関東の大学ラグビーには対抗戦グループとリーグ戦グループがあります。
昔、大学ラグビーの試合は大会とかとは関係なく、お互いのチーム同士で
試合をしよう、という形ではじまり、それがやがて定期戦の形で毎年やるように
定着しました。そして定期戦の集まりが対抗戦グループの方になります。
そのため対抗戦グループは伝統校が多く、早慶明などがここに属しています。
そして対抗戦は定期戦の寄せ集めだったため、以前は対抗戦グループに
属していても総当たりではありませんでした。16チーム(だったと思う)
が1つのリーグにあり試合をしており、定期戦の延長であることから
同じリーグにいながら試合をするチームとしないチームができ、また各チームの
総試合数もまちまちだったため、その時代では明治の方が慶應より1試合多い
(だったと思う)というようなことがありました。そうすると最終成績が
7勝1敗のチームと8勝1敗のチームはどっちが上位?ということが生じ、
全国大学選手権の予選の位置づけとしてはわかりにくくなりました。
また同じリーグにいてもやらない試合が多くなるとリーグが2極化されてしまい、
いわゆる上位校とあまり試合をしないチームができてしまい、そういうチームが
6勝1敗という成績を収めた場合、全国大学選手権に出場できるのか?という
疑問も生じました。
そのため現在は数年前からA、Bグループに分かれ、Aグループは8チームの
総当たり戦になっています。
それに対して関東大学リーグ戦グループは総当たり戦をして強うチームを決めよう
という形で以前から行っており、法政大学や比較的新興の関東学院大学や大東文化大学などが
このグループの1部に属しています。5部ぐらいまであったと思います。
これらの異なったリーグのチーム同士の試合は公式戦では全国大学選手権まで
なかったのですが、今年から交流戦が行われるようになりました。
ま、簡単に言えば、野球のセ・リーグとパ・リーグみたいなものですね。どっちが
上とかそういうものはない歴史背景の違うそれぞれのリーグがあるって事です。
あと大学選手権が3大会というのは、全国大学選手権、教育系、地区対抗など
のことでしょうか?教育系などは大学の形態なのですが、地区対抗というのは
大会出場の条件は”有料試合をしていないこと”、という大学の全国大会といった
ところでしょうか。全国大学選手権は一応北海道、東北などの地方のチームにも
出場権はあり、関東のチームなどと代表決定戦を行って勝てば出ることが
できるのですが、強いリーグで揉まれたチームに勝てないのが現状です。
それらのチームの全国大会といったところですが、帝京大や関東学院大は
この大会をステップにした形になりますし、武蔵工業大学など対抗戦やリーグ戦に
参加しない強豪校もあります。
ま、こんな感じでしょうか?
補足
それでは関東大学リーグには早稲田や慶応はいないということですね? 対抗戦と関東大学リーグとの上位のチームがそれぞれ大学選手権に進めるということですか?関西大学リーグも同じようになっているのですか? あと社会人と試合するのをよく見るのですが、あれはなんですか? いろいろ質問してすみません。