今、日本の中核を担っている人たちは戦後のアメリカによる占領統治を経験しており、『アメリカは理想の国だ』と信じて疑いません。 ですから、日本政府もアメリカ一辺倒です。 『アメリカ様のいうことを聞いてさえいればわが身は安泰である。』と盲信しているようです。
ところが、90年代東西冷戦が終結し、世界のパワーバランスは大きく激変しました。 アメリカは『世界の警察』を自負し、二度のイラク攻撃とアフガン侵攻を行い(建前はアルカイダ殲滅でしたが、、)失敗。 彼らの威信は地に落ち、共和党政権は完全に『びっこのアヒル(死体)』です。
そこへECが急激に台頭して来ました。 今や1ユーロ160円、1ドル105円という時代です。 世界の基軸通貨、今は米ドルですが、そのうちユーロに取って代わられる時が必ず来ます。 要するに、アメリカが主役の座から降りる時が来ているのです。
今秋のアメリカ大統領選挙は誰が見ても、(よほどのことでもない限り、) マケインさん(共和党)の負けに終るでしょう。 ヒラリーさん、オバマさんどちらがなっても、対日政策に大きな違いはないでしょう。
アメリカにとって、日本は優先順位からいえば、10番目以降の位置づけに過ぎません。 ひょっとしたら、プエルトリコ、 グアムと同等の準州扱いで、日本が独立国だとは思ってもいないかも、、、。 (いくら日本政府がアメリカ第一主義であっても) だからたいして変りはありません。
日本政府の最優先課題の北朝鮮の拉致問題は後退せざるを得ないでしょう。 第一、日本政府自体が安倍内閣から福田内閣に代わって、この問題完全に棚上げになっているではありませんか。
次期民主党政権下では、日本は忘れ去られるでしょう。 こういう時こそ『脱米入亜』と、国家の方針を大転換すべき時なのです。
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