海軍兵学校で皇族を殴るのは禁止されていた?
海軍兵学校で皇族を殴るのは禁止されていた?
海軍士官を養成する、海軍兵学校や海軍機関学校ではでは、主に最上級生が、下級生を教育のために殴るのが許されていました。
「必ず拳で殴る。道具を使ってはならない。殴る側も痛みを感じねばならない」
「殴る前に必ず声をかけて、殴る理由を明らかにしする」
「親指を中に入れて拳を握り、下級生が体勢を整えてから、頬を殴る (ケガの防止)」
「このようにして殴ると下級生がケガをすることはなく、意外と痛くなかった」
「上級者が下級者を殴るのはお互いが生徒の時代のみで、卒業して士官になった後は、よほどのことがなければ上級者が下級者を殴ることはない」
などということです。
兵学校には、海軍大臣の息子とか艦隊長官の息子、華族の息子、東郷元帥の孫なども入りますが、そういうことは一切無視されたようです。
ただし、皇族である兵学校生徒については、
「暗黙のルールとして、皇族の生徒は殴ってはならなかった」
「兵学校名物とされる棒倒しにも、皇族の生徒は参加しなかった」
などと聞きます。
兵学校では、同じ分隊の生徒が不始末をすると、連帯責任で分隊の他の生徒も殴られたようです。
皇族の生徒は、授業は他の生徒と一緒に受けるが、皇族専用の居室で生活していたので、
「皇族の生徒は、そもそも分隊には所属していないので、連帯責任を問われることもない」
と言うことだったのでしょうか?
ご教示の程よろしくお願いいたします。
お礼
そうですね。有難うございました。