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サブウーファー
サブウーファーは低音専門のスピーカですが、なぜ別に低音専門のスピーカーが必要なんでしょうか? 低音はエネルギーが強いからでしょうか。。
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> なぜ別に低音専門のスピーカーが必要なんでしょうか? 無くても別に構わないんですよ。 フロント左右のスピーカーの低音で十分、という方も たくさんいらっしゃいます。 ただし、量感のたっぷりした重低音を再生しようとすると 大きな振動板が必要で、それを支える箱も大型になってしまいます。 つまり、場所をとるのね。 一方、重低音っていうのは高音に較べると 「人間の聴覚では音の発生源の方向をとらえることが難しい」 すなわち、左右2個に分けてステレオ再生しても 右の方から鳴っているのか、左の方から鳴っているのか 真ん中から鳴っているのか、音源の場所が聞き分けにくいんです。 だから、デカイ箱を左右2個置かなくても 低音用だけ別体で1個にまとめて適当な場所に置いても 聴感上はそんなに変わらないと言います。 (ピュア・オーディオ派は「そんなことない、変わる」と反論しますが=私。) 要するに > なぜ別に低音専門のスピーカーが必要なんでしょうか? ではなく 量感たっぷりの重低音を再生したい場合は 左右の低音スピーカーを1個にまとめて独立させても 聴感上は変わらないし、スペース効率はいい、ということだと思います。 ちなみに高級オーディオだと 高音用・中音用・低音用、全部別体にした上で左右ペア (すなわち片側3個以上のスピーカーが左右セット)になっているものも 少なくないです。 http://conrans.exblog.jp/4175868/ http://higatoshitsugu.ti-da.net/e1030510.html http://www.hifisound.info/sp_xrt30.jpeg 高音用だけ別体のモノは中価格帯でも結構ありますよね。 古くからのファンは高音用だけ別体にする人も多いと思います。 http://cache.hebbes.be/mmo/1/397/427/1_2067064597_hoved.jpg
- cqw32653
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まず前提の説明として、十分な低音再生の為には大きな口径のスピーカー(バスドライバー)が必要になります。 50Hz周波数の低音を100Hzと同等に平坦再生するためには、100Hzの低音に比較して加速度一定。速度2倍。変位量4倍もの振幅が必要となります。平坦に再生するためには「動かす空気の量が一定」と仮定するならば4倍もの容積の空気を動かす必要があるんですね。 しかしながら小さな口径で4倍もの大きな変位(空気の量)を動かすには無理がありますので、大きな口径で「変位量の代替え」とするわけです。例えば、10cm口径のウーファーを4倍の振幅量で動かすよりも、20cm口径のウーファーを1倍の変位量で動かす方が無理がないわけです。(非線形歪も減る) ---- 上記のように、極く低い帯域まで十分な低音再生するためには、大きな口径のウーファーが必要です。 こと音楽再生に限定する限り、メインスピーカーが超大型で十分な低音再生ができている場合には、必ずしもサブウーファーは必要ありません。 しかし、住環境を阻害するような大きなスピーカーを2つも置けない場合は小型スピーカーとなってしまうので、十分な低音再生ができず、その場合はサブウーファーの出番となります。 ---- また、「アクティブサブウーファー」の場合、特に明記していなくとも電気的/機械的な補償が行われているケースがほとんどです。 その場合は、同じ口径のパッシブ型ウーファーと比較して、低音再生の下限が低く、優れた特性を持たせることができます。そのへんが小型サブウーファーが全盛の理由のひとつでもあるでしょう。 同じ大口径ウーファーを擁するパッシブ型メインスピーカーと、サブウーファーを比較した場合、平坦低域下限が1~2オクターブも違う場合があります。