- 締切済み
医学研究
現在薬学部に在籍しているのですが将来薬に限らない医学の研究をやりたくなりました。そこで卒業後、大学の医学部に入りなおすか大学院の医科学専攻に入るかで揺れています。皆さんだったらどう考えますか?ちなみに現在20歳で卒業時は22歳になってます。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- yukimepox
- ベストアンサー率20% (51/245)
以前、医学部の研究室で働いていた者です。 医学部の研究室で基礎医学系の研究者は大部分が医師免許がありません。 基礎医学の研究をするならば医師免許は必要ありません。 ただ、この業界はなかなか採用枠が狭いため、なかなか職に就けないことがあります。 その場合、人生を左右するのが医師免許の有無です。 臨床に切り替えることができる免許ありの人と切り替えることができない 医師免許なしの人は大きな差が出ます。 まだお若いようなので、医学部を目指すのがいいと思います。
- kame-chan
- ベストアンサー率64% (96/148)
No.1の呼吸器内科医です。 No.3のotxさんの回答に追加?です。 私たちの教室に現在39歳の特任助教がいますので、年齢制限の話は全ての教室の話ではないと思います。また臨床系にはポスドクのポジションは通常はありません。(COEから資金の出ていたポスドクがいましたが…)おそらく臨床系と基礎系ではルールが違うのでしょうね。 otxさんの話からすると、年齢制限的には医学部卒で大学のポストを得るには臨床の方が正攻法だと思います。 医学部卒で基礎研究をしていこうとするなら、学生の時期から研究をするか、大学院で1~2/年のペースで論文を出す勢いが必要だと思います。これで35歳までにFirst 10本に届くかどうかだと思います。 大学院などの先輩の話も聞くようにして見てください。 *No.1~3の回答者の名前をクリックすれば過去の質問が見れます。ここ1~2週間で同様の質問が2、3あったと思います。参考にしてください。
- otx
- ベストアンサー率44% (256/576)
最近この手の質問が多く、かつ回答者も同じ方々なので結論は同じな気がしますが一応書き込みます。 私は現在医学部で助教(にこの春から)やっているものです。 ちなみに理学部出身です。 No1様、No2様のおっしゃることはどちらも真実です。 基礎医学研究には医師免許は必要ありません。しかし、医学部で教授になるには医師免許があったほうがいいと思います。 ですが、私も分からないところなのですが、ひとつだけ実際医学部にいて疑問なところがあります。 まず、事実として存在する規定です、 「ポスドク、任期付き助教は35歳までしか雇えない」ということ、 さらに教授が私によくおっしゃる、 准教授(ポスドク、任期付き助教の次のポスト)になるための選考基準は 「自分の年齢と同じ数の関連論文(名前が載っている論文)、そのうちファーストは10本以上」 です。 さらにさらに医学部で教授になるには「上記にプラスしてすべてに関連論文のインパクトファクターが200以上くらいかな」 だそうです。 私のボスは現在の大学出身ではないので、いろいろ渡り歩いていることになりますが、どこの医学部でもだいたいそうでだよとのこと。 まぁ、いい大学はNatureとかその姉妹紙とか結構必要だと推測されますが・・・。 さて、私の疑問というのは、 「准教授になるためにあげる必要がある業績、これをクリアするのにはかなりの時間が必要である、それを医師免許をとり終えてから実験をスタートしてクリアできるのかな」 ということです。医師免許を取って実験をスタートというのは、No1様がおっしゃるように医学部は臨床医を育てる学部ですので、 事実上、研究者として0からのスタートということになります。 問題は、このとき年齢は取っているということです。 「ポスドク、任期付き助教は35歳までしか雇えない」 私の研究室でもこの年齢の壁と、准教授になるための業績が出せなかったという理由で、企業に就職(出来ればいいほう)を模索してやめていった人はいます。ほかの研究室の話も入れればかなり多数です。 これを質問者様はどうお考えになるかということになると思います。 個人的には、今現在医学部で教授をしている方々が生きてきた時代と 今我々がそれを目指して生きていく時代は、競争する人の絶対数とポストの数が違うのかもしれないと思っています。 現に今博士号を持っていない助教や准教授はいます。 聞くと昔は博士課程の時に大学の研究職を見つけたら、博士課程を中退してとりあえず職にありつき、その仕事の中で後から学位をとればいいということらしいです。しかし、私が知っている方々はそのまままだ学位をとっていないのです。 こんなこと今の時代ではありえないですよね。 それで私が思うのは、今医学部の教授が「こういう人だから」ということは、そのまま今から目指す我々には当てはまらないかもしれない、ということです。ある意味我々が教授に(なれたら)なるころに分かることかもしれません。
- drTT_2007
- ベストアンサー率26% (27/101)
元医学部勤務暦のある工学部教員です。 私は基礎医学の研究に医師免許が不要という考えに全く否定的です。 確かに医学部の学部教育に研究的要素は無く、他学部を出て、医科学研究科修士、医学研究科博士といった方が、若い時から研究ができてよいかもしれません。 しかし、これをやって研究を続けても、研究室のトップ(要するに教授)になるときに、医師免許の有無で泣きを見ることが多々あるのです。 若い時にバリバリ研究をやり、一生下働きでよければ別ですが、最後は責任ある研究者を目指すのであれば、医師免許を取っておくことをお勧めします。 むしろ、もっと効率的には、薬学部にいても基礎医学研究はできますよ。薬学部で学位を取り、医学部と共同研究をしていくスタンスなら、全く遅れることなく研究者としてやっていけ、トップまで上れると思いますが如何でしょう。
- kame-chan
- ベストアンサー率64% (96/148)
基礎研究もしている呼吸器内科医です。 「医学の研究」がしたいのであれば医学部に入学し直す必要はありません。基礎研究においては医師免許は全く不要です。また医学部の6年間は主に臨床医を育成するためにカリキュラムが組まれているので、研究がしたいのであれば必要ありません。 修士で「医科学専攻」、さらに博士課程で医学部の教室に入るのはどうでしょうか? 私のいた大学の教室にも薬学部の修士の学生さんが研究に来ていましたよ。 まずは大学院に進学して、研究をやっていけるかどうかを見極めてみるのはどうでしょうか? 参考になれば幸いです。