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メールでのカウンセリングについて
カウンセリングについて調べていたところ、【JOCA オンラインカウンセリング】というところのHPを見つけました。 無料カウンセリングがあってインターンのカウンセラーが応対してくれると書いてありました。 気になるのですが、私は対面カウンセリングしか知らない上、インターンのカウンセラーということから、どうなのかなと思って・・・ メールカウンセリングを利用したことがある方、特に、この無料カウンセリングを利用したことがある方、感想などをお聞かせください。
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- maremare
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JOCAの組織をチェックすると、しっかりした有資格者 (臨床心理士、産業カウンセラー、精神保健福祉士など)がおり、 メールカウンセリングのインターンも有資格者じゃないと受講できない 決まりになっていますね。相談は、多分大学院の臨床研修のように インターンが受け付けながらもスーパーバイザー(指導者)がともに ついて指導する形になっていると思いますので、いくらか信頼は できるのではないかと思います。また、万が一カウンセリングの過程で 来談者が問題に感じたときは、遠慮なく組織に伝えるといいでしょうね。 メールカウンセリングには ●事情があって対面になかなか通えない人 (多忙で時間がとれない、遠方に住んでいる、ひきこもりなど) も気軽に利用できる ●自分の言葉を口に言い表すのが得意じゃない相談者も 自分の気持ちや考えを文章にまとめることができる といったメリットもある一方、 ●どうしてもカウンセラーからの反応が遅くなり、 自分がメールで伝えたときの感情と受け取るときの感情に “ズレ”が生じるときもある ●非言語的要素(表情、身振り手振り、声色など)が伝わらないため、 言葉以上に読み取れる手がかりがお互いにわかりにくい ●相談者の側が、自分の感情や考えを文章に書き表しきれない、 もしくはうまく表現できないもどかしさを感じることもある ●緊急介入(命の危険があるとき)ができない といった欠点もあります。その他、カウンセラー側から見た欠点に ついては、JOCAのページに「倫理規定」という項目がありますので (PDFデータが開きます)、そちらをご覧になるといいでしょうね。 無料だと信頼性の部分も気にかかるところですが、 カウンセラー側は極力気をつけていても、来談者の側が無料であることに 頼り切ってしまい、問題解決への意欲や能力を自分から発揮することが うまくできず「自分で治したい、治そう」という意志が弱くなって しまうこともあります。有料だと「自分の問題のためにお金を 払っている」という強い意識が働くため、来談者も真剣であれば カウンセラーもそれだけ強い責任を感じて、来談者の真剣さに 十分応じようと努力するんですよね。こういうことを言うと 「お金儲け主義だ」と誤解されるのですが、これは臨床心理学や カウンセリングが発祥した19世紀ごろから、専門家や学者が 経験的に積み重ね研究してきた「知恵」ですね。 高額過ぎるのも問題ですが、無料も問題なのはそこに理由があります。 また、問題の内容や質によっては、メールカウンセリングだけでは 難しい場合もあります。医師の治療が必要な精神疾患、 言語のやりとりやアドバイス以上の具体的な支援や心理療法などの介入が 必要なもの(引きこもり、不登校、家庭問題など)、 JOCAのサイトにもあるとおり緊急性の高いもの、などですね。 メールカウンセラーに、メリット・デメリットをきちんと教わりながら、 緊急性は高くないが日頃からちょっと気になっていた悩み、 聴いてもらいたいが誰にも言いにくかったことなどを、 とりあえず聴いてもらえたらいい、というスタンスで 利用してみるのがいいのではないかと思います。 また、対面のカウンセリングを場合によっては向こうから すすめられることもあるかもしれません。
お礼
お返事ありがとうございました。 JOCAという組織についても教えていただき、とても参考になりました。 メールカウンセリング、そして、有料・無料のメリット・デメリットを良く考えて利用するか検討してみたいと思います。