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Tomixの新集電システムについて
鉄道模型(Tomix)の新集電システムとは何ですか。Nゲージに20年ぶりに出戻りした(する)者なので、よくわかりません。モーター車ではない車両にも新集電システムがあるのでしょうか。「新集電システムのために車輪の転がりが悪く、たくさんの車両を牽引できない」などのコメントをよく見かけるのですが、具体的にはどういうことなのでしょうか。グぐったりしたのですが、解説が見つかりませんでした。よろしくお願いします。
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まず、’ピボット軸受’の正確な工学用語としては「車軸の先端を円錐形とする方式」なので、’旧来の集電方式’でも車軸端は円錐形つまりピボット軸受方式だったので、その点について誤解なきようお願いします。 鉄道模型で’ピボット軸受’と言うと、TOMIXの新方式の集電システム様の事を指すようです。 新集電方式の「車軸受けに集電シューを位置させる」のは、精度良く製作されていれば転がり抵抗が小さくかつ良好な集電が期待できる、というもので、KATO製のNゲージは古くから採用していました。 TOMIXの’旧方式’では室内灯に集電シューを付属させて、室内灯を点けない場合は集電シューの装着そのものが不要、という考えの設計だと思います。 最近は、灯火に消費電力の少ないLEDの使用・ハイパワーのパワーパックの発売、などにより室内灯の使用に対して垣根が低くなっています。室内灯の使用頻度が増えたならば、’ピボット軸受’を採用して良好な集電と小さい転がり抵抗を期待するのは自然な流れかと。 しかし、先に書いたように’精度良く製作されていれば’という条件が付くので、参考URLの過去問のように模型の状態により非常に転がりが悪いものがあるようです。
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- tomoko_fujita
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室内灯・前尾灯などを点灯させるために台車に付いている集電シューの形式が新旧で違います。 旧方式:車輪の内側で車軸に集電シューを接触させる 新方式:車軸受けに集電シューを位置させる(いわゆる’ピボット軸受’) 灯火を使用しない場合、’旧方式’では動力車以外は集電シューを外すことで走行抵抗の軽減が行えました。しかし’新方式’で集電シューを外すと、集電シューの厚みの分の余分な空間が車軸受けにできて車軸をうまく受けられなくなるので、灯火を使用しなくても集電シューを外せず転がり抵抗の軽減を図る事ができません。 ちなみに手元の車両(最近の新製品)を見てみたところ、動力車については’旧方式’の仕様で集電しています。 また、少しネット検索してみたら、車両によっては’旧方式’の方が転がり抵抗の大きいものが有るようです。
お礼
さっそくの回答ありがとうございました。旧方式でも新方式でも転がりが悪くなるものがあるのですね。私が昔Nゲージをやっていたころは自分の車両に室内灯を取り付けたことがなかったので、新方式、旧方式のいずれであろうが車輪の転がりが悪くなるというのがいまいちよく分かりませんでした。では、新集電システムの利点はいったい何なのでしょうか。また、今のTomix製品は、オプションで室内灯を組み込めるよう、ほぼすべての製品にデフォルトで集電シューが付いていると考えてよいでしょうか。 私は、KATO製品の「北斗星」の初回発売版(1988~89年頃購入)を持っているのですが、フル編成11両で全車両室内灯付にもかかわらず、問題なく走っていたような気がします。KATO製品とTomix製品は、やはり構造が違うのでしょうか。「気がする」とか書いたのは、今は実際に走らせて、状態を見ることができないからです(90~91年くらいから実家の押し入れの奥に眠っている)。この辺の頃の製品と現在の製品を比較できる方がいれば助かります。
お礼
詳しくお答えいただきありがとうございました。前提としては、新集電方式の方が旧方式に比べ転がり抵抗が小さく、良好な集電ができるのですね。あとは実際にTomix製品を購入して、状態がどんなものか自分で見てみようと思います。