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IV大腸癌→肝転移の治療法
IV大腸癌→肝転移。56歳の父を持つ娘です。先日無事オペ(肝右葉切除+結腸右半切除)を終え、現在は回復待ち。オペでは、見える限りの腫瘍は全て切除、肝臓に関しては6割切除しました。今後何クールか抗ガン剤治療を行う予定です。このような場合、一般的な治療方法は、やはり化学療法が適切なのでしょうか? 私自身、医師の治療方針には従うつもりですが、巷では「化学療法をする事は、かえって命を縮める」との話も聞き、私自身不安です。 他に何か良い治療法などあれば、是非アドバイスお願い致します。 →詳しくはHPに載せています。http://www22.tok2.com/home/cancer/
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進行癌に対する治療法ですが、お話しの様子では残っている固形癌はないようですから、放射線療法の対象にはなりません。残る治療は化学療法ですが、たしかにこの治療法は安全とはいえません。よく起る合併症というか副作用としては、多いのは骨髄抑制による血球減少症です。赤血球の減少では貧血、白血球減少では感染症、血小板減少では出血傾向などです。他には食思不振などによる体力減退などがあります。このためかえって寿命を縮める可能性もありますが、何もしなければ恐らくジリ貧です。今は本人も含めて家族と話し合って治療法を決定していくのが普通になっています。 たとえ末期癌の患者さんにしても病状を説明して(現状を理解してもらって)治療法(専門家としてその効果と副作用を説明して)を選択してもらいます。これが最近の、いわゆるインフォームドコンセンスです。ただ、説明については過去のデータ=確率によって話しますから、たとえ 1%しかない副作用が出ることもありますし、変に期待してもらっては困るのですが、劇的に抗がん剤が効果を示すこともあります。はっきり言ってやってみなくちゃ解からないという状況です。こういえば無責任に聞こえるかもしれませんが、残念ながら客観的な現実です。どうされるかは主治医の説明を聞いて判断するしかないでしょう。私も今胃がんの肝転移でほとんど食事の摂れない患者を引き受けています。中心静脈栄養をやろうか、それをやれば癌細胞に栄養をやることになり癌の進行が早まるのではないかとか、抗がん剤をへいようするとその副作用でますます食べられなくなる可能性もあります。どうすればベストなのかはやってみなければわかりません。ただ、確率的によい方法だけはわかります。あくまでも確率的ですけど... 医者の言うせりふじゃないですね、でもそれが現実です。 またわからないことあったら質問してください。
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- sisobe
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本題からそれてすみません。tomoaki00さん、あなたの常識はあなただけの世界にとどめていた方がいいように思います。少なくとも日本いや世界の常識からははずれています。一つの偏見というか凝り固まった見方です。私も抗酸化物質についての効果は否定しませんが、抗がん剤にしろ放射線治療にしろ全てが活性化酸素によるものと言う考え方は明らかに誤っています。もっと広く世の中を眺めてください。もしもガンに対する治療がすべて活性酸素の作用と信じ込んでいるとしたら、あなたの偏見に対する治療のほうが難しいようです。もう少し医学について学んでください。
tomoaki00さんの回答に関して質問があります。 「抗がん剤にしても、X線治療にしてもこれらは すべて、活性酸素を利用しています。」 この表現で、「X線治療」は別にして「抗がん剤」もすべてではないと思いますが、如何でしょうか? つまり、作用メカは薬剤によって異なってくるのが普通ではないでしょうか?それほど単純なメカではありませんよ? また「抗酸化物質」についても以前からいろいろ言われてますね?「ポリフェノール」「ビタミンE」等・・・。 NCIで新規な「抗酸化物質」のP-ITrialでもされて、非常に評判の良いのがあるのでしょうか・・・? 検索すればおおよそはわかりますが・・・? 補足お願いします。
- tomoaki00
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私は、医者ではありませんが その手の情報は あります。 とりあえず、現在の西洋医学では 対処療法が主体です。 つまり、ガンが出来れば それを攻撃して破壊する。 しかし、まだ現在の医学では、ガン細胞のみを 攻撃する事は、不可能です。 後、抗がん剤にしても、X線治療にしても これらは すべて、活性酸素を利用しています。 つまり、ガン細胞の周辺に活性酸素でもって攻撃をし 細胞自体を壊します。 だから、ガン細胞が死滅するわけです。 これは、上手くガン細胞を攻撃した時ですが正常な細胞を 攻撃してしまう事があります。 それが、「化学療法をする事は、かえって命を縮める」 に値します。 つまり、どっちに転ぶか判らないという事です。 これは、米国ではすでに判っている事ですが 日本では、まだ研究中です。(知らない人もいる) でも、最近では 活性酸素に対抗するために 抗酸化物質を出していると思います。 これは、確認を取られた方が良いでしょう。 今、米国の国立ガンセンターでは 某企業の抗酸化物質を使っています。 又、研究する時には それを必ず使う事、と云う お達しが全米に出されています。 ちなみに、私は普段から常用しています。 事実、回復した人を見ました。
sisobe先生の詳細な回答がありますが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? さらに、 ・http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/0sj/010708.html (がんの薬物療法) ○http://www.ktx.or.jp/~kenkou/link/linkcan.html (『がん克服』総合リンク集) さらに「大腸がん」とは限りませんが、「TOP」ページで「がん」あるいは「癌」で検索すると関連質問の回答がHITします。 sisobe先生がアドバイスされておられるように、これらの情報をもとに主治医と面談して不明の点は良く説明して頂き、納得して治療を進めることが良いと思います(インフォームドコンセント)。 ご参考まで。 お大事に。
お礼
先日はご丁寧な回答を下さり本当にありがとうございました。 確かに癌とはいっても様々な症例があり、当然患者も異なりますし、同じ治療を施しても結果が異なる事は多々あると思います。 父の場合、先日のオペ(肝右葉切除+結腸右半切除)では、一応術中に肝エコー+顕微鏡で肝臓内の転移を確かめて頂きましたが、今のところ他に転移はなく、見えている腫瘍は全て切除できたようです。 また肺転移に関しては、年末に珍しく1ヶ月間もの間、風邪(咳・痰)をひいていたのですが、今となっては「あれはもしや肺転移の症状か!?」と思ってしまいます。しかし1月下旬の胸部CTでは転移は認められませんでした。一般的にCT上に写る腫瘍はどれ程の大きさが必要なのでしょうか?そしてCT上に写った時点での治療はどれほどの効果があるものなのでしょうか? 話がそれてしまいました・・。 抗がん剤に関しては、今のところ担当医にお任せの状態です。まだ今後の治療方針に関する具体的な説明は受けておりません。 しかし今回sisobe先生のご回答を見た限りでは、やはりやってみた方が良いのかと・・。予定では6クールだと聞いております。この程度の抗がん剤治療でも、場合によっては副作用により寿命を縮める事があるのでしょうか? 父(IV大腸癌→肝転移)の場合、化学療法の他に何か可能な治療はありますでしょうか? 例えば・・TAE・PEIT・PMCT・RFA・DSMなど・・。既にオペにより腫瘍が切除されている場合、これらの治療はもはや適応外なのでしょうか? > 今胃がんの肝転移でほとんど食事の摂れない患者を引き受けています。中 > 心静脈栄養をやろうか、それをやれば癌細胞に栄養をやることになり癌の > 進行が早まるのではないかとか、抗がん剤を併用 > するとその副作用でますます食べられなくなる可能性もあります。 今回初めて知りました・・。IVHをすることにより、かえって癌の進行を早めてしまうという事を・・。これは私にとっては驚きです。どんな治療にも当然リスクはつきものですが、患者にとってそのリスクを負ってでもメリットがあるのなら・・それに越した事はないですね。 長々と申し訳ありませんでした。 もし宜しければ是非またアドバイス等頂けると嬉しいです。 関連サイト→http://members3.tsukaeru.net/cancer