『日本書紀』および『日本文徳天皇実録』を始めとした所謂六国史、『古事記』や『吾妻鏡』など、日本の古代から近代までの「歴史書を盲信した、教科書的な日本史」は、洗脳と言えなくもないかも。
というのも、日本の歴史書の殆どは「正史」であり、その時々の政権が自らの体制を正当化するために記述した「歴史」です。
当然、「事実誤認・都合の悪いことは書かない・事実をねじ曲げるetc,,,」が行われます。
近代以前の日本の歴史は、そうした「正史の史料」が殆ど、なかなか本当の事は分かりません。(なんで、最近話題の「聖徳太子は居なかった」なんて説も出てきます)
「歴史学」としての「歴史」は、ようやく明治以降に西洋の「歴史学」を輸入してから始まります。
小学校の教科書にも出てくる「邪馬台国」ですが、中国の『魏志』にそれらしき記述があるだけであり、当然「真実かどうか」なんて分かっていません。
まだまだ、伝説の域を出ていないんですね。
そうそう、これらの関連で「天皇家は万世一系」もマヤカシに近いものがあります。(こうかくと、「おまえは左翼だ!」とかって右翼の方々からバッシングが来そうですが・汗)
逆に言うと、色々と「○○朝」とかあるイギリス王室なんかも実は「万世一系」だったりします。(男系女系っていうヤヤコシイ論理に拘らなければですが)
まぁ、君主制では血の繋がりが権力の基盤であるのは、洋の東西を問わないという事ですね。
そうそう、「血の繋がり」ということでは徳川家康はかの藤原氏の血を受け継ぐそうです。
もちろん、これも権力の階段を駆け上る為に、家康の改ざんしたそうで、、、。
とまぁ、「歴史」とは「フィクション」が多く含まれているモンなんです。
歴史について「中国・韓国は洗脳教育をしている」なんて言われますけど、日本も十分「洗脳教育」していますね。
なんせ、「歴史はフィクションである」なんて、義務教育の中では習いませんでしたから。
まぁ、どの国も歴史教育なんてそんなモノなんですけどね。(差が生まれるとすれば、他の教育についても言えますが、批判精神と探求能力を養う教育が成されてるかどうかですね。)
「歴史の性質」については以下のQ&Aを参考に。
http://okwave.jp/qa3672975.html