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拉致の真相調査、何故国連を引き出さないのか
北朝鮮による拉致問題、その真相解明は「国連」に求めるべきと思っています。マスコミ報道を見ていると、殆んどが日本政府を追求している。このサイトでも論議されていますが、「国連」に真相解明を求めるべきという意見は見られませんでした。《拉致 国連 でヒットは8件》 そもそも、被害者側と加害者側が協議して真相解明できるとはどうしても思えません。加害者は非を避けようとし、被害者は感情的になります。ましてや相手は北朝鮮です。 「国連による査察」は核問題に限定されるべきではないと思います。拉致問題こそ「国連の査察」で解決すべきではないでしょうか? 皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。
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まず第一に、イラク化させないためには、北朝鮮の国際的孤立は避けたいところです 現在のところ、日本国内で実行された拉致関連事件で実行犯が分かっているのはシン・グァンス一人ですが、拉致自体の実行犯であった証拠はなく、拉致被害者の身分を詐称していただけです 実行犯の特定一つとっても北朝鮮の協力が無いと不可能なのが現状であり、『すでに処罰した』と言っている犯人を日本に引き渡すとも思われません(日本の司法の一事不再理の原則にも反します) だからといって、『一部妄動主義者の犯行だなんて信じない。国家ぐるみだ』と国連で非難しても、根拠は敬愛なる将軍様の謝罪の言葉(それも国家ぐるみとは一言も言っていません)だけですから、北朝鮮側が言を翻せば水掛け論にしかなりません 万一、アメリカのバックアップなどで非難決議が得られたとしても、作る借りの割りに得られるものはそう多くはないでしょう 相手は人命の軽い社会主義国です もし、国連調査団派遣などとなったら、核施設などよりはるかに簡単に関係者を消し去ってしまうでしょうし、日本は、イラク化して一層危険になった隣人を抱えることになると思います
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- cse_ri2
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他の方の回答にあるように「国連」の存在を過信しすぎて いると思います。 相手は「首領さま」が統治する世界に類を見ない世襲制社会 主義国家であり、過去の行動をみればわかるように、陰謀・ 謀略・虚偽なんでもありの国家です。 かたや日本は、憲法に縛られて軍事カードは一切使えず、 国内には朝○新聞など左翼系の親北朝鮮勢力が足をひっぱり、 また真相がようやく世間に知られる中で拉致問題に対する 国民感情は激高する様相を見せています。 こんな状況の中で、害務省(いや外務省)をはじめとする 日本政府だけで拉致問題を解決するのは、たしかに困難な ように見えますが、私は楽観的に見ています。 客観的に見れば本当に追いつめられつつあるのは北朝鮮の 方であり、日本と国交を開き名目は何でもいいから経済支援 を受けなければ、いずれ自国の体制維持が不可能となります。 (現在の北朝鮮の最大の国家的目標は、現体制の維持です) またイラク問題もあります。No.2の方の回答にあるように アメリカが日本と北朝鮮との交渉を容認している背景は、 対イラク軍事攻撃を目標とするアメリカは、極東における 軍事的緊張を緩和したいと考えているからです。 イラク問題にケリがつけば、アメリカが次の標的として北朝鮮 を狙う可能性は大きく、これは北朝鮮としては避けたい状況です。 国連でちまちま会議をしている間に国際情勢は大きく変動 するでしょう。 ここは小泉首相がいうように、日・韓・米の連携の枠組み の中で、日本と北朝鮮が直接交渉するのが最も迅速な手段 であると思われます。 日本は直接は軍事カードを切れませんが、背後のアメリカ から圧力を加える手段があります。ブッシュ大統領に迷惑 を被っている他国の方には申し訳ないですが、今の日本に とってブッシュ大統領率いるアメリカは、強力な援軍です。 後は日本が独自に行使できる経済カードをちらつかせつつ、 拉致問題や不審船問題(これからは工作船という用語に変更?) さらにはテポドンや核開発などの安全保障問題解決に向け ての包括的な交渉が可能となります。
お礼
大変ご丁寧なご回答に感謝します。 「私は楽観的に見ています」のくだりを読み、少し胸が楽になった気分です。北朝鮮が交渉の過程で少しずつでも良い方向へ変化してゆくよう願っています。
確かに日本政府がいくらがんばったところで 解決できるとは思えません。 しかし、日本国が、がんばれば解決できると思います。 今回の訪朝の背景はアメリカが北朝鮮を攻撃目標とした事と 日本の不景気で北朝鮮への送金が激減した事にあります。 アメリカに軍事カードがあるように、 日本には経済カードがあります。 経済支援では、中国、ロシアを味方にできますし、 朝銀問題や、一部の業界からの送金問題では、 北朝鮮にとって死活問題です。 訪朝前に野中、土井といった大物には手を出せなかったにしろ 鈴木、加藤、辻本といった、愛弟子追放で 北朝鮮族を牽制しました。 国内の抵抗が無くなれば、政府は経済カードを切ることができます。 族議員の抵抗が続くようであれば、 アメリカのシナリオ通りに進みます。 日本が経済支援をちらつかせ、時間かせぎをしている 間にイラクを攻撃し、その後、北朝鮮を攻撃します。 金政権を崩壊させ朝鮮統一させれば、日韓の拉致問題も 解決です。 そのかわり、朝鮮に米軍を常駐させ支配下におきます。 このアメリカの暴走をとめるためにも、日本はがんばらなければ、 いけません。 少なくても国連による解決が無いのは確実です。
- bonnnou
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国連の存在を、過信しすぎていませんか? 現実を理解せずに、自分で作り上げた「空想」を、国連そのものと思っていませんか? 国連の何処に、貴方が考える「力」があるのでしょうか? 北朝鮮にも、「核査察」が、入ったりしますが、これは、「核の脅威」が与える影響は、1国に留まらず、周辺国や、「核」が輸出されるかもしれない国の周辺国、強いては、世界全体の脅威になるとする、「核保有国を増やしたくない」米国の理論により、米国の音頭で、国連決議をとり、米国中心となって、実施してにすぎません。 これに、日本人拉致問題をあげても、それは、北朝鮮と日本の問題であり、国連が、行動すべきものではないと判断されるでしょう。 また、それなりの行動を、国連が行うと決議されても、その費用はどうするのでしょうか?万一、北朝鮮がそれに従わない場合は、どうするのですか? それらの決議を求めるにも、大変な根回しと、外交手腕が必要で、最後まで、完結しようとするとき、莫大な費用が必要なのも事実です。 そして、最終的には、日本が中心となって、北朝鮮へ、武力派遣することも覚悟も必要でしょう。 国連の理念は確かに必要でありますが、現状では、「大国」の理論を、正義にするかえる、「クラブ」「集会」にすぎません。
お礼
有り難うございます。 「過信」というより「藁にもすがる思い」なんです。「国連なら何とかしてくれる」とも思っていません。しかし、日本政府がいくら頑張っても解決するとは到底思えません。そうなると「国連かな」となるわけです。 たしか国連には人権委員会もあるし、多国間問題だけを対象とする組織ではないと思っています。 もうすこし勉強してみます。有り難うございました。
お礼
ご意見有り難うございます。 あまり国連の実力・実態を知らずに「国連」に期待しすぎていたかもしれません。 ただ、Singolloさんのような見識の上にたってのマスコミ論調なら良いのですが、いまの政府に「しっかりせよ」という考えだけでは、単に日本政府の無力さ以上に限界を限界を感じます。