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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:通信大学の卒業は難しいですか  資格勉強のほうがいい?)

通信大学の卒業は難しいですか  資格勉強のほうがいい?

このQ&Aのポイント
  • 通信大学の卒業率はどのくらい?
  • 通信大学の卒業までの在籍期間は?
  • 通信大学と資格勉強、どちらがいい?

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回答No.1

(1)卒業率を公開している大学は皆無に近いです。相当に厳しい数値なので、学生募集にあたっては逆宣伝になるからです。 実際は、どこの大学でも卒業率は、だいたい1割前後です。 ただ、このデータは母数の取り方によって、捉え方が違ってきます。 まず、全入学者数に占める卒業者数の割合を機械的に算出すると、どの大学でもだいたい10%程度になります。 しかし、入学者数の中には、教科書を一度も開かないで放置している人や、極端な場合は送付された教材の梱包も解かないままで終わる人、つまり、当初から勉強する姿勢を放棄している人数も含まれます。 これを除外し、履修システムに即して勉強を続けている人たちを母数にすると、卒業率は20~25%程度に上がります。 (2)4年制のカリキュラムの場合は、どの大学も在籍年限は12年です。 12年を過ぎると学籍を抜かれるので、さらに卒業を目指す場合は、再入学して残りの単位を修得しなければなりません。 実際は、8年くらいで卒業する人が一番多いはずです。 (3)通信制大学も学校教育法に基づいた正規の大学教育なので、一般の大学生と同様に一般教養科目についても所定の単位を修得する必要があります。 専門課程は、自分の興味に応じた分野を専攻すればいいでしょうが、例えば、一般教養では英語が必修になる場合も多いので、これが苦手なら勉強は辛いでしょう。つまりは、大学での学習領域は思ったよりも広くなるのです。 一方、資格取得のための受験勉強は、対象となる領域が限定されるので、通信制大学で卒業を目指すよりも楽です。 (4)通信制大学の学生の過半数は職業を持っているので、働きながら学ぶこと自体が無謀とはいえません。 (5)コンスタントに勉強を続ける人の中でも、卒業できる割合が全体の1/4にとどまるのは、各単位修得試験の前に所定のレポート作成が課されることがネックになるからです。 このレポートの評価は厳しく、何回も再提出させられる場合もあります。いくら、忙しい中から時間を作って理想的な計画を立てたとしても、これでつまずくと先に進む見込みがなくなります。 そこに、仕事が多忙だという時間的な制約なども重なることによって、全体の半数は途中で挫折するのです。 残りの半数は勉強を続けますが、その中の半数は在籍年限(12年)を超過して除籍になってしまい、結局は、まじめに勉強に取り組んだ人たちの1/4しか卒業できないのです。 とにかく、通信制大学を卒業するには、勉強ができるとかできないとかは関係なくて、自分のモチベーションをいかに持続するかに尽きます。 自宅学習という孤独な戦いの中で、自分に克たなければなりません。 それから、卒業に必要な単位の1/4は、「スクーリング」という直接の授業を受けて修得しなければなりません。このために毎回、休暇を取らなければならないこともネックの一つになります。 ですから、よっぽど意志が強い人でない限り、通信制大学への入学は勧められません。もっとも、10年くらいかかってでも卒業を目指す気持ちがあるのなら、マイペースな長期計画によって可能かもしれません。 結局、通信制大学の卒業に費やすパワーがあれば、複数の資格を取れるはずなので、そちらの方を勧めます。