貴方のお住まいの緯度、建物のサッシ上端とバルコニーの下端の間の高さがわからないと答えは出ません。
なのですごーく大まかに話しますと東京の緯度くらいで
冬至の南中高度31度日の出7時日の入り4時半。夏至の南中高度78度日の出4時半日の入り7時、春分秋分は54.5度日の出5時半日の入り5時半くらいです。大まかでは12時以外はそれより低い高度になるのです。
例えばサッシの30センチ上がバルコニーの下だと考えると91センチのバルコニーとなす角度は
30/91≒tan18°です。
冬至で18度以上になるのは概略9時45分と2時半。これより朝や夕方はその角度に建物などなければサッシいっぱいに日が入ります。
逆にこれより昼の間はサッシの上のほうから日のかげになり冬至の11時45分ころにはサッシの上30センチは日陰になります。しかし太陽方向より下側にさえぎるものがあったら陽射しは入りません。
つまり、バルコニーではほとんどさえぎられません。
これも蛇足ながら計算して見ると家の屋根までの高さを8mとして考え、床高50センチサッシ2mとするとその高低差5.5m。
すると2階建ての屋根のてっぺんが太陽の方向にあるとすると
31度の時 9.15m
18度の時 16.92mはなれていても日は入りません。これ以上はなれなければならないのです。冬の日の入らないのはバルコニーの出ではなく近隣建物の関係なんですね。敷地が広ければいいんでしょうが・・。
でも片持ちにするなら91センチまでにした方がいいですよ構造上。バルコニーは。
次は夏。夏は日よけにという事なので
8時45分と2時45分(46度)を検討しましょう。
高さと出の条件はさっきと同じとして
X/91=tan46°です。X≒94です。
つまり壁の差30をひけばサッシの上64センチはかげになります。
そこから昼までにどんどん影が増えて真昼はX=4.28mにもなります。完全に日影ですね。じゃ2mのサッシが完全にかげになる時刻はというと11時から12時半までというところですね。
あくまで例えの計算ですから参考にして下さい。
お礼
とても詳しく回答してくださり、ありがとうございます。 当方は、静岡県西部に位置します。 周囲の関係上、冬に日を入れるのはなかなか難しいですね・・・ 夏の日よけとしては、やはり91センチあった方が良さそうですね。 最近は、40~50センチくらいの家が多く、見た目も、短いほうが良いと思っていたのですが。(45センチ出にし、よしずを立てかけるというのも有りかな) 北西道路で、西日はかなり入るので、良く考えないといけませんね。