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ジャケットなどの「文字」の呼び方
初歩的な質問でお恥ずかしいのですが、 たとえば雑誌のカバーやポスター、LPやCDジャケットに使われている「文字」ですが、 これをなんと言うのでしょうか? タイポグラフィー? フォント? ロゴ? (単に)文字の部分 適切な呼び名と、上記の違いを教えていただければ幸いです。
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ずいぶんと回答が遅くなってしまいました。 前回の回答で足りなかった“ロゴ”の説明も兼ねて、具体例に対しての 回答をさせていただきます。 現実的な話をしますと“ロゴ”というものは、ロゴとしての使用目的に 作られたものであれば、単純に既存フォント等を用いたものであったと しても文字ピッチ等を定めることによりロゴとなってしまいます。 現に社名ロゴ、製品ロゴ等として、そういった例が存在する以上、 定義と照らし合わせて正しいか否かを判断するものではないんですね。 ロゴデザインする立場の人間としては、できればやりたくないことでは ありますが… 一方のタイプフェイスデザインによって生み出された“フォント”に ついても少々つけ加えておきますと、汎用文字(文字、文章=テキスト) としての使用を目的に作られたものではありますが、使用方法や装飾の 度合いから、一見では“ロゴ”と見紛うものも存在します。 以上のことを踏まえ、具体例に対しての究極の回答としては、 「広告(依頼)主、制作者等に聞かなければ解らない。」 と、なります。 が、これでは少々寂しい思いをされるかと思いますので、 制作に携わる人間として、経験上の知識から独断で区別してみます。 今回の区分けとしては前述の ・“ロゴ”(以下Aと表記) ・フォントを用いた“テキスト”(以下Bと表記) ・“その他”(以下Cと表記) とします。なお、三つの具体例の作成された時代と現代では “フォント”の意味合いが少々異なるので、ここは現代語訳に置き換えて 表現しています。 [1] 作品タイトル(原題及び邦題) → A 監督名 → B [2] これは少々難しい。 作品タイトル、アーティスト名、レーベル、レコードNo?(リリース年に してはおかしいですよね?)が、ほぼ同じ扱いですね。 各々が差別化されていない点、またレーベルとしてのBlue Noteには ロゴが存在する点(当時にレーベルのロゴとして存在したかは不明です が…あったものして)を考えるとロゴとしては捉えにくい。従って、 すべてをまとめて フォントを用いている場合 → B※ フォントを用いていない場合 → C※(手書きによるテキスト) ※作品タイトルが‘A’として使用されている可能性はあるかも? [3] アーティスト名 → B レーベル → A(枠内のものを総じて言った場合は標章とも言えるかと) 作品タイトル → A※ ※作品タイトル…ジャズクラブのBlue Noteがありますね。 これも[2]同様にジャズクラブ Blue Noteとしてのロゴが存在する ので、ロゴとは言えないと思います。が、他との差別化がはかられて いる点、装飾の度合いから見て、Blue Noteを単に場所という位置づけで 考えたロゴといっていいかと。 …以上が今回の回答となります。 ただ、繰返し言いますが、正解は関係者に聞かねば解りません。 業界人でもない限り、前回の回答の最後にも書いた通り、 ・社名及び製品名等にはロゴが使用されている。 ・その他に既存フォントを用いたテキストが使用されている。 といったケースが多いと頭に入れておけばいいと思います。
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- suunan
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つづきです。 「たとえばコーヒー缶とか、ワインのラベルなどに・・・ というよりも、全てのパッケージに文字が入っていますよね、 ラーメンの袋に描いてあるのも、おしゃれなCDジャケットでも、 描かれている場所(もの)が違うだけで、総称して「ロゴ」でいいのでしょうか?」 その通りです。
お礼
再度のお答えありがとうございました。
- aloha1969
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定義の問題ですね。 これは初歩的な質問ではありませんよ。けっこう難問です。 簡単にいってしまうと語弊があるかもしれませんが、元々タイポグラフィ というのは、活字印刷時代、文字そのものを読みやすく、美しく見せる ためだけのものではなく、紙面(ここでは新聞に限らず印刷物)構成に 際しての文字の配置に関わる技法等々も指します。 活字以降、写植機やワープロ、パソコンの誕生で、その解釈は各団体、 個人に毎によって異なってはいますが、狭義で文字を考え、“ロゴ”等と 同列に並べる場合は‘タイポグラフィ’ではなく“タイプフェイス”が 正しいかと思います。 “フォント”に関しては、これまた簡単に言ってしまうので語弊が あるかもしれませんが“タイプフェイス”を用いた説明となると “タイプフェイス”の集合体という位置づけになるかと…。 以上を踏まえ、主にグラフィックデザインを生業としている私としては、 この場合、使用目的や制作工程(手法)等にもよりますが“ロゴ”や “カリグラフィ(同列に並べるのは変だと思いますが)”という表現を 使っています。 理由としては文字として汎用性の高いものを“タイプフェイス”という 位置づけで考えているからです。ちなみにこれはデザイン性が高いか 低いかという話ではありませんよ。 ロートレックですか…私も大好きですが“カリグラフィ”が誤解のない 表現だと思いますね。また、使用される場所(位置)やCDジャケット、 インスタントラーメンのように対象物によって表現を変えることは ありません。その使用目的や制作工程(手法)等によって変化します。 ちなみにコーヒー缶などは多くの場合、製品ロゴや社名ロゴ、 既存フォントを用いた文字(文章)の構成になっていますね。
お礼
お礼が遅れまして申し訳ありません。 なんだか難しいんですねぇ・・・ 単にわたしが無知で、印刷された文字の呼称を知らなかっただけ、ではないようですね。 http://rose.zero.ad.jp/~zac39687/images/cinema/bout.jpg http://www.soundstagedirect.com/media/benny_green_soul_stirrin.jpg http://jacket.subtonic.jp/wp-content/uploads/2007/03/boppin-at-the-blue-note.jpg お忙しいところたいへん恐縮ですが、お暇な折、 上記3枚のグラフィックについて、「どこの部分がなに」「ここは〇〇」という風に教えていただければ幸いですm(__)m 判り易いお答えでしたが理解が足りずに申し訳ございません。 ご回答ありがとうございました。
- suunan
- ベストアンサー率14% (224/1569)
ロゴでしょう。 レタリング用語で、商品名などの言葉を、 既存の書体から選ぶのではなく独自にデザインした、 という意味です。 ロゴもたいてい既存の書体を基本にしてはいるのですが、 字と字の大きさのバランスや配置が独自に調整してあれば ロゴです。
お礼
>商品名などの言葉を、既存の書体から選ぶのではなく独自にデザインした、 そういうのをロゴと呼ぶのですか。 たとえばコーヒー缶とか、ワインのラベルなどに・・・ というよりも、全てのパッケージに文字が入っていますよね、 ラーメンの袋に描いてあるのも、おしゃれなCDジャケットでも、 描かれている場所(もの)が違うだけで、総称して「ロゴ」でいいのでしょうか? それとも「インスタントラーメンの袋とCDジャケットとは同じではない」 のでしょうか? ご回答ありがとうございました。
- btfly
- ベストアンサー率15% (2/13)
“文字そのもの”を言うのであればフォントだと思います。 タイポグラフィは活字を読みやすく美しく配置するという一種の技法を指し、また、活字を使うため出版など大量に複製する事が目的にあるようです。 フォントは文字の形というのか、書体というのか、サイズやデザインを統一された一組の文字郡といった所でしょうか。Word等のソフトウェアでも色々なフォントを選択できますよね?それらは全て統一感があり、同じフォントを使っているのにバラバラな印象を受けることは少ないと思います。自分でサイズや字間を変にいじってしまわなければ、ですが。 またロゴは、本来は“言葉”という意味に近かったと聞いたことがありますが、現在は特定の企業・集団を示したり、自分と他者との区別・差別化のためにデザインされたもの等、象徴的な意味での使い方が一般的ですね。 CD等のジャケットに使われているものが何というのか、という答えにはなっていないかもしれませんが、私の分かる範囲ではこんな所です。 と言っても、私も専門的に学んだ訳ではなく、趣味程度にデザイン関連の書籍を読む程度ですので間違いもあるかもしれません。
お礼
“文字そのもの”を言うのであればフォントだと思います。 「文字そのもの」のことだと思います。 そうですか、よく、「ここの文字洒落てるネ」とか「この文字のところカッコいい」というのですが、正確になんと呼ぶのか知りたくて・・・ でも「ここのフォント」カッコいいって、なんだか専門家ぶってるみたいで 使うのに抵抗がありますね(汗) で、もしおわかりになればでいいのですが、 昔のアール・デコやアール・ヌーボーやロートレックなどのポスター作家が、文字も自分で描きますよね。 あれも「フォント」でしょうか? それともあれは絵の一部と見なされるのでしょうか・・・ ちょっと疑問だったものですから。 早速のご回答ありがとうございました。
お礼
こちらこそ、お礼が遅れまして申し訳ありません。 具体例で教えていただきありがとうございました。 正直云ってこんなにややこしいものだとは思いませんでした。 業界の方でもこれはこう。あれはこう。と言い切れないのですね・・・ たいへん参考になりました。 お忙しいところ何度もご回答ありがとうございました。