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大王松の育て方
数年前、ヤシの木のような、大名行列の時の毛槍のような、傘を開いたような形をした植木を二鉢購入しました。後で知ったのですが、大王松の一本仕立てだったのです。毎年次々枝が出て最初の美しい姿とは大違いの頑丈そうな木になってしまいました。時々切っていますが、あまり大きくしたくありません。何とか美しい姿にしたいのですが、どうしたら良いかわかりません。育て方を教えて下さい。
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- Ivane
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こんばんは。私も庭に五葉松、大王松を植えています。 大王松と言うのは、もともと北アメリカ大陸に生育する大型の松ですが、現地では樹高が50m近い物もあります。 それだけに、私の家でも大王松を大きくしないために、あれこれ気を使っています。 基本的には、栄養を作る葉の数を減らし、徒長しようとする芽を摘むことで成長が相当抑制できます。日本の黒松などの手入れに準じます。 やったとやらないでは大違いです。 1、新芽つみ 新芽が伸びてきた時期に芽を摘むと、成長が抑制されて良い枝や葉を出すことが出来ます。 5月~6月の頃、松の枝先から新芽が伸びてきます。これを根元から摘み取ってしまいます。 木が弱っていなければ全て摘み取ることも可能です。 木が弱りすぎそうな場合は、芽を長さが1/3になるように鋏で切り詰めまるようにします。 こうすると摘んだ跡に7月には新しい新芽がでてきて、間隔が詰まった枝ぶりを出すことが出来ます。 さらに成長を抑えたい場合は、この7月に出た芽を摘むと、更に細かい芽が9月ごろに出てきます。 いずれの場合も、枝が欲しい場合は必要な芽は残します。 2、葉もみ 1で新芽を摘んだ枝先には細かい芽や枝が出てきますが、不要な芽、枝、不要な古い葉を9月から10月にかけて摘み取ります。 新しい芽や枝を2,3本残して切り落とします。また、古い葉は5~10枚程度残して摘み取ります。 あまり摘みすぎると、木を枯らす恐れがあるので、葉を残す量は守ってください。 剪定だけで木をコントロールしようとすると、幹を傷つけられた刺激で、成長ホルモンが分泌されてかえって勢いが付きすぎてしまいますよ。 適宜枝をすればは、芽や葉を摘むことで大王松でさえ成長をコントロールするのが大事です。 葉が長大な大王松こそ効果が大きいとも言えます。 毎年木の勢いを見て、あれこれ加減してコツを身に着ければ、立派な松にしあがります。 また、書店で松の園芸専門の書籍を1冊は買うことをお薦めします。 下記に要領が説明されています。 松の揉み上げ剪定 http://www.h2.dion.ne.jp/~susto/newpage19.html 松のみどりつみ http://www48.tok2.com/home/artgarden/midorithumi.htm 松の木の剪定について http://www.h2.dion.ne.jp/~susto/matunosenntei.htm 参考になれば。
お礼
ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。とても参考になる貴重なお話をありがとうございます。手に負えなくて困っていたので本当に助かりました。最初の姿には戻せませんが何とか頑張ってみようと思います。それにしてもどうすればふんわりと葉っぱが傘のように開くのでしょうか?傘の花がいっぱいの木などは無理な望み?夢みたいなことと笑われそうですね。