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ETFに興味があります

ETFがTVで観てから気になっています。お金も結婚をしたので増やしたいと思っています。新興国株式を買おうかと思っていますが、株や投資信託の経験がまだありません。もちろんリスクがあるのも承知ですが、実際に経験のある方、意見を聞かせてください。

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回答No.1

1. 基本は国内外の株式と債券の主要4資産への国際分散投資 投資の基本は国内債券、海外先進国債券、国内株式、海外先進国株式の 主要4資産クラスへの分散投資です。まずこの4つの資産クラスへの 分散投資をおさえてから、新興国株式やREITなどの他の資産クラスへの 投資を考えた方が良いと思います。 もちろん丁半博打にお金を賭けたいのであればいきなり新興国株式を買っても良いと思いますが。 投資信託やETFはそれぞれの資産クラスへの投資の手段として使います。 投資信託は1万円以上千円単位のような小さな単位で投資できることが利点です。 ETFは単価が高いのですが、信託報酬が低いので長期保有に向いています。 まずコストの低いノーロードのインデックスファンド(投資信託)を積み立てて 同じ資産クラスに属するETFにリレー投資して長期保有すれば 両者の利点を活かすことができます。 詳しくは次のリンク先の本を読んで下さい。 http://www.amazon.co.jp/dp/4478003238 http://www.amazon.co.jp/dp/4478000247 2. リスクは想像以上に大きい 過去のデータによれば適切に分散投資すれば リスク(実際のリターンの期待値からのずれ幅)が リターン(利益の年率)の期待値の倍程度に抑えることができます。 実際のリターンは期待リターンからリスクの倍程度ずれる可能性があると考えて下さい。 たとえば国内債券、海外先進国債券、国内株式、海外先進国株式の 4資産クラスに均等分散投資すると、期待リターンは5%程度になり、 リスクは10%程度になります。だから各年ごとに実現する実際の リターンはマイナス15%からプラス25%のあいだに 大体(95%程度の確率)おさまることになります。 適切に投資先を分散して投資を始めたのに 1年後に元本が15%も毀損していても「予想の範囲内に過ぎない」と 涼しい顔をできるようなお金以外は投資しない方が良いでしょう。 3. 短期的なリスク サブプライムローン問題勃発以後の世界株式は下落傾向にあります。 先進国株式が大きく下がるとポートフォリオのリスクを下げるために 新興国から資金を引き上げる投資家が続出します。 実際にそうなれば新興国自身には問題がなくても 新興国の株式や債券の価格が大きく下がるかもしれません。 逆に言えばこれから世界的に資産価格が下がる可能性が高いので ある程度(1年~3年程度か?)かけて世界の資産をドルコスト平均法で 買い漁れば長期的に大きな利益を得られる可能性があります。 他にも重要なリスクがあります。それは為替リスクです。 現在、すでに円高になっていると誤解している人がたくさんいて、 今がチャンスだと一挙に海外資産に資金を投入しようとしている方々が いらっしゃるようですが、日本円の実質実効為替レートを見ると、 ここ20年の平均値(125)よりも20%程度も円安(現在の実質実効為替レートは100程度)だということがわかります。 もしもここ20年の平均値まで円が上昇するとすれば円は25%も上昇してしまうことになります。 この数字は非常に大きいので注意が必要です。 もっとも重要なリスクは日本のデフレもしくは低過ぎるインフレ率の 問題がまだ終息していないことです。 もうすぐ決まるはずの次の日銀総裁が利上げをしたがる愚かな人物に なってしまうと、国内株安と円高と不況が同時に襲って来ることになります。 数年以内に日本のインフレ率を他の先進国なみに引き上げることを公約してくれる 正常な考え方の持ち主が次の日銀総裁に選ばれる可能性は 今のところほとんどありません。

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