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円高、市場について。
昨今の円高により日本の市場に及ぼす平均株価下落はいったいどういう流れで起こるのですか? また株価が下落はなぜ経済に影響を及ぼすのでのですか? 中学生にもわかるように説明していただければ幸いです。
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では簡単に説明しましょう。 1ドル120円だったのが1ドル100円という円高になったとしますよね。(実際今日あたりそうですが) 例えば日本円で120万する自動車は以前はドルを使っているアメリカで1万ドル買えたんですね。 ところが100円になっちゃうと120万する車は1万2千ドルないと買えなくなるでしょ。 アメリカではついこの間まで1万ドルだった日本製品が1万2千ドル に値上がるという事でしょ、つまり買いにくくなるわけですよ。 すると日本のトヨタや日産ではアメリカに車売れなくなりますよね。 輸出量が減るわけですよ。 すると自動車工場では生産を控えなくちゃいけないでしょ。 そうすると、じゃ、鉄売ってるところも売れなくなるじゃないですか。 タイヤも売れなくなりますよね。部品作っているところも売上は下がります。 タイヤメーカー(例えばブリジストン)でも売れなくなるわけですから ブリジストンに品物を納めている業者も売上減るでしょ。 またそうなると給料も上がらなくなるでしょ、すると物を買わなくなりますよね。カップラーメンまで売れなくなるわけですよ、するとカップラーメン作ってるところも売上減っちゃいます。 つまり企業同士がからまって経済は成り立っていますから 輸出量が少なくなればそれに関係している企業は軒並み売上が減り、また全体的に物が売れなくなり経済活動が減退します。 すると株価は下がっちゃうんですね。 さて、今度は株価の下落が経済活動に与える影響ですが、 本来逆ですよね、今の説明の通り 経済が株価に影響するのであって株価が経済に影響与える というのは理屈ではおかしいのですが、 しかし、全ては絡み合っていますから 株価も経済に、経済も株価に影響しています。 株価が落ちると言う事はどういう事かというと、 単純にその会社にお金がなくなるということです。 株というのはその会社が、こういう仕事をするんだけど どなたかお金かしてもらえないでしょうか? で集めたお金に対して発行するモノです。 その株が安くなるということは お金が集まらないと言うことでしょ。すると例えば自動車会社では もっと高性能高機能の自動車を作ろうと開発しようとしても お金がないからできなくなりますよね。 すると発展していかないじゃないですか。 自動車ばかりでなく、 じゃ、もっと営業の人を雇ってどんどん売ってきてもらおう としてもその雇うお金がないわけですよ。 やっぱり会社は発展していかないですよね。 発展しない会社にお金をつぎ込もうとする人はいなくなるでしょ。 するとさらに株価が下がるわけです。 ここで株についていいますと よく株を買う人がいますが、皆さんほぼ全員が金儲けのためにやっていますが本来は目的が違うんです。 その会社に投資して、よりいい製品、よりいいサービスを世に出して 提供してもらえるようにするのが本当です。 つまり、本来はその企業の応援団のはずなんです。 それを卑しい銭の亡者達が金、かね、カネ、kane、と金儲けばっかり考えるから世の中株価が落ちたくらいの事で大騒ぎするんです。 本来は経済活動に見合った円とドルのレートであり どっちがどう安くなった高くなったで騒ぐ事もないし 株安だって騒ぐ事はないんです。 自然な経済活動の中の実力なんですから。 テストの点だって勉強した実力がでるだけですから 60点とったからって騒いだって上がるわけでもないでしょ。 日頃の活動がその時その時の点数(株価であり円レート)であるわけですから何も慌てる事はないんです。 だいたい、ニュースで株価を紹介してますがあんなの全く意味ありません。株の取り引きしている人や、為替レートで仕事している人は NHKのニュースで1円上がったの下がったのなんてみてやしません。 リアルタイムでの情報で仕事してるんです。 そんな悠長にお昼のニュースなんかの情報でうごいてやしません。 かといって素人が見たって意味ないですからあんなの止めちゃえばいいのに と思いますが・・・。ま、余計な話でした。 で、肝腎な株と経済、為替レートとの話はわかりましたかねぇ・・?
お礼
pixisさんありがとうございます。 大変わかりやすい回答でした。 漠然と円の価値があがるのに損するって辺だなと思っていましたが、日本が輸入よりも輸出で社会を形成してるために円高になって損する構造が成り立つのですね。 本当にありがとうございました。 株については常日頃違和感を感じています。 pixisさんの言う通りのあり方が本来のあり方だと私も常々信じています。 デイトレーダーとかを否定はしませんが、そんな清き投資家の方が減っているように感じる今日この頃です。