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新書・外国に関する・面白い本

最近、新書に凝ってます。 自分の無知を恥ずかしく感じつつも、色んな知識を吸収するのは楽しいです。 その中でも色んな国の文化や歴史を書いたものが好きなんですが、 これは面白いという本があったら教えてください。 特にインドに興味があるんですが、それ以外の国のものでも結構です。 新書に限らず、一つの国のことを深く書いた本を紹介して頂ければ嬉しいです。 よろしくお願いします。

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  • MAY1814
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回答No.3

こんにちは。少し的外れのものもあるかもしれませんが、私が読んで面白かった本です。 ◎鯖田豊之「肉食の思想」  ヨーロッパの「食」に関する文化論です。難しくはなくて著者の体験も入っていますし、ヨーロッパの肉食に対する倫理観や宗教観なども分かる一冊です。1つの国についてではありませんが、面白かったので。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/00703145 ◎堀田善衛「インドで考えたこと」  実は読みかけで置いてあるのですが(^_^;)、インドといえばこの本が有名です。1950年代ですので情報などは相当古いと思いますが、バックパッカー旅行ブームになるまで、インドといえばこの本でした。ちなみに椎名誠さんの「インドでわしも考えた」は堀田さんの本の題名に対して「わしも」とつけてみたそうです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/00347082 ◎鶴見良行「バナナと日本人」  バナナという現代ではありふれた果物について、この本ではフィリピンのバナナと日本人とのかかわりや問題点を考察します。大学の時必読書のように皆が読んでいました。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/01732793 ◎郷富佐子「バチカン」  ちょうど前教皇から現教皇に替わる時にイタリア、バチカンの担当だった新聞による本です。イスラム諸国との軋轢や、替わった時の詳細な記録、イタリアでの位置づけなどなど、宗教というより1つの国を知る感覚で読めます。お勧めです。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31968613  以下は新書ではありませんが、良かったら読んでみて下さい。 インドと言えば山田和さんの本がお勧めです。旅行者というより暮らす視点や文化論のような文章もあります。「インドの大道商人」は様々な路上で行われる仕事(歯医者とかもあります!)を写真と一言コメントで載せていますので写真集のような感覚で楽しめる一冊です。他にもありますのでもし未読でしたら読んでみて下さい。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30616196 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31032846 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19920617 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30487590  ご参考までにm(__)m。

basket22
質問者

お礼

「インドで考えたこと」は定番なんですね。 実は私もこの本を読んで、よりインドに興味が湧いたので。 URLまで丁寧に紹介してくださってありがとうございます。 メモして一冊ずつ読んでいきたいと思います。

その他の回答 (2)

  • harepanda
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回答No.2

●エリック・シュロッサー「ファストフードが世界を食いつくす」 アメリカのファーストフード業界がいかに世界を歪め、食の安全を危機に陥れているかを調査した、義憤に駆られた書。 ●岩波新書「エビと日本人」 日本人の食べているエビが、海外のマングローブ林を破壊して作った養殖場で育てられたものであり、現地の貧しい子供たちがエビの子供をすくいあげては養殖場に販売し、日々の生計を立てていると指摘する、日常生活の裏側にある社会問題を取り上げた書。 ●講談社選書メチエ「ローマ帝国愚弟列伝」 そのまんま。日本人には、とっつきにくいギリシャ・ローマの古典古代の教養を高める上では、ある意味、最強のエンターテイメント。 ●山本弘「トンデモ ノストラダムス本の世界」 1999年の7月に、空から恐怖の大王が降ってきて人類が滅亡するという予言に振り回されて、人生を狂わされた人や、荒唐無稽な予言解読にはまった人々を紹介する、笑える書。爆笑大魔王「五島勉」がノストラダムス本を書かなければ、地下鉄サリン事件は発生しなかったに違いないという指摘は鋭い。(文芸春秋社の名物である「日本の論点」に、山本と五島の論戦が載っているのですが、滑稽としか言いようがないですね) ●文春新書「トマトとイタリア人」 アメリカからもたらされたトマトが、いかにイタリアに定着し、食文化を変えたかを解説。できれば、イスラム圏でもトマトが人気であることもカバーして欲しかった。 ●教育社歴史新書「魔女狩り」 そのまんま。執筆者の1人である浜林正夫氏は、私が高校の時に使った世界史の教科書の執筆もしており、憧れの存在だった。 ●中公新書「日野富子 戦う女の肖像」 戦前は当然のこと、今でも、金儲けばかりしていた悪女というイメージの強い日野富子を肯定的に評価する本。南北朝・室町時代が大好きな私には、たまらない本です。南北朝時代は、戦前と戦後で大きく教科書の記載や歴史的評価が変わった時代にあたります。将軍の義政が政治的には無能で、酒と芸術にしか興味が無く、下手をすると守護大名のほうが幕府よりも強いという戦国時代の黎明にあたって、幕府の財政を実質的に支え、京都に置かれた室町幕府の公家への対応も、実質的には日野富子が行っていたことを指摘しています。 すいません、インドが出てこなくて。 個人的趣味を言えば、足利尊氏についての新書があれば、お奨めしたいところです。戦前と戦後で彼ほど評価の変わった人物はいません。戦前の教科書では、「後醍醐天皇に最後まで仕えた楠正成は英雄。天皇にはむかった足利尊氏は逆賊」と教えていましたが、現代の歴史学者は、「足利尊氏は、建武の親政が失敗に終わる中で、新たに台頭してきた庶民や武士の期待を担い、源氏の嫡流に生まれた者として、本人の好むと好まざるとにかかわらず、新しい時代を開くリーダーになるしかなかった人物」と考える傾向があります。ドイツ人哲学者のヘーゲルに歴史的英雄という概念があるのですが、尊氏ほどこの概念に当てはまる人物は、日本史で他には思いつきません。

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質問者

お礼

「エビと日本人」は手元にあってこれから読むところです。 足利尊氏のお話もとても興味深くて、関連の本を探してみようと思います。 たくさん紹介してくださってありがとうございます。

  • Iserlohn
  • ベストアンサー率25% (22/85)
回答No.1

・「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」 塩野七生 新潮文庫  ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望を抱いた若者の物語。  権謀術数渦巻く、小国分立状態のイタリア。  庶子としての生まれ。マキアベッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチとの出会い。  ※ 新書ではありませんが、イタリアに専心される著者の代表作の一つです。  また、同じ著者による、以下の歴史三部作(新潮文庫)もお薦めします。 ・「コンスタンティノープルの陥落」 ・「ロードス島攻防記」 ・「レパントの海戦」  ※ 先ほどまで、ロードス島攻防記を読み返していました(笑)

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質問者

お礼

何度も読み返すほど面白いんですね。 ブックオフオンラインで見つけたので、早速読んでみようと思います。 ありがとうございました。