‘60年代前半のType1としますと、タイヤはラジアルなら155-15辺りでは・・・?
御質問のケースでは、特にリヤはムチャクチャにかけ離れたサイズなので、Type1かどうかなどどうでもヨイでしょう。
フツーに50~60タイヤを使うと考えて、200kPaぐらいから初めて240kPaまででよいところを狙う、というセッティングの方法でよろしいのではないかと思います。
ただ1点だけ。
Type1のリヤサスはスイングアクスルで、ハイグリップなタイヤを履かせると横転し易くなる特性を持っているので(故に、かつてベンツもフィアットもポルシェもアルピーヌもトライアンフもシボレーもいすゞもホンダも使っていたスイングアクスルは、ハイグリップな扁平ラジアルが普及し始めたと同時に急速に姿を消しました)、色々と注意が必要です。
1)後輪の摩擦力が高くならない様に、後輪タイヤの空気圧はなるべく下げる。
※タイヤは空気圧を下げ変形し易くした方が、摩擦力が低下します。
2)徹底的にアンダ・ステアになる様、前輪の空気圧を後輪に比べ極端に下げる。
※この空気圧を前後で換える手段は、スイングアクスルのRr.サスで横転事故が続発し社会問題にまで発展したシボレー・コルヴェアのセッティング方法です。コルヴェアでは前後タイヤの空気圧差が100kPaもありました。勿論、今日のラジアルタイヤでは、前後で100kPaも空気圧を換える事は不可能ですが、要するに空気圧もなるべくアンダ・ステアになる様に設定するべき、ということです。
3)急ハンドル、長い高速旋回などは可能な限り避ける。
※要するにジャッキングアップ現象さえ起きなければ横転は起こらないワケで、ジャッキングアップが起こり易い走り方は止めておいた方が無難でしょう。
お礼
大変詳しいご説明ありがとうございました。 ご指摘の通り標準サイズよりかけ離れたものをセットしていますので 助言いただいた点に注意したいと思います。