- ベストアンサー
医学研究をするためには・・・
受験生です。 今回お尋ねしたいのは、絶対に大学の医学部にはいらなくては正式に(結果を残せるような)医学研究をすることができないのか?ということです。 僕は臨床医にはなりたくないし、医学部にはいると臨床医のための勉強をすると聞きます。しかし、医学研究のみを夢見ている自分としては、語弊があるかもしれませんが、医学部に入ったとしても実習などの研究者になるものにとっては意味のない勉強をさせられるのが嫌でたまりません。 理学部に入った方が医学研究を進んで出来るという話も聞いたことがあるのですが、大学にはいってからの事には疎いものでよくわかりません。医学部しかその夢を叶えられる道がないのなら頑張って受けようと思います。しかし、研究ということで国立を受けようと思っているのですが、医学部だと入れない可能性が高くなるので、理学部などから正式に研究のみが出来る場に到達できるのなら、そちらの方に進みたい(受けてみたい)と思います。 この件について、何かお知りの方がいらっしゃいましたら、どうかお教えください。お願いいたします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>医学研究 どんなことをしたいか、目的がハッキリしないと、あまりにも漠然としているので、答えようがありません。 一つの方法として、製薬会社の研究施設での新薬開発があります。その場合、薬学部や、農学部農業化学とか、生命化学科など、理学部生物学科とか、化学科の専攻の人もかなりいます。地道な研究ですので、ある意味で大きな歯車の一つに成りきり、作業をコツコツとこなす必要が要求されますし、専門学校卒業などのテクニシャンが細かい作業をして、その指示を薬学博士などの上司がすることが一般的かも知れません。 となると、理学部卒業などでは、薬などの知識が乏しいので、研究の指揮を執るような研究者でなく、指示を受け実行するエンジニア的な立場になります。つまり、医学的な知識なしでできる、その分野での機械を扱ったり、分析のプロとして薬物の定量や検出をするのが仕事になるかも知れません。 また、医学部卒業で、医師の免許を取得していれば、臨床にも携われますので、実際に、治療法の開発や新薬の治験の現場で研究できます。直接、したいことがあれば、工学部の出身の人に、こういうことをしたいのですが、技術的に可能でしょうかなどの相談、依頼もできるのです。 依頼されて協力した人は、医学の知識でなく、要求された内容を忠実にこなすだけですので、別に、医学のために研究しているわけではないのですが、たまたま扱った分野が医学系のものであったということになるのです。ただ、その人は医師ではないので、それ以上のことをできない、直接患者と向き合い、成果を自ら検証することは医師なしではできないのです。 >正式に研究のみが出来る場に到達 理化学研究所や公衆衛生院などがあるかも知れないし、パスツール研究所なども純粋に研究できます。ただ、その分野でのエキスパートとしての実績が求められますので、最終的に研究させてもらえるようになれるかどうかで、研究の成果がでなければ、継続できる可能性もありません。ある意味、一時的な利用許可をもらうと思った方がいいでしょう。通過点の一部、あるいは、退官後の名誉職でもあるかも知れません。 理学部出身でもノーベル賞クラスの人もいますので、そのレベルまで要求しないまでも、かなりの実績とセンス、要求されます。医師になるよりも遥かに難しい、別の能力です。 医師でも、ほんの一部しか研究に適した人材はいません。では、理学部出身者の方が適しているかというと、答えは、出せません。その人の生き方、考え方、研究実績、センスと運でしょう。後ろへ行くほど大きな部分を占めますので、努力しても結果に結びつかないのです。 医学系をしたいなら、嫌がらずに基礎から学ぶことをお勧めします。同級生でも、大学院をわざわざ別の大学の違う学部で学位を取り、別の分野で教官になり研究している人もいますし、臨床していない医師はかなり沢山います。臨床しかできない、それよりは、臨床でも食べていけるが、研究で生きている人が一番長続きし、仕事の実績も認められていると思います。
その他の回答 (4)
- potachie
- ベストアンサー率31% (1065/3387)
研究のための基本的なスキルを身に付けるなら、医学部のような実学系の学部よりも理学部の方がいいのでは? 理学部でも化学や生物学科の研究室の三分の一は、生物学系の学部が占めていることが多いので、その辺できちんと基礎から学んでもよいかと思いますよ。 臨床で「現場を見る」のも強みなら、研究のための基本的な作法や分析手法を知っているのも強みでしょう。 どちらを採るか、という話では?
例としてすごい発明をした研究者をあげます。 http://www.jst.go.jp/pr/report/report339/02.html このような、研究所に入るためには必ずしも医学部でなくてもいいと思います。 http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/R?ISTActId=MEMBER&userId=906&lang_kbn=0
- ORZTX
- ベストアンサー率41% (213/513)
臨床に関わらない限りにおいては、必ずしも医学部を出ることを要求されるわけではありません。 医学研究所にも理学部や工学部、歯学部出身者が何人かいますよ。 わかりやすいところでは、遺伝子工学が医学、工学、理学の知識が要求されますので、当然それぞれの分野の専門家(及び助手)が集まります。 ただし携われる分野が限られるのも事実で、例えば歯学部は顎帯部およびそれに連なる筋肉、神経系っといった分野に関わることでしか医学研究は出来なくなります。 漠然としたイメージしか持たず、どう言った分野での研究がしたいのかが明確でないのであれば医学部に進むことをおすすめします。 実習は意味がないとおっしゃっていますが、人体を経験的に理解しておくことは研究においても決して無駄にはなりませんよ。 むしろ専門知識しかないことの方が首を絞めかねません。 最初から意味がないと否定してしまっては可能性を狭めてしまうことになかねません。 目的意志を持つことは大切ですが、可能性を追求していこうとする研究に対してまず否定ありきの思考で臨んではあまり良い結果は出ないかと思います。臨床での基本姿勢は"否定"ですけどね。
- canda790825
- ベストアンサー率21% (287/1305)
医学部でなくても、医学に関わるような研究・実験を行える学部・学科はあります。 例えば、早稲田大学には医学部がありませんが、生物系の研究室で、人工血液の開発をやっていたりします。 具体的にどういう医学の分野を勉強したいのかがわかりませんが、おおざっぱにいえば、このような例もありますので、ご紹介しました。