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ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲の終わりについて
ワーグナーのニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲ですが、 演奏によって終わり方が「ジャン・ジャン・ジャン」と3回のものと、 「ジャン・ジャン・ジャン・ジャン・ジャン」と5回のものがあります。 15年前くらいに触ったオケ譜は3回に対し、最近演奏されたもののCDは5回。 原典は3回・5回のどちらなのでしょうか。 そして、もう一方の終わり方で演奏されるようになったきっかけなど 知っている方、教えてください。
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「前奏曲」とあるくらいですから、ヴァーグナーの4時間を超える長大な楽劇の前奏である、というのはご存知ですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC 原曲ではこの前奏曲のあと、休止は置かずに続けて第1幕第1場(オルガンを伴った四部合唱)に突入します。ですから原典では「ハ長調の和音1回」というのが正解です。3回でも5回でもありません。 ですが前奏曲だけを単独で取り上げて演奏する場合は、和音1回だけでは終止した感じが弱いので、前奏曲に引き続いて最終幕第3幕の幕切れの最後の3小節を継ぎ足して演奏することが多いのです。そうすると「ハ長調の和音5回」が正解となりますが、5回はしつこいと考える指揮者は3回でやめておくこともあるため、市販されているCDには両方が混在しています。 もし前奏曲をきっかけに楽劇全体に興味を持ったら、ぜひこれを機会にフルスコアを読みながら全曲のCD/DVDを聴いて/見てみることをお勧めします。 http://www.amazon.com/Die-Meistersinger-Nurnberg-Richard-Wagner/dp/048623276X/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=books&qid=1201175658&sr=1-1 http://www.amazon.co.jp/Die-Meistersinger-Von-Nurnberg-Urtext/dp/3795761794/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=english-books&qid=1201175402&sr=1-5
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- nobutana
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このオペラのフィナーレをお聴きになると答えが見つかります。ご自身で推理を楽しんでいただきたいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 これを機会に全部聞いてみたいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 前奏曲だけ聞く事は多かったのですが、全部聞く事はなかったので 質問した事がすこし恥ずかしくなりました。 これを機会に全曲聞いてみようと思います。