「シークレット」「引き寄せの法則」の反対意見を聞かせてください

質問

「思考が現実になる」というスピリチュアル系ベストセラー「シークレット」や「引き寄せの法則」についてお尋ねします。

ネットで検索しても、良いことが書いてあった・やったみようという意見がほとんどでした。
そこで、この本を読まれてまったく響かなかった方、反感や反対意見を持たれた方の感想を聞かせていただきたいのです。

私には「証明不可能な当たり前のことを言ってるだけ」程度の反論しか浮かばずモヤモヤしています。
どのような切り口でも結構です。
宜しくお願い致します。

回答No.1

noname#49694 · ベストアンサー

まあ確かに当たり前で、何だか３００年前の哲学よりひどい無意味な思想ですね。でもまあなぜブームになるかもよく分かる気がします。批判の方法はいくらでもあります。私なりに思いつくままに述べてみましょう。

批判方法１　エゴイスティックで他者志向性が著しく欠落している

　いわば自己暗示のようなもので目的達成をはかれるという考えは基本的にエゴイスティックであり、社会における他者の存在を喪失しています。いうまでもなく人は社会的動物であり、他者に対する配慮を欠いています。

(2)自己願望の達成＝幸せという暗黙の前提

　他者志向が欠如するため、自己願望の達成、自分の問題の克服こそが自分を救い、幸せへと導くという方程式が暗黙的にできています。しかし、世の中そんなに甘くありません。自己願望＝幸せではなく、人間はそもそも他者のなかに幸せを見いだすのです。他者の幸せが自分の幸福にもなるのです。

(3）内因を第一義的におくために外因を無視し、自己破壊を招きうる

　内因とはここでの思考とか意識ということです。この思想はこの内因を自己変革のための最も大事なものとしています。でも逆にいえば、外因に対して閉鎖し、自己絶対性を唱えているようなものです。つまりすべては自分の思考からはじまり、自分の思考が良いことをすべて達成しうるということであり、逆にいえば自分の考えがすべて正しいといううぬぼれにつながります。つまり人間の欠陥性を無視しています。
　ここには先生から、親から、友人から教えられるとか、叱られるとかいった外因がそこにはないのです。この思想ではそういった一切の外因は無視せよといっているようなもの。精神的に能力的に強靱な個人ならいいですが、弱い無能な個人であるほど自己破壊を招くことになります。つまり自己暗示しても、達成できない悩みがつづき、自己嫌悪になります。

回答No.3

sutekicut

以下のお二人の回答者とまったく同意見です。

引き寄せの法則は確かに、真理をついています。
ただ、誰でもできるわけじゃないと思います。

自分はこの原理を頭だけで理解していたため、ひどいことになりました。

この本を読めば、誰でも成功できるとは、今の私には到底思えません。

変わるチャンスは与えてくれるので、それだけでも十分ですが！

回答No.2

noname#48492

私は「ザ・シークレット」「引き寄せの法則」を否定する気はないです。

ただ、人づてに情報を得たからといって、万人がそのまま使える法則だとは思いませんね。かなり、個人個人で理解が必要なので。

「引き寄せの法則」を実行するには、「本人が本人のことを本当によく理解していなければならない（成熟していなければならない）」という但し書きがつきます。

自分のことをよく分かっていない人は、「本当の願いではない願い事」を心に描いてしまいます。
（具体例を挙げるなら、本来質素に静かに暮らしていくのが好きな人が、億万長者になって華やかな生活をしたいと考えるような感じですかね）
思い描くのが「本当の願い事」ではないから、結局不安になって迷い、引き寄せができません。

じっさいのところ、人それぞれで本当の願いってかなりばらつきがあると思うんですけどね。
未熟な状態だと、「世間一般で素晴らしいとされる」ことが、自分にとってもベストなものだと考えたりしてしまうので。

引き寄せの法則を使いこなせるほどに「理解」を深めるのは、実のところかなり難しいものがあると思うのですが、そういう部分が伝わりきっていないのが、「引き寄せの法則」「ザ・シークレット」の問題点といえるかもしれませんね。