥー教を信仰してない人の牛食をどう捕らえているのでしょうか? 憎んでいるのでしょうか?
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ヒンドゥー教徒でも開明的で、国際感覚の持ち主は、盲目的に牛食を忌み嫌っているわけではありません。 そういうヒンドゥー教徒の人に聞いた話では、ヒンドゥー教が牛食を禁ずるのは、食べなければ農耕に使え、牛乳も採れて大変役に立つ牛を、無知な農民たちが美味しいからと安易に食べてしまって財産をなくすることを防ぐと言うのがもともとの趣旨とのことでした。 この話をしてくれた人は、ヒンドゥー教徒ゆえ、もちろん母国で牛を食べることはありませんが、日本に来たときは旨い旨いと言って牛肉を食べていました。 かつて無知な人たちに対し、単純に牛は神聖な生き物だから食べてはいけないと教えるのが、役に立つ牛を殺させない最善の方法だったと言うことです。 ところで、今もあるかどうかわかりませんが、20年ほど前インドのデリー地区では、毎月20日がドライ・デー(禁酒日)と法律で定められていました。 その目的は、毎月20日は公務員の給料日で、享楽的なインドの公務員が給料を貰ってすぐに飲んで給料を使ってしまうのを防ぐ趣旨だと聞きました。 かつて、ヒンドゥー教の教えが牛食を禁じたのと同じような話だなぁと思った記憶があります。
お礼
牛食を宗教で禁止した裏にはそんな背景があったとは驚きでした! ありがとうございました