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アメリカ大統領予備選挙の仕方について
あの国の選挙について、全くのシロートです。 予備選挙で、民主党内の候補選びが、かつてないほど伯仲しており、報道も過熱ぎみですね。 ところで、「スーパー・チューズデイ」とか言ってお祭り騒ぎしたのに、まだ候補者を決めあぐねてます。 なぜ、全米あげて同一日にイッキに選挙やらないんですか? 民主も共和も。 当事者の人、観てる人、ゲーム感覚を楽しむために各州、日にちズラしてるのですか? まだるっこしくって しかたありません。
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- nidonen
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各党の予備選挙は、名前こそ選挙ですが、実際には両党が 実施する党代表の絞込み作業です。この“絞込み”こそが、 予備選挙の本質です。 大統領候補というのは党全体にとって重要な存在ですよね。 それを短期間の選挙戦と1回の投票で一気に決める方式では、 1位の候補者でさえ 20% くらいしか票が集まらないかもし れません。これでは党の総意を代表しているとは言えません。 そこで何ヶ月も掛けて選挙戦を進めることで、下位の候補 から脱落させていくのです。脱落候補を応援していた支持者は、 残る候補者のなかから自分が応援すべき候補を決めます。 そうやってどんどん、候補者をふるいに掛けていくのです。 これはいわば、予選を勝ち抜いていくようなものだと言え ましょう。大統領レースの決勝戦が大統領選挙本番であり、 予備選挙はセリーグとパリーグの王者を決めるリーグ戦です。 両リーグの王者を決めるには一発勝負よりも、何度も選挙を 重ねていくほうが、党全体の総意を取りやすいのです。 また、全米を対象とした選挙戦が一発勝負になってしまうと、 どの候補も全米各州で遊説する必要があります。選挙費用も 莫大になるし、動員される関係者もものすごい数になります。 それなら、各州で少しずつ選挙を進めていけば、だんだん 候補者が減っていくので、より効率的に選挙が進められます。 党としても絞り込まれていく候補者に求心力を期待できますし、 残った候補者は「 勝ち抜いた者 」として箔が付きます。 なお、大統領選挙の本番は、事実上1対1のマッチレース なので、一発勝負の選挙でまったく問題がないわけです。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
アメリカの各州はそれぞれ独立した国のようなものゆえ、日本のように各都道府県一斉にというようには行きません。 ただし、今回の民主党の候補者選びが長引いているのは、単にクリントン、オバマ氏とも人気が伯仲していると言うだけでは有りません。 国民的に人気の高い大統領候補を持たない共和党が、できるだけ民主党の候補者決定を遅らせ、本選挙で不利になるように裏で画策していることも理由です。 旗色の悪かったクリントン氏が、オハイオ、テキサスで巻き返したのも、民主徳候補決定を遅らせる為、共和党が影でクリントン氏を応援した為と言われています。
お礼
ありがとうございます。 >アメリカの各州はそれぞれ独立した国のようなものゆえ、日本のように各都道府県一斉にというようには行きません。 ・・・選挙区の大小・性格がナゼ投票日の統一の妨げになるのかが解りません。 すみません、ホントウに政治についてシロウトなもんで・・・。 対戦者(民主党)の候補者選びがもつれると ナゼ共和党が有利になるのでしょう? ・・・ああ、わからない・・・
- alpha123
- ベストアンサー率35% (1721/4875)
もともとは3月のはじめの火曜日に南部諸州の予備選挙が行われたのがきっかけです。歴史は浅く1988年にアルゴアとジャクソンが立候補したときに使われ始めた。 もともとは民主党の党内事情です。南部(人口が多いので選挙人数多い)で穏健な候補を見極めようというのがきっかけ、南部のほか人口の多い州で実施するからここで勝った方が有利です(勢いに乗る、候補者が絞られてきている) もとは南部集中選挙の意味だったがいまは他の地域で人口多いところも同じ日に投票です。 アルゴア(民主党)もジョージブッシュ(共和党)もスーパーチューズデイに勝利出来たことで大統領候補になった。 米国では選挙の投票日は火曜日なんです。日曜日は教会に行き、家族と過ごす。月曜に投票すると団欒打ち切って投票の準備がいる(開拓時代なら朝早くから出かけたことでしょう) そこで月曜はふつうに過ごし、火曜に投票です。 その後各州が全国の注目集める、候補者が来ればいろいろ地元に有利な約束してくれることから前倒しする州が増えた。2月はじめの火曜日は(ミニ)スーパーチューズデイです。 ニューハンプシャーなど人口少ない州がはじめに実施して人気投票的な結果になることへの批判、大統領選挙で勝てる候補を選ぶという契機もある。 ビルクリントンは序盤は不利だったがスーパーチューズデイに勝ち、勢い付き、結局大統領になった。 選挙結果に従う代議員のほかに経験者から特別代議員(州内の党員の投票結果に縛られず各自判断で投票する)、なぜいるかというと党員だけの投票ではリベラルが選ばれやすいことから(党内人気は高い)、本番で勝てる候補を選ぶというのが建前です。 今回は民主党ではクリントンが楽勝と見られていたが、オバマがリードしていますね。NHKのBSでも流すABCのNEWSLINEという番組ではアフリカ系のキャスターがクリントンに 「保険料払わないと罰金取るのか」と聞いた。なんという下品さ(^^) (彼女は国民皆保険制度導入に熱心で夫が大統領のときにも取り組んだが実現できず)
お礼
ありがとうございます。 「スーパー・チューズデイ」の誕生と沿革はだいたい解りました。 ここで勝てた候補は勢いがついて、あとの州でもイイ結果が望めそうです。 が、それではなんか、あとの投票日程の州では、人気のある候補へ「雰囲気」で票が流され、候補者が本来持つ主義・主張・公約はドウデモイイものとされがちになるのではないかと・・・。 「勝てる候補」を選ぶには、それまでに人気のある候補に投票するのが間違いないのでしょうが、なんかスッキリしません。 ここは、全米、同一日にイッキに投票して真の候補者を選んでもらいたいものです。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
日本と同じ感覚ではいけません。 アメリカの1州が日本の国土と同じ広さと考えて下さい。 今、両候補は次の選挙区となる11日のミシシッピ州、ワイオミング州、4月1日のペンシルバニア州での党員集会。予備選挙に向け、票固めのために奔走しています。 ここで党員集会を開き、支持者に政策を訴えて行きます。 選挙区が広すぎるので仕方がありません。 一気に決着ならテレビ選挙になります。
お礼
ありがとうございます。 では、なぜ「スーパー・チューズデイ」はあんなに多数の州が同時に行えるのでしょう? 候補者は全米を何ヶ月もかけて あちこち遊説し、最終の選挙日を迎えればいいのでは? イッキにかたがつくってもんですが・・・。
お礼
ありがとうございます。 そうですね。今は2人に絞られてるから「なにをもたついてる」感ありますが、当初は候補者もっといたんでしたね。 ところで、各州の選挙(投票)日はどうやって決められるのでしょう? 本当は、今ではすでに淘汰された候補の支持者がバク大な数いた州が、ずっと後期の投票日程日にされてる州もあるのでは? 初期の投票日程日州が、後期で絞り込まれた候補者を、再び信任投票にかけ、そこでも多数の票が得られれば、「晴れて全米の信任を得た」と言えると思うのですが。 でも、まあ、何人も居る候補者を、イッパツ勝負で選べない訳は納得できました。