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最近、二本立て興行を見かけなくなったのはなぜ?

お世話になります。 最近、二本立て興行をあまり見かけなくなったように思います。 私が子供だった頃は、映画というのは大抵二本立てで掛けていて、「スターウォーズ」とか「スーパーマン」とかの外国超大作品でなければ1本立てにしていなかったと思います。 映画に関する情報があまりなかった頃は、その映画の期待度、満足度、大作度、を「二本立て興行か一本立てか」を目安に図っていたこともあります。 ところが最近は洋画はほぼ全て一本立て、邦画も二本立て興行をあまり見かけなくなりました。(往年の名画のリクエスト上映とかポルノ作品なら二本立て、三本立ては今でもよくありますが)  なぜ二本立て興行が少なくなってしまったのでしょうか?

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  • ismael
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回答No.5

えーと。 外国映画と日本映画、封切館とそうでない映画館、昔と今、と分けて考える必要があります。 ざくっと説明すると 昔 外国映画: 封切館:一本で十分集客できる作品を上映 二番館:一本興行では集客があまり見込めない作品などを2本立興行 三番館:封切館/二番館で公開された作品を送れて2~3本立てで上映 名画座:遅れて1~3本立てで上映 日本映画: 映画会社直営系列館:二本立て 二番館:2~3本立て 映画観客数激減→映画館数激減/映画製作数激減ということで毎週2本立て興行をしたら上映する作品が足りないでしょうね。 これは日本だけでなくフランスなんかも昔は2本だての映画館が結構あったのに今は皆無と言ってよいと思います。 最近タランティーノ/ロドリゲスがグラインドムービーというのを作りましたがこれも失われた二本立て興行へのオマージュのようです。 日本の映画興行の詳細は↓でチェック願います。 http://cinemaworker.com/13kougyou.html

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質問者

お礼

お礼コメント遅くなりましてゴメンナサイ。 ご紹介いただいたサイト、拝見しました。 映画業界のことが詳しく書かれていてとても興味深かったです。 またいろいろ教えてください。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.4

一番は、観客のニーズにあわなくなったからでしょう。 東京の映画興行に関していえば、わざわざ二本立てをしても 見たくない併映を、時間のムダ、として、本命を見終わると 席を立って帰る人が多くなったからです。 昔は、1本でも多く見るのだ、という気持ちが観客側にもあり お得感もあったけれど、つまらない併映は見ても仕方がない、 という、若い人が多くなったからです。 さらに、シネコンの激増で、館替わり、が容易になったため 見たければ、別料金を、もあるでしょう。その代わり、 徹底的に入らない映画は、朝1回だけのモーニングや 夜だけの1回レイトショーも多くなりました。 最大の理由は、製作本数の激減、なのかもしれません。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 うーん、確かに観る人にとって片方が大本命、片方が全く興味なし、だと観るだけ無駄、という感覚もわからなくも無いですね。 でも僕はケチなので二本立てだったら二本とも見てしまいますね。 その結果、本命ではない映画がむしろ本命より面白くて原作小説を買ってしまったり、ビデオ版を入手してコレクションしたり、という結果も結構あります。 ご回答ありがとうございました。

  • ultraCS
  • ベストアンサー率44% (3956/8947)
回答No.3

かつて、洋画興業界には地方興行という興業分類がありました。 これは、東京23区、神奈川だと横浜、川崎の中心部、関西だと大阪区部、京都、神戸、名古屋の中心部だけを都市興業として原則洋画は一本で上映していました。それ以外の地区では強力な番組にちょっと落ちるのを組み合わせて二本立てにしたり、地方専用番組(都会では非公開だったりビデオ発売だけ)を組み合わせて二本立てにしました。 これは、都会と違い他方では一本では集客力が確保できず、一本だけでは一日の集客が確保できず売店収入などに影響があったからです。 しかし、80年代にはいると旧来の映画館の多くは閉館して姿を消し、シネコンが誕生しました。この課程で単位人口あたりのスクリーン数は激減し、逆説的ですが一本上映あたりの集客が確保できるようになったのです。ですから、地方興行という興業モデルを適用しなくてもよくなりました。これが洋画二本立てロードショーが消えた背景です。そういう意味では、スクリーン数の激減が招いた結果でしょぅ。 邦画の場合、今でも子供向けやアニメでは多本立て上映は普通に行われています。 最後まで旧来の二本立て制作にこだわっていたのは角川だと思いますが、これもどちらかというとアイドル系の映画で同時期でも一本立ての制作もしていました。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 業界の内部のことも解説していただき勉強になりました。 ありがとうございました。 確かに、最近、シネコンって地方都市にも増えてきましたね。

  • blazin
  • ベストアンサー率50% (20252/40150)
回答No.2

ありましたよね~昔。 東北の方に旅行した時に、ポケモンとタイタニックというありえない2本立ての看板見て倒れそうになりましけど☆ やっぱり入れ替え制にしてその都度客を入れていかないと ただでさえDVDが普及して安価で見られるようになっているだけに 映画館としても大変なんでしょうね☆

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 そうですね、DVDの普及には目を見張るものがありますね。 1回買えば何回も見れるし、貨幣価値の下落をあわせればDVDソフト一本と昔の映画一本の切符はほぼ同じくらいの値段でしょうか?  それよりも田舎でもレンタルDVD店が乱立していて、DVD一本見るのに数百円で済んでしまいますしね。 >ポケモンとタイタニックというありえない2本立 超田舎の映画館が全く無いような地域で、夏休みなんかに公民館を一日映画館に仕立てて興行するようなところでは今でもこんなプログラム、ありますねー。 ただし、この組み合わせ、一見ぎょっとしますが、それなりに意味はあるかと思います。それはズバリ「客層が重ならない事」です。 ”ポケモンとタイタニックを両方観たい!”という客も稀でしょう。二本立て興行でありながら実質は「入れ替え制一本興行」で開催できるというところにこの組み合わせの妙があるかと思います。

回答No.1

回転率ということばで説明できるでしょう。 同一料金で2本見られると映画館側の売上が減りますね。仮に2倍の料金で2本立にすれば「高いよ~」ってなりますね。 私は田舎だったので映画といえば2本立って概念がありましたので、質問者の気持ち、よーくわかります。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、回転率、ですか。 確かに二本立てより一本立ての方が回転率いいですもんね。 ありがとうございました。

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