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荒天時などの運転本数
JR線では,荒天時における運転本数の間引きがしばしば見られますが,これはなぜですか? 運転見合わせの線区をフォローするためにも,むしろ増やした方が良いような気がしますが…。
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こんにちは。鉄道会社で運転士をしております。 >JR線では,荒天時における運転本数の間引きがしばしば見られますが,これはなぜですか? 電車が遅れる時って、前を行く遅延列車は遅れた分駅で溜まってしまった乗客を乗せる為、普段以上に混雑し乗降の余分にかかり更に遅れます。しかし、後続列車は前の列車との間隔が普段以上に詰まる為、その分乗客が少なくなり、駅での停車時分が変わらずに運転できます。 2本の列車の間隔は詰まり、しかし混雑は不均等となり続行運転させる意味が無くなってきます。 また、列車本数が多いと、信号現示が開かずに回復運転が困難になります。 そして、乗務員の生活は、 列車を降り次の担当列車までは休憩になります。 遅延はその分休憩が無くなるわけなのですが、この休憩時間以上に電車が遅れれば、次の担当列車に乗ることが出来なくなります。 「次に渡れない」などとも言います。 電車があっても、乗務員が居なければただの箱。 動かなければ、営業車の本数を一杯に本線上に出しても何の意味も無いのです。 その為、本数を多く出して走らせるより、 間引いてダイヤを簡略にしたほうが、遅れにくく、 乗務員が居ないので、電車は有るけど動けないという事態も防げるのです。
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- pullmandsg
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>運転見合わせの線区をフォローするためにも,むしろ増やした方が良いような気がしますが…。 航空会社では、台風通過の際に通過のタイミングに併せて臨時便を運行していますね。 似たような事が出来ると便利な事は便利なのですが、同じ飛行機を九州にでも北海道にでも短時間で回送できる飛行機と異なり、鉄道車両は運用の融通が効かないという問題点があります。また、混雑する時期の飛行機は満席なので、臨時便の運行をしなければ、乗客の滞留が起こってしまいますが(お盆等の場合、数日間移動できない・・・)、鉄道の場合は、乗客には立ちっぱなし等の不便を強いることになりますが、立席等で乗り込んでもらうことで、臨時便を出さずとも乗客の積み残し等の事態は避ける事が出来るので、運用上のデメリット等を考えると航空機ほどの必要性、利点が存在しない事も関係しているかと思います。
- kuma-gorou
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4年ほど前、東海道新幹線での事ですが、静岡県下で記録的な集中豪雨が発生。 東京の運転指令所では、集中豪雨は短時間で収束すると見込んで、東京駅を定時に次々と列車を発車させました。 しかし、集中豪雨は数時間に及び、結果として線路上で列車が数珠繋ぎ状態になり、最寄駅にも収容できず、線路上で半日近くも立ち往生する事態になりました。 在来線なら、乗客の救出も可能ですが、新幹線では簡単に乗客を線路上に降ろす事もできません。 天候の回復を待って、間引き運転していたら、最悪の事態だけは回避出来たであろう事例です。
お礼
私は一応在来線のことをお伺いしているつもりだったのですが……こちらの説明が不十分でした。 新幹線は危ないですよね…。
- kuma-gorou
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>JR線では,荒天時における運転本数の間引きがしばしば見られますが,これはなぜですか? 出来るだけ、短時間で正常ダイヤに戻す為の措置です。 増発しようにも、車輌や人員の遣り繰り、地上設備の処理能力に限界があり無理な話です。
- suiton
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列車の運転というのは、ダイヤ編成、乗務員のやりくり、ホームの使用、折り返しや行き違いのタイミングなど綿密に計算されて行われるものです。 このため、荒天時などイレギュラーな状態においては所定の運転本数を運転しようとすると、交代の乗務員がいなかったり、ホームが空いてなかったり、行き違いができなかったりして余計ダイヤの混乱が生じる結果となります。 このため混乱を最小限にするため運休が生じるのです。これはJRに限ったことではありません。
お礼
遅くなりもうしわけありません。ありがとうございました。
お礼
確かに,ごもっともです。ありがとうございました。